『アンの日記』は、2014年に、
片側顔面痙攣のための微小血管減圧術(神経血管減圧術・MVD同様)を受け、
手術は成功、
入院中の容態もすこぶるよく、
退院後は痙攣消失、
現在、満面の笑顔で暮らしている元患者が書いています。


この頁は、
今現在手術のための病院・医師選びをしている方に、
手術成功率をあげるために医師にすべき質問
をご紹介します。(2016年10月更新)



◆【片側顔面痙攣手術について】

1.手術の正式名称
頭蓋内微小血管減圧術=Microvascular decompressionn(MVD)
或いは神経血管減圧術=Neurovascular decompressionn(通常略称無し)

 
頭蓋内微小血管減圧術は、
片側顔面痙攣三叉神経痛舌咽神経痛に共通の手術方法です。
これらの疾患は、圧迫された神経の種類が違うことにより症状が異なっています。


2.手術の歴史
1960年代アメリカが始まり。
既に日本でも脳神経外科での根治治療法として確立された手術方法。


3.手術の内容
全身麻酔下で脳の深部で神経に接触する血管を剥離し、
神経への接触(圧迫)をのぞく手術。


4.具体的な手順
耳の後ろ付近の皮膚を切開し、頭蓋骨に穴をあけ、直下の硬膜を切開。
手術顕微鏡で圧迫血管等をはなす。

微小血管減圧術詳細はこちら
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-35.html





今日のPoint
◆【手術の成功率・治癒率をあげるためにの二つの質問】
~誰もが最低限するべき質問!~

頭蓋内微小血管減圧術確立された手術方法と言われながら、
施設や医師によって80~95%と成功率に差がある手術です。

決して100%にはならない成功率ですが、
手術の成功率・治癒率をあげるために、
医師にできる大事な質問があります。



Q1.手術の際、神経から血管をはなす方法はどちらですか?


インターポジション法
血管と神経の間に挿入物を入れる方法。(間にスポンジ状のものを挟む)

トランスポジション法
血管と神経の間に物を挟まず血管を移動させ、圧迫が起こらないように固定する方法。

微小血管減圧術の手術で高名な医師や病院のサイトで、
「間に物を挟まずに血管を吊り上げる」
「血管と神経の間に物を挟まないことが重要」
 移動血管方式 etc.
と記載されているのはトランスポジション法の説明です。


どちらも微小血管減圧術と呼ばれ、①②はその中での減圧方法の違いです。
以前は①の方が主流でした。
①よりも②の方が確実に減圧でき、
数年後の再発率が低くなると言われています
①よりも②の方が高い技術が要求されます。
十分な修練を積んでいる医師はわずかです。



Q2.手術中、聴神経へのモニタリングは行っていますか?

モニタリング装置の使用で聴覚障害のリスクが軽減できます。
※装置を使用していない施設がたくさんあるようです。

手術中、聴神経への負担を測定できる装置は2種類。
○ABR auditory brain stem response=聴性脳幹反応)
○BAEPbrainstem auditory evoked potentials=聴覚脳幹誘発電位)


 注 意 (日本神経治療学会資料より)
どんな熟練医であっても、
同側聴力障害を0%にすることは不可能であるとも言われています。




術中モニタリングを行い、
トランスポジション法を取ることによって
手術の成功率・治癒率が高まります


トランスポジション法の技術を身につけていない医師が、
モニタリング装置が無い病院が、わざわざ患者に
「・・・できませんけど・・・」
「・・・ありませんがいいですか?」

とは言いません。
(別に違法ではないですから)

患者は最低限この2点については、
自ら医師に質問することをお薦めします





◆【その他の神経圧迫症候群について】
三叉神経痛舌咽神経痛の場合~

圧迫されている神経の種類によって異なった症状が現れています。
神経の種類や神経の通る場所の差によって、
リスクの種類や大きさが若干異なります。

トランスポジション法について
⇒全ての疾患において、治癒率の高上/再発率の低下に有効です。

モニタリングについて
三叉神経痛の場合、医師・個人の状態により絶対条件ではありません。



 注目 
コンパクト版簡単に分かりやすく!という皆さんはこちら。
「片側顔面痙攣の手術の成功率を上げるKEY☆☆☆」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-18.html




何事にも「原則」があると同時に「個人差」があります。
病院では必要な質問をするとともに、
自分の体調、状況について正しく話せる患者になることが
良い結果に繋がります。
皆さんが最善の結果を得られますように。   





 KoKoRoの声

診察室に入ると、何故かちょっと緊張する。

お医者様は患者の顔色を見ているけれど、
こっちもお医者様の様子を見てしまう。
「こんな質問したら失礼かな。」
「バカバカしい質問かな」

とか、結構気になる。



でも、今日の二つの質問は、
手術前に絶対するべき大事な質問



いいお医者様なら、
患者の真剣な質問に嫌な顔をするはずがない!


最高のお医者様なら、
「良い質問だね」
「良く勉強してるね」

って褒めてくれるかもしれない。
私の主治医はそうだった。




必要ない緊張、つまらない羞恥心は捨てて、
自分のために大切な質問を忘れずに!  




市民公開講座で聴講した賢い患者になるためのコツです。
その1~3
「上手に医者にかかる10カ条」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html

「安全な入院生活のポイント~いろはうた~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-295.html

「医療ミスをなくすための20カ条~自分でできること」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-296.html

私自身の病院・医師選びはについて。ご参考になれば。
「病医・医師選び~手術の成功率を上げる要因・チェックポイント~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

病名について今一度考える頁です。患者数も記載
『両側の顔面痙攣、眼瞼痙攣、眼瞼ミオキミアについて』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-402.html

微小血管減圧術の詳細。(注:私の主治医A医師からの説明)
「片側顔面痙攣 入院1日目~手術説明~②微小血管減圧術」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-35.html
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片側顔面痙攣の手術の場合、
まずは、
地域の病院で診察・治療(あるいは経過観察)。
次に、
エキスパートの医師のいる病院を受診し、手術前検査・手術の日程調整。
そして、
入院・微小血管減圧術(神経血管減圧術の手術etc.名称色々)の手術。

こんな経緯を辿る方がほどんどなはず。

今、M記念病院を検討中の方のために、
M記念病院の手術前外来の様子(初診を含む)をご紹介。


まずは電話で初診予約 】
内容は、事前にメモをして簡易に伝えましょう~

・ 
初診(←初診です! セカンドオピニオンという言葉は使わないこと
・ MRI / 紹介状 / 診療情報提供書 等の有無。
・ その他特別な事情がある場合、状況説明。
(例)
遠方で、外来回数を調整したい。 / 付き添いが必要なため外来回数を調整したい。etc.


【 手術・入院前の外来内容】
(2014年6月現在の流れ。ご参考まで。)

A.症状の確認。
B. MRIにて頭の中の状態の確認(画像持参)
C. 術前検査。(メンドクサイから着脱しやすい服装で!
D. 術前検査の結果の確認。
E. 入院手続き。
 
 入院  (どうせするなら、楽しんじゃいましょう


【 外来の流れ~ケーススタディ~ 】※私はケース3

ケース1 一般的なケース
 「片側顔面痙攣でA医師の外来予約をお願いします。」

初診   A、B、C
2回目   D、E


ケース2 少し簡略化させたいケース
 「遠方なんですが・・・。」 「手術の日程を急ぎたいんですが・・・。」etc.

初診   A、B、C、E
(2回目)   D (検査内容に問題が無ければ、A医師からの電話連絡のみで終了。)   


ケース3 少し先に手術をしたいケース 
  実際に手術するよりかなり前(1年前とか)でもOK。予約は早い者勝ちです
「春休みに手術をしたいんです。」 「○月頃仕事の都合がよくなるはずなんです。」etc.

初診   A、B
2回目       C
3回目  D、E

※手術前検査には「有効期間」がある為、手術日を決めてから逆算する必要があります。
病院によって「規定」が大きく異なるようです。M記念病院の場合2ヵ月。(カナ要確認)
(厚生労働省規定があるのかどうかまだ見つけられません。見つけ次第追記しますね。)
予約はキャンセル可。繁忙期を希望の場合は早目に予約すべし


ケース4 持病がある場合や高齢の場合
 「今○○○○の治療中です。」「もう、○○歳なんですけれど・・・」etc.

初診   A、B
2回目    
3回目※血圧コントロールだけでも要通院。
4回目 (詳細は、各自確認して下さいね。)   

・     C、D、E
患者毎のオーダーメイドになります。
追加検査 / かかりつけ医への情報提供依頼 / M記念病院内科受診 等。
適切な情報を揃え、万全な状態で手術。省略・簡易化できないケースです。


【 その他 】

MRI画像持参を前提として説明しました。
MRI画像が無い場合は、初診時にその旨を話して下さい。(要予約のため後日検査)

※他の病院で撮影したMRI画像を持参できなかった時は、その旨を医師に話して下さい!
何度もMRI検査をしたらダメですよ!


地域病院でMRI検査、診断を受ける。

画像コピーと紹介状を持参して、M記念病院を受診。(電話予約)が一番楽ちんな方法





お問い合わせを受けたケース全てを書いたつもりですが・・・
こんな感じで網羅できてますか?
まだ分かり辛かったらごめんなさい。

M記念病院では、ボツリヌス治療も行っています。
治療方法を検討中の方は、ご相談を。


皆さんが、皆さんにとって最善の治療を選択できますように・・・
医師の前では「言いたいことが言えない」そんな皆さんは、
メモを作成して持参すると心が落ち着きますよ。お試しくださいね。


 豆 知 識 

持参したMRI画像はコピーされ、戻されるので何度でも使えます。
私は、MRI画像は1枚、紹介状を3枚使用しました。ちょっとやり過ぎました。
(最終的に決断するまで4病院受診)

私が4人の医師を受診した6人の医師からアドバイスを受けた内容はこちら。
2013.11.15 「セカンドオピニオン~6人の医師の見解の相違」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-23.html

日本のMRI CT保有台数について書いています。ご興味がある方はこちら。
「脳疾患を初期に発見できる技術~人口100万人当たりの保有台数第1位の日本~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-151.html

2013年11月のこの日。
M記念病院脳神経外科の待合室に座りながら、
自分の間違いには既に気付いていた。


片側顔面痙攣手術の権威と言われるT医師は、
この病院にいらっしゃらなかった。

現在(2013年11月)のHPでは、
2012年7月から新体制をとっていると説明されていた。
既に1年以上前に体制は変わってたいたわけだ。

ぬかってしまった 
資料が古かった。。。


そうと知りつつ、
せっかく(通院中の総合病院脳神経外科で)紹介状を書いてもらったので、
予約の電話をいれてみたら、
いつもは仕事がある曜日なのに、
指定されたこの日はたまたま休みだった。 


つい、
ご縁があるのかな・・・と思ってしまった。


真面目そうな事を言ったり真剣に調べているわりに、
結構いい加減なところがある私。

まぁ、行ってみるか。
と軽い気持ちで来てみたのだけど。。。

遠かった。
おまけに電車にも乗り間違えた。
着いた駅は大きいし、人がいっぱで、
なかなか改札まで辿りつけないし、
病院に着いた頃にはうんざりしてしまった。


やっぱり、近くの病院は楽でいい。



待合室でなが~い時間を過ごすうちに、
心底うんざりしてしまった。

そのうちに、
眼の引くつきに加え、口元の引くつきも強くなってしまった。

知らない医師とのお話しは、緊張するに決まってる。
片側顔面痙攣患者にとって、
知らない環境、緊張するシチュエーションってできるだけ避けたいものだ。
痙攣が酷くなっている間は、誰かとお話するのは辛い。。。




待ってる間に、
すっかり来たことを後悔し始めてた。



 深ーく後悔していた頃、やっと名前を呼ばれた。

初めて対面した脳神経外科医のA医師は・・・

若かった。。。
片側顔面痙攣手術の権威のおじいちゃん先生に会いに来るはずだったのに、とっても若い先生と面談することになってしまった。。。
と、会った瞬間に思った。

とは言え、今までの経過はしっかり話した。(わざわざ遠くまで来たんだしね!)



【私の片側顔面痙攣の経過】

●2010年春頃から右目の下に軽度の引くつきを感じる/友人からも指摘される

●2012年6月頃から右眼の下の引くつきに加え、右眼の周囲全体の収縮も感じる/ その後頬から口元の引くつきも感じる 
  
●2012年10月総合病院の脳神経外科を初診/MRI検査の結果、血管の圧迫による片側顔面痙攣と診断される/特に治療せず/
               右側顔全体を奥に向かって引っ張られるような感覚がするようになる

●2013年9月よりメチクール(メチコバールと同様)を継続して服用中(副作用なし)/リボトリールは1錠だけ飲んだ事がある(副作なし)/ ボツリヌス治療等は受けていない/右耳が始終わずかに痛む


こんな感じかな。
病状なんて文字にしてしまうと短いものだ。

A医師は、黙って私の話を聞いてから、お決まりの反射テストをして、
「間違いないね。片側顔面痙攣ですね。」
とおっしゃった。

勿論だ。ところが、そこから先の診断が違った。

最初の医師診断1 顔面神経に太い血管があたっている。神経に絡まっているかもしれない。
A医師診断2 顔面神経に細い血管があたっている。それが経を圧迫している。


診断1の話をしてMRI画像でもう一度確認してもらったけれど、A医師は自信を持って

「いや。あたっているのは細い血管です。」

とおっしゃった。



何で?



同じMRI画像なのに何で診断が違うの?

そんなのアリ???


MRI検査は最初の総合病院でのみ。画像をCDにして紹介状ともに持参しています。



紹介状持参での診察予約、紹介状無しでの大きな病院での予約。
「予約」にもちょっとした工夫ができます!(あるいは病院によっては工夫が必要です。)
予約の前に、「私のブログだけの特別レクチャー」を読んで下さいね!
2013.11.20「手術のための紹介状~フリーアクセス~予約の工夫!」







頭の中は???

なんで同じMRI画像なのに診断が違うんだろう???
と言う疑問でいっぱいだったけれど、
”Mr.脳神経外科医”(=Mr.脳外)みたいなクールな感じのA医師は 、
(私見です
全く表情を変えずにどんどん話しを進めた。


A医師
「リボトリールは飲まなくていいと思うよ。メチクール、効かないよね。」
とおっしゃった。

効くか効かないかは継続して飲まないと分からないと思っていた私は、
困惑してしまった。



診断結果が違う。
薬の認識が違う。
???頭の中は???がいっぱい。



ちょっとパニクリ始めた私だったのだけど、
Mr.脳外みたいなA先生は、
私にお構いなしにボツリヌス療法(ボトックス注射)の説明。



私は、ボツリヌス療法は定期的に継続して受けなければならないのが嫌なので、
自分は根治治療である手術にチャレンジしたい旨を正直にお話した。


A医師は、一般的な片側顔面痙攣手術に伴うリスクに加え、
私がまだ若く(中年だけどね!)脳がまだ大きいので、
作業スペースが小さいというリスク要因があるとあくまでクールに説明してくれた。



そして、じっと私を見ながら静かにおっしゃった。



「患者さんはみんな、周りの人が思っているよりずっと困っているよね」
「みんな必死だよ。必死に調べてここにやって来る。」



思わず、本当に思わず、自分でもびっくりしたことに、
目に涙が浮かんできた。


A医師のお話しを聞いているうちに、
片側顔面痙攣のみんなの気持ちを聞いているうちに、
私は初めて自分の気持ちに気付いた。


「どうすべきか、どうやったら治るのか。」
そればかり考えて、
一生懸命自分でできる対症療法をやってた私だけど・・・
私は、自分の症状が片側顔面痙攣の症状だと分かってから
ずっと悲しかったんだと思う。


頭では、もっと大変な病気や怪我で苦しんでいる人がいるんだから、
こんな事で愚痴っちゃいけない。
へこたれちゃいけないって、
夫にも親にも、友だちにも全然一度も言ったことはなかったけれど・・・


自分でも気付かなかったけれど、
私はずっと悲しかったんんだと思う。



今、この文を綴っていてもあの時の気持ちを思い出して涙が出てきた。


あの日、私は初めて悲しんでいる自分に気づいた。




そして、悲しい気持ちを分かってくれているA先生の言葉を聞いて、
私はとっても嬉しくなった。




診察室に入る前に後悔していた気持ちも、
診察室に入ってから疑心暗鬼になっていたのも忘れ、
すっかりその気になって手術の説明を聞いてしまった。



片側顔面痙攣手術の方式については病院HPで説明されていたけれど、
更に、治療後の経過・合併症等について、、
用意されていた用紙に沿って、Mr.脳外のA医師は、
あくまでクールにお話し下さった。


説明は分かりやすいなーと思ってちょっと安心。




合併症などの項目は、全部で13項目あった。
手術のリスクのうち幾つかは、脳神経外科の他の手術でも起こり得るリスクだった。
医師は、数%あるいは、ほぼ無いと思われるリスクも説明する義務があるのだと思う。
13項目のうち①手術側の聴力障害②手術側の顔面麻痺について③随液漏れについては、
片側顔面痙攣についてのサイトにもたくさん書かれていた。
説明を受けながら、その他の項目について改めて考えなければならないなと思ってた。



人の説明を受けながら、その場で正しい判断を下すのは難しい。
何かの契約をするなら、一旦書類を持ち帰って、
時間を開けて熟考するのが、物事を決定する時の最善の方法と常々思っている



思っていた私だが・・・
その時は、Mr.脳外の 貫録 と 自信に後押しされて手術の予約をしてしまった。。。
(若そうなんだけど、落ち着いた声のせいか貫録もある。)


 
M記念病院では、入院は手術の前日でよく、術前検査は事前に外来で行うので、
術前検査の予約もした。


たった一回の外来で、たった一回の先生との面談で、手術の予約を入れてしまった。


私にしては、あり得ない位の超スピード決定だ。


Mr.脳外の 貫録 と 自信
そして患者の気持ちを分かってくれている感にとても好感は持った。


、 " 好感 ” そんなものだけで自分の頭を開けさせるほど、
私は甘くもないし、若くもない。
(若い時は、気持ちだけで動いてたけど。。。 今は、熟考できるくらい歳も熟した!)



診察室を出ながら、頭はめまぐるしく働いてた。




脳神経外科歴何年だ?(やっぱり若そうに見える)

片側顔面痙攣の手術実績は?

果たして信頼に値する人物か?

M記念病院のA先生っていったい何者だ???



そもそも、MRI画像の見解が違うのはどういう事か? 




信じられないことに、病院に行ったら謎と疑問が増えた。














MRI画像に対する見解が違う。


「セカンドオピニオンならぬ、
サードオピニオンを聞いて白黒つけなければ!」

と思いWeb検索していたら、
なんと昨年までM記念病院にいた、
片側顔面痙攣の権威ある T医師 が、
T病院で診察をしているのを見つけた!


M記念病院のHPには、
医師医師のもとで5年間経験を積んだと書いてあった。
つまり、A医師はT医師の1番弟子
(こんな言葉はいま時使わないのかも。




「な~んだ。医師からMRI画像についての意見をもらい、
ついでにA医師のお墨付きをもらえばいいんだ~」



good ideaと思えたけれど、
ことは簡単に進まず、
まずは、K病院のU医師に紹介状を書いて頂き、
やっと、日本で一番の微小血管減圧術手術症例数を誇る
T病院の
T医師の診察まで辿りついた。
(2013年までの総数:4000件以上)



U医師によると、
T医師は、日本で一番、おそらく世界で一番症例数の多い現存する医師らしい。
(本当にそうおっしゃっいました
その意味は、
現在(2013年現在)手術を行っている中で一番症例数が多い医師。
まぎれもなく片側顔面痙攣名医と言われる医師。



勿論ちょっと年配の医師。
(これだけ手術数があるのだから、それなりにお歳なのは当然)





これでもう4人目の医師の診断。
4人もの医師を受診するのは大変だったけれど、
おかげで名医と呼ばれる医師から、
一般的な微小血管減圧術の難易度を決める要因を聞けた。ブラボー
これが、みんなには一番大切!




◆【名医と呼ばれるT医師による私の診断】

手術に値する症例(U医師は、値しないと思っていて紹介状を書いて下さった。)
・MRI画像より、細い血管が神経に当たっていると思われる。
手術の難易度については、難しいとは言えない。



◆【T医師が語る手術の難易度を決める要因】


①責任血管について(血管の太さ、種類、どれだけ動かせるか)
②患者の体質、体調
③術後の感染症があるかないか
④医師の手術の腕


①については、
顔面神経を圧迫している血管が長いか短いか、
あるいは癒着しているかどうかetc.によって、
どれだけ動かせるかが変わってくる。
圧迫を除くため&再発予防のためにはなるべく神経と離したいが、
それは開頭してみなければ分からないとのこと。

④については、
同じ症例でも 「簡単と感じるか、難しいと感じるかは医師の腕次第 
とのこと。




そして、
「どんなに上手い医者でも、数%は成功しない。」
「数%と聞くと患者は高い成功率と思うけど、
仮に5%が上手くいかないとすると、20人に1人が上手くいかないという計算になる。」
「医者としては、随分上手くいかないなーと思わざるおえない。」

とお話し下さった。
すご~く本音でお話しする医師だと思った。


続けて、
「でも、仮に片耳が聞こえなくなっても、実際日常生活に影響ないんだよ。」
と、あっさりおっしゃった。

ユニークな先生だ・・・ 





”権威のある医師”(=名医)というから、
どんなに偉そうな医師かと思ったし、
U医師には、
「あなた位の症状じゃ、追い払われちゃうかもよ~。」
なんて脅されていたからドキドキしていたけれど、別に怖くはなかった。
(ほんとは、怖いと有名な先生~。)


PCを見つめながらどんどんお話しを進めちゃうわりに、
ノート持参の私にも気付いていて、時々
「大丈夫?ちゃんと質問してね。」
なんて声もかけて下さって、優しい


そしてPC入力終了とともに、
カレンダーを指しながらおっしゃった
「いつにする?僕はここから空いてるよ!」


けっこう空いていて、
え!



優柔不断な自分が呪わしい。
つい、つい、つい予約を入れてしまった。
M記念病院の手術予約と同じ日に。。。


M記念病院のA医師についての話しは、
中に浮いたまま飛んでいってしまった。。。
(途中から話がそれて、聞くのを忘れちゃった。




この日私は、
MRI画像の見解については白黒がついてスッキリできた。
(3対1の内容。最初の医師の見解が)

“日本で片側顔面痙攣微小血管減圧術)の手術症例数数では一番
と言われるT医師の手術の予約も取れた。





だけど・・・
どうなんだろう・・・

T医師が診察していると知った時、
私はT医師がまだ手術をしているとは思っていなかった。
てっきり、もう診察だけしているのだと思ってた。
(だって、それなりにお歳。)

いったい、
医師の手術最適年齢って、幾つなんだろ・・・。

名医と呼ばれる医師に会えたのに、
私は、ますます大きな悩みを抱えて帰宅した。






  注   目  
 
手術をお考えの皆さんに大切な情報

微小血管減圧術は、
片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛の症状に共通の手術方法です。

微小血管減圧術の対象となる片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経は、
手術を絶対にしなければならない疾患ではありません。
ただし、微小血管減圧術が根治のための唯一の方法となります。







2016年。引き続き、市民公開講座や、最先端医療講座などに参加しています。
『手術の成功率~数%の違いをどう考える~?』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-445.html

『上手に医者にかかる10カ条~賢い患者になるために~その1』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html


セカンドオピニオンについて、新聞記事より
『今時の医療~患者が主体的に選ぶ医療~情報の共有で納得』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-347.html

私の手術を成功に導いた秘訣は、ご案内頁(サイトマップ)から。
「片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛の皆さんへのご案内
~微小血管減圧術手術の成功率をあげるためにできること」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

手術をお考え中の皆さんにご注意です!
成功率をあげるためにも!
「医師にして欲しい大事な質問~手術の成功率をあげるKEY」(詳細版)
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-16.html

NEW2016年記載
お急ぎの方、私が選んだ執刀医師はこちらから。
『私の執刀医について~頭蓋内微小血管減圧術の症例数を見て』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-547.html




自分で考え自分で選択する。
そういう一つ一つのステップが、手術の成功や治癒力の向上に繋がるのだと思います。
皆さんが、皆さんにとって最適な治療の選択ができますように。 

2010年頃、
眼の下あたりにピクピクと引くつきを感じてチックだろうと思い、
睡眠をとったり、ストレス発散をしたり、食事を工夫したりしながら暮らしていた私は、

2012年
あきらかに頬、口元まで痙攣しだしたのをきっかけに、
総合病院の脳神経外科でMRI検査を受け片側顔面痙攣と診断されました。
(この間1年半くらい?)

2013年
東洋医学の鍼治療をしながら、
やがて西洋医学の対症療法の一つメチクール(ビタミンB12製剤)の服用開始。
日々の努力もあってか多少の寛解を感じながらも、
唯一の根治治療である微小血管減圧術という外科手術をする決心をしました。




10万人に数人と言われる片側顔面痙攣患者は、
糖尿病や癌で患う方のように本やテレビからの情報はほぼ得られないに等しいので、
慣れないながらもWeb検索にたよって、情報収集に努めました。

そして、
気が付いた時には、合計4人の医師から診察を受けていました。
(うち医師名医と言われる医師
微小血管減圧術の手術数日本最多。症例数4000以上。)




■【4人の脳神経外科の診察後の見解】

①最初の医師 
MRI画像見解 ⇒ 太い血管  / 手術は薦めず /  薬を薦める

②M記念病院A医師
MRI画像見解 ⇒ 細い血管 /  手術に対応  / 薬は薦めない

③K病院U医師
MRI画像見解 ⇒細い血管 / 手術は薦めず / 権威であるT先生受診を薦める

④T病院T医師・
MRI画像見解 ⇒ 細い血管 / 手術に対応 / 薬は否定



※ 他二人の脳神経外科の医師からも意見を頂く。(診察無し)
⑤医師α 
「手術は絶対薦められない。気持ちはわかるけれど、あきらめなさい。」

⑥医師β
「今はいい薬が出てます。薬で治りますよ。」





病名は『片側顔面痙攣』と同じ診断なのに、
脳神経外科医師 6人 ともが違う見解を示されました
(①~④で私が使った言葉の微妙な違いも含め)


脳神経外科医師だけを受診していても、
治療について意見の相違があります。


片側顔面痙攣は、その他神経内科、耳鼻科、眼科等でも診察をしています。
別の科の医師に意見を求めていたら、
いったいどうなったのでしょう?

素人が治療方針を決められず、
悩んでしまうのは当たり前ですよね。




6人の受診は多すぎたと自分でも思いますが、
せめてセカンドオピニオンは必要です。



病院は、混んでいて気分の重くなる場所ですが、
もし1医師1病院のみの診察で治療方針を決めてしまうと、
後になってから本当にしたかった治療とは違った!
なんてことになるかもしれません。
くれぐれもご注意を!




『アンの日記』で皆さんとコメントをやり取りして、
初心時に『片側顔面痙攣』と正しく診断されない方が多くいることに驚いています。

私の場合は、4人の医師全てが即時で『片側顔面痙攣』と診断できる症状でした。
4人の脳神経外科の医師の見解は、
『片側顔面痙攣患者と診断しても尚、治療に関して意見が別れる』
ということを示しています。

初心で病名がはっきりしなかったために、
多数の医師を受診したわけではありません。






私の経験を綴った『アンの日記』が、
皆さんの最善の治療への近道になりますように・・・ 





 KoKoRoの声 

原因そのものより、症状が問題な病気だからかもしれない。
「死なない病気だから大丈夫ですよ。よかったですね!」
と言う意識の医師と、
「症状が出ると辛いですよね。
周りが思っているよりずっと困りますよね。皆さんそうです。」

と言う意識の医師とでは、
治療の方向性が違うのはあたりまえ。
どちらを選ぶかは自分次第!


状況や環境が変わったら、
治療方針を変えたり、投薬、ボツリヌス菌注射、手術と
治療方法を自分でアレンジすればいい
(勿論、信頼できる医師の指導のもと!)

片側顔面痙攣は、
“ 選択の自由のある病気 "なんだから




T医師受診の際の様子はこちら。
『片側顔面痙攣の手術の難易度~By 日本で一番の名医T医師』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-24.html

私は、医師を選ばず手術して、右足の薬指が奇形になっています。
セカンドオピニオンはそんな体験から必要と考えています。詳細はこちら。
『医療ミス・誤診~病院の質・医師の腕~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-28.html

治療について、医師が利用する『診療ガイドライン』があります。
『どうやって治療方針を決めたらいいの?~治療について悩んだら』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-452.html
『ブログより診療ガイドラインでしょ!これもブログだけと』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-487.html

「選択の自由がある病気」という考え方、私は気に入っています。
「選択の自由のある病気♪~自分しだいの治療方法」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-15.html

医師・病院は選択するものです!
『選択の自由~パワーを使って自由に選択~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-109.html




ご 注 意~患者にとっての分かりにくさ~
頭蓋内微小血管減圧術は、脳神経減圧術、神経血管減圧術、
MVD=microvascular drecompression、俗称ジャネッタ式etc.
と色々な表記をされていますが、同じ術式です。

そして、同じ術式の中に、
トランスポジション法インターポジション法があります。
トランスポジション法の方が治癒率が高く、再発率が低いとされています。
技術的には難易度が高くなります。



手術をお考えの際は、術式詳細もご確認
微小血管減圧術の手術の成功率を上げるKEY★コンパクト版』
~片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛~
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-18.html

私のご挨拶、『アンの日記』のサイトマップはこちらから。
『皆さんへのご案内頁~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

微小血管減圧術は、
片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛に共通の手術です。

このブログを読んでいる方には、私はとっても心配症か不安症候群か、優柔不断な中年女性に思われてしまうかもしれません。
でも、ふだんの私はそういうタイプではありません。
学生時代の成績表のコメント欄には「明るく、朗らか」とか「大らかな性格」なんて言うコメントが毎年毎年必ず書かれていました。
実母からは「あなたは能天気だから・・・。」なんて言われるくらい。(これはちょっとどうかと思う言われようですが

病院選びに慎重になっているのには、片側顔面痙攣手術が脳神経外科の範疇となりリスクがあると言う以外に、それなりの理由があります。
皆さんにも、是非慎重に病院と医師選びをして頂きたいので、その理由を書いてみようと思います。

1.過去の自分の経験
①足の手術ミス
三人の医師の意見が全く異なった。
●最初に手術した医師は、簡単な再手術が必要との意見。
●セカンドオピニオンでは、手術方法が間違っている。難しい手術が必要との意見。
●サードオピニオンでは、人間には自然治癒力があえる。このまま様子を見ては?という意見。

そもそも、最初の医師を紹介した医師は、自分が全く知らない医師を、単に私の自宅に近いという理由で紹介していたことが後になって分かりました。
適当に手術の執刀医師を決めたために、私の右薬指は奇形になってしまいました。
大きな事ではないと思っていましたが、私が始終転んでしまうのは、ちょっとバランスが悪いからかもしれません。

②出産後の体調
私は産後、傷口が膿んでしまって、とても辛い思いをしました。
妊娠7カ月までゴルフをして、出産直前まで車の運転。
とても元気で活発な妊婦だったし、医師も看護師も、みんなが私は安産だと心配していなかったのにです。 
産後暫くして異変を伝えましたが、そのまま数日放置されて、再診された時には最悪の状態になってしまっていました。
    
2.実母の誤診
母は、乳癌検査で異常無しの検査結果が出ましたが、症状を見ていた経験豊かな医師が、もう一度再検査した方がいいと助言を下さいました。
助言にしたがって、大学病院で検査したところ、中期の乳癌でした。
初期ではなく中期の癌が見逃されるところだったのです!
母は、結局乳房を全摘する手術を行いました。
手術を行って下さったのは、当時乳腺外科で一番の腕と評判の医師だったおかげで、母の手術跡はとても美しいです。
今まで、あちこちの病院で内科検診や健康診断の際に傷跡を褒められて、何処の病院の手術か質問されているのを、私は何度も聞いています。(全摘手術で筋肉を残す方法は、当時珍しかったようです。)


以上のような経験をしていたら、誰でもちょっと慎重になってしまうのではないでしょうか?

病院の質、医師の手術の腕前には大きな差があることを、私は身をもって知っているのです。

これから手術をする皆さんが、”病院と医師を自分で選択する”ことの意義に気づいて、より良い結果を得るために、私のblogが少しでもお役に立てることを心から願っています。

手術を難しくするかどうかは、「病院の質、医師の腕」にかかっているのですから。


微小血管減圧術について
片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛患者対象)

微小血管減圧術は、確立された手術様式です。
大きくはトランスポジション法、インターポジション法の2種類があり、どちらの方式でするかにより、成功率・治癒率が異なります
詳細は、“アンの日記”でご確認ください。




正しい情報の提供が出来るよう、修正・追加を繰り返しますので、時々過去の記事もチェックしてみて下さい(*^_^*)

日本で一番(もしかしたら世界で一番)の微小血管減圧術の名医と言われるT医師の診察を受けました。
そこでのお話しは、皆さんの病院選びのご参考になると思います。
2014.11.19
「片側顔面痙攣(微小血管減圧術)の手術の難易度~by 日本で一番の名医T医師」


;2014年1月。病院、執刀医師をまだ決めかねていた。
年末からずーっとずぅーと考えていたのだけど、
片側顔面痙攣の術前検診の日が来てしまった。

「とりあえず、行っちゃえ。」と、
またもや悪魔の囁きに従いM記念病院へ来院。
酷い患者だよね。





検査は9時受付。
・CT検査 
(東芝エリアディテクターCT装置アクイリオン・ワン使用。造影剤無し。)
※説明書きが廊下に貼あり。
・胸部レントゲン
・心臓超音波検査
・採血
・聴性誘発反応測定検査
・採尿
・負荷をかけての心電図
・肺活量測定
・外来


M記念病院の良かった点
各検査についての説明用紙をくれる。
検査の趣旨や注意事項、検査時間の目安が書いてあって

エレベータを待っている間、今何階にあるか表示されていると、
人が待ち時間を短く感じるのと同じ原理。
訳がわからないままあちこち行かされるより、
ずっと気分良く検査が受けられる。


悪かった点
健康診断と違ってガウンや履物を借りられるわけではなく、
しかも検査によって部屋が違うから、
衣類の着脱がすごーく面倒臭かった。

もっとよく考えて、脱ぎ着しやすい服装にしていくべきった。
この日の私の服装は大失敗だった。






外来は、当日申しこんだ。
表向きは、2013年の手術状況の確認。

A医師に会って、手術件数や術後治癒率についての質問をした。
A医師の応えは、片側顔面痙攣の権威と言われるT医師の昨年の状況より良かったくらい。
安心できる内容ではあった。
(心の中で比べられたから、何件も受診した甲斐があった

でも、この日の外来の本当の目的は、
Mr.脳神経外科医(=Mr.脳外)のA医師ともう一度話してみることだった。


自分がA医師とお話してどう感じるかを試したかった。

検索で得る情報以上に確実なものがあるとしたら、
それは目の前にいる人間をどう感じるか・・・だと思ったから。



※ここから読んでる方。
Mr.脳神経外科=Mr.脳外は、私がA医師に勝手につけたネーミングです。



検査機器について少しだけ書いています。
2014.04.09 「片側顔面痙攣 入院8日目~①検査・医療機器」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-57.html

『アクイリオン・ワン』は、世界で評価されている高性能CTです。
開発・販売元の東芝メディカルシステムズがニュースになりました。
『世界で戦える日本の医療機器~東芝メディカルシステムズを考える』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-492.html

CT、MRIの保有数は世界第1位です!
『日本が断トツ1位!~MRI、CTの人口100万人辺りの保有数』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-151.html

手術の成功を左右する決定的なものは何なのか?
急な手術では仕方がないけれど・・・、
予定入院なら最低限のことは調べておいた方がいいと思う。


私の言う手術の成功」とは、
単に手術が無事に終わるという事ではなく、
入院前も入院中も気持ち良くいられて、
無事に退院して健康な生活ができるようになるってこと。


そう考えると、単に手術のことだけでなく、
病院や看護師その他周辺環境・術前術後etc.etc.
じっくり考えること、調べることが大切だった。


手術の成功のためにじっくり考え、じっくり調べたら、
心からの安心が手に入った。




安心あんしん
これを手にして入院するのとしないのとでは雲泥の差がある。

ガイドブックも無しにバックパック一つで
言葉の通じない外国へ一人旅にでる
 

                      VS
個人の嗜好も熟知した優秀なツアーガイド付きで、
大型客船(クルーズ)で旅行する



これ位の差に違いない
(想像してね)




私は、若い頃にはバックパック一つで、
35日間のヨーロッパ旅行を満喫したけれど、
(ガイドブックは有り。携帯はこの世に存在しなかった!)

今、中年女子になって、
まして手術や入院に関しては、
全く微塵も、1%たりとも冒険する気持ちは無い。




できる限りの「安心」、そしてその先にある「成功」を求めるだけ。
それは、
自分のためであり、支えてくれる家族への義務でもある、
と思ってる

予定入院だけに、
「安心できる病院に入院するんだよ」って、
家族に言いたい。




執刀医師の選択に迷いに迷っていた私は、
結局手術の成功は、医師個人の腕だけでは決められないという結論に達した。
勿論、
執刀医師の経験・技術、その結果としての成功率は、
手術を成功させる
最も大切な要素
であることには変わりないけれど。





片側顔面痙攣の手術の成功率は、80~95%と言われている。

三叉神経痛疼痛消失率80~95%  :日本神経治療学会資料より)


「15%の差をどう考えるか」

1,000円の物が15%高かったら1,150円。
手間暇考えたら、高くても買っちゃうかってこともあるかもしれない。
でも自分の命は?健康は?
かりに100,000,000円としたら、15,000,000円の差だ。
この差を小さいとは普通言わない。

まして、ほんとうは命も健康もプライスレス。

だからこそ、
手術を成功させる要因はできる限りチェックしておこう



◆【手術前にしておきたいチェックポイント】
~一般的に手術の成功を左右する要因~

1.執刀医師の経験年数・手術症例数
2.麻酔科医師の実力
3.内科医師の実力
4.看護師の質(教育)
5.使用検査機器
6.施設管理(院内感染への注意等)


手術は、外科医の腕だけで成功するものではない。
最近では、医療関係のドラマも多いからなんとなく分かっていたけれど、
術前術後の管理の意味からは優秀な内科医師が、
手術中は優秀な麻酔科医師がいるということがとっても大切らしい。


一人の患者の手術は、
複数の病院関係者のチームワークで成り立っている。

とは、単なる付け焼刃の知識なのだけど。




何をどうやっても、不安や心配って残る時がある。
でも、不安や心配が大きい人ほど、
自分でできる事病院・医師のチェック)をしていれば
安心に少しずつ近づけるし、
時間がきっと知らぬ間に過ぎてくれる。
その意味でも『病院をチェックすること』はお薦め。



追記 2016年8月 

理想を知っていても、できない時もあります。
『アンの日記』を読んで、私を信頼できると思えたなら、
どうぞ『アンの日記』をそのままご活用ください。

2014年7月~『アンの日記』を書き始め、
様々な方と交流を深めた今は、
私は自分の医師・病院の選択方法に自信を持っています
 



一般的な『安心安全な医療を受けるコツ』はこちら。
治療を望まれている全ての方へ。その1~3。特にその3!
『上手に医者にかかる10カ条~賢い患者になるために』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html
その3.医療事故を予防する20の秘訣こちら

私が病院を選択した時のチェック内容はこちら
「病院・医師選び~手術の成功率をあげるためのチェックポイント~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-77.html

医療における『チームワーク』の意味が分かるかも。
「片側顔面痙攣 M記念病院③手術のイメージはF1チーム!」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-86.html

手術の成功率を上げるための質問は必読!
コンパクト版もあります。
「医師にして欲しい大事な質問★手術の成功率をあげるKEY」(詳細版)
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-16.html

 MRI画像の見解の相違について他の医師に確認しながらも、
M記念病院について調べられる限りのことを調べてみた。
手術の成功無事に退院して健康な生活ができるようになること、
と考えている私にとっては、
切ったり縫ったりする手術そのものだけじゃなくて
術前・手術後管理も信頼できる病院
が必要だったから。

チェックポイントに沿ってできる限り調べてみた

病院医師選びの大切さについてのチェックポイントはこちら。
2014.01.20「病院・医師選び~手術の成功率を上げる要因~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

■【手術前にしておきたいチェックポイント】

~ 一般的に手術の成功を左右する要因 ~

1.執刀医師の経験年数・手術症例数
2.麻酔医師の実力
3.内科の実力
4.看護師の質
5.使用検査機器
6.施設管理(院内感染への注意等)


1.について
A医師が、微小血管減圧術の権威と言われているT医師の技術を継承していることは、
M記念病院のHPで確認。
(広告の上手な病医は直ぐに検索で引っかかるけれど、
そうでない病院は優秀でもなかなか検索には引っかからない。

手術件数は、病院に直接電話したらあっさり教えてくれた。
他の片側顔面痙攣で有名な病院と比べても遜色のない件数で満足。
(一旦切った後、改めてご丁寧なお電話を頂いた。広報

ただ、Web検索でA医師の卒業大学や学術論文は分かったけれど(実際はちょっと間違ってた)、
肝心の脳神経外科医歴については検索できなかった。


2.3.について

病院パンフレット・HP、口コミでの確認。
科によっては、とっても有名な病院だった!
全体として多くの手術件数があるのだから、麻酔科も経験値が高いし、内科も術後管理に慣れていると判断。

※ 入院前には麻酔科の冊子はなかなか優れもの
麻酔を受ける患者さまへ~手術を安心して受けていただくために~』


4.について
看護師採用サイト(看護師さん向けのサイト)を見るとしっかり研修している様子がわかったし、
看護師さん仲間のチャットでも、
「M記念病院やXXX病院、ZZZ病 院で働いたら、どこに行っても通用する」
と言われているのも分かった。へエー初耳
それに、片側顔面痙攣の入院患者が多いので、看護師さん達が術後ケアに慣れているだろうと期待。
入院から退院まで一人でやろうと思っている私にとっては、看護師さんが一番の相談相手になりそう。
三叉神経痛・舌咽神経痛の入院患者さんも多く、看護師さんもケアに慣れています。


5.について
直接自分と関係ある一部機器に関しては、優れたものだと確認。
NEW  微小血管減圧術においては、CTよりMRI画像の方が重要。(2015年4月追記)


6.について

新しい病院棟での手術、入院となるので衛生環境は良さそう。お部屋が広くて綺麗
私が入院した病室写真はこちら。
2014.04.03「片側顔面痙攣 入院1日目~M記念病院脳神経外科~差額ベッドの価値」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-32.html


7.その他

M記念病院について言うならば、
入院コーディネート室が設置されていることや病床管理部がしっかりしている事もウリみたいだった。
「優秀なツアーガイド付き旅行」が希望だった私にとっては、ポイントが高い




主にWebを使って調べてたのだけれど、
意外に参考になったのが、
「看護師採用サイト」「研修医への案内」のような医療従事者向けのサイト
本来は患者さん向けではないけれど、患者目線からも参考になった。
たくさんの病院が作っているから、入院したい病院はチェック!
勿論、
サイトが素晴らしい   実際の質が良い (=ではない)けれど、
一見の価値有り
(実は、サイトが妙に良い病院は、治療の質が×××の時もある・・・



色々調べたM記念病院の結果は、私の満足のいくものだった
勿論分からないこともたくさんあったのだけど・・・


M記念病院は、概して、とても評判の良い病院だった 

あと足りないのは、A医師のお墨付きだけ。。。




その後分かったA医師略歴についてはこちら
2014.04.10 「片側顔面痙攣~M記念病院のA医師について~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-66.html

絶対忘れずに!手術の成功率を上げるための大事な質問
2013.11.19「医師にして欲しい大事な質問」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-16.html

M記念病院の社会的評価については、2013.04.01 「日経ビジネス」に掲載。
  「ビジネスパーソンが選ぶ全国満足度ランキング」では全国第5位

本当に迷っていた。
悩んではいなかったけれど、ただただ迷ってしまった。


色々検索して、
片側顔面痙攣の手術のエキスパート二人の医師まで絞ったのに、
その先がどうしても決められない。

『M記念病院のA医師とK病院のT医師
どちらに手術をお願いしようか・・・』
毎日毎日、頭の中は一つの難問で占められた。


昨日寝る前にはあっちと思っていたのに、
目が覚めるとこっちと思ったり。
過去のデータ的にあっちと思ったのに、
未来のことを考えるとこっちと思えたり。


毎日毎日、朝から晩まで、
どっちの医師にしようか堂々巡りの自分の思考に、
我ながらあきれてしまった。



それで、ここまで一人でやってきたのに、
とうとう何人かの友人たちに相談した。

医師片側顔面痙攣という病名を告げられてから、
友人の誰にも自分の病気について話していなかったのに、
最後の最後になって一人では決断しきれなかった。


もしかしたら、
一人で決めてしまうことが怖かったのかもしれない。






一人に相談したら、
自分の心の中に高く固く張り巡らした塀がガラガラ崩れて、
次々と友人たちに自分の病気について語り出してしまった。

多数決で言ったら、片側顔面痙攣の名医と言われたT医師に軍配が上がった。
この時点では、どんなに調べてもA医師の略歴が分からなかったから。





病院も大切、チーム医療も大切。
でも、そもそも、
『A医師って、何者?』
の問いに、私自身何の答えも持っていなかった。
A医師について分かったことは、
2013年の手術実績と学会発表論文名くらい。

これじゃあ、
A医師に会ったことがない友人たちがA医師を勧めるはずはない。






私も正直、もしも手術が上手くいかなかった時、
やって頂いたのがT医師なら“運命だった”
とあきらめがつくのかな、とも思った。

K病院のU医師(部長先生。最も私自身の体調を聴きとってくれた医師)は、
手術に賛成ではなかったけれど、
「やるならT医師にしなさい。なんと言っても一番の権威だ。」
と助言を下さっていた。




そんなことを滔滔と、
でも、堂々巡りに話す私に付き合ってくれながら、
友人たちは皆口を揃えて言った。
「でも、やって欲しいのはA先生なんでしょ?」


友人たちとの話の中に、
A医師と会って、A医師と話して、できればA医師に手術をお願いしたいと思っている
私の気持ちがにじみ出ていたんだな~


友人たちへ相談しながら、
結局、私は「自分の考え」や「自分の気持ち」を確認していたんだと思う。





私は私の気持ちを確認できた。
友達たちは、私の気持ちを理解できた。
そして、みんなで困っちゃった。
だって、A医師にはお墨付きがないんだもの。。。





一生懸命“自分でできること”をしていても、
100%の自信が持てない自分がいる。

自分に自信がなかったり、
自分のすることに不安があるから、
手術前に“安心”して治癒力を高めるためには、
私には、どうしてもお墨付きが必要だった。





~追記~


最後に人に相談したのはいつのことだろう???
と考えて思い出したのは、小学校5,6年生の頃の出来事。
クラスの男の子からラブレターをもらった時、
どうしたものかと思案して、友人に相談したっけな~。


同じ友人に、手術の相談をした。
小学校で出会った友人は、
今では最も古くから知っている親友になったから。


驚いたことに、友人の叔母さんは、
片側顔面痙攣の手術をして片耳の聴力を消失していた。
そんな偶然ってふつう起こらないでしょ。
「神様が、手術を止めなさいって教えてくれてるのかな。」
と思った。
(叔母さんの話は何十年も前の話なのに、気になってしまった。


今思えば、いろんなことが不安で、
何かを始めてしまうことが怖くて、
“やらない理由”を探していたのかも・・・。

2014年1月末。
頭蓋内微小血管減圧術の手術前検査の結果が出て、
夫と手術前説明を受けるためにM記念病院に行った。
(初診時に、検査日、検査結果から手術説明を受ける日の2日を予約)

頭蓋内微小血管減圧術は、片側顔面痙攣三叉神経痛舌咽神経痛に共通の手術様式です。
  この3つの疾患は、問題となる神経の種類が違うため異なる症状を示します。



夫には、前日にいろいろな説明をしていた
と言うか、ここに至るまではあまりちゃんと病気の話をしていなかった。
もっと言うなら、私はしているつもりなのだけど、夫の耳には届いていなかった。
とにかく夫はとても忙しい人なのだ。

で、前日に慌てて、
私の片側顔面痙攣という病名や、(病医名すらちゃんと分かってなかった。
M記念病院について、脳神経外科のA医師について、
頭蓋内微小血管減圧術という手術についてetc.を予習してもらった。

「2人まで絞れたけど・・・」
脳神経外科のT医師とA医師のどちらに手術をしてもらうかが全然決めれらない。」

「でも、頭を開けるなんて気持ち悪いよね。顔は全然気にならないよ。やめなよ~。」

病院に行く前からこんな風に話がすれ違っていたから、
A医師とのお話しがどうなるか皆目見当がつかなかった。





診察室に入ると、いつものようにクールな様子のA医師が、
片側顔面痙攣についてはほぼ無知の夫に丁寧に説明してくれた。

1.手術前検査の結果報告
 ⇒全て良好。異常なし。

2.手術の説明
 ⇒頭蓋内微小血管減圧術。手術中聴性脳幹反応(ABR)モニターを行う。
原則トランスポジション法を取るが、状態によってはインターポジション法をとる場合もある。

3.昨年のA先生の片側顔面痙攣の手術実績
 ⇒100件前後。軽度の顔面麻痺者1名。聴力消失者0名。治癒率90%。

4.私の手術について
 ⇒細い血管が顔面神経にあたっているのがMRI画像より確認できる。
 ⇒耳の後ろにある乳突蜂巣を開けての患部へのアプローチになるので、感染症、随液漏れのリスクが高まる。
まだ脳が大きいので作業スペースが小さい。

5.本日の説明を家族に対しての手術前説明とすること、
  手術当日は家族の付き添いは絶対ではないを確認。
  (入院、手術は一人で受けられることを確認。私の場合は重要なこと。)



A医師の前では気おくれしてしまう私と違って、
夫はどんどん先生の若さや、実績について質問!

「充分な技術は持っています。」
「問題があれば、ここでこうして手術できていません。」
「私は術前術後一貫して治療を行って、良好な成果を上げています。」
etc.とのお応えだった。


私も、前二回よりもA医師に慣れてこの日は自分がしたかった質問ができた。


診察室を出てから夫が言った。
「データに基づいた明解な説明。欧米的自己アピール力。素晴らしい先生だね。」
「あの先生なら、手術を受けてもいいんじゃない。」
「技術も高そうだし、信頼できそうだ。よくA先生を見つけたね。」


ずっと欲しかったA医師のお墨付きを、この日夫が私にくれた。


A医師を探し出したことを凄く褒めてくれた。


私がこの日どんなに嬉しかったか、
彼の言葉がどれほど私にとって重かったか、本人は全然気付いていないんだろうな~。


そして、たった数十分の説明で夫を納得させ、
手術に同意させたA医師を心底尊敬してしまった。
Mr.脳外は手術の腕も良さそうだけど、話術もすごかった!
(Mr.脳外は私がA医師につけたニックネーム




片側顔面痙攣は、死に至る病気ではない。
片側顔面痙攣の手術は、絶対しなければならない手術ではない。
そんな中、手術に踏み切るかどうかはとても難しい問題。
日常に困っていると思っても、手術に踏み切るにはかなりの勇気がいる。
家族の支援、友人の応援。そういったものが、本人たちが思うよりずっと、
私たち片側顔面痙攣の患者の支えになっていると思う。


”手術をする”前提で、病院と医師を探していた私だったけれど、
もし、
もしもあの日、夫が賛成してくれなければ、
手術を決行する勇気を持ち続けることは難しかったかもしれない。




日頃私を支えてくれている家族、
そして友人に感謝感謝。


片側顔面痙攣は、そんな気持ちを私に教えてくれた。



私は基本型。遠方からの患者さんなど、それぞれに対応。詳細はこちら。
「片側顔面痙攣の手術のための予約・外来~M記念病院のケーススタディ~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-237.html


M記念病院A医師から入院後の手術前説明
2014.04.02 「片側顔面痙攣 入院1日目~手術説明~A医師から」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-35.html

M記念病院のA医師の微小血管減圧術の手術のイメージは
2014.04.25「片側顔面痙攣 M記念病院~③手術のイメージはF1チーム!」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-86.html

M記念病院A医師の手術の安全対策は
2014.04.25「片側顔面痙攣 M記念病院~④自分でできること=個人情報流失!」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-89.html

東京医科大学病院の市民公開講座を聴講してきました。

第97回市民公開講座は、
安心して病院に掛かって頂くために
~患者さんと作る安心で安全な医療


これまでの東京医科大学病院での医療ミスについて、
また、そのため保険医療機関取り消しの行政処分を受けたことなどについても、
包み隠さず(かどうかは分かりませんが)お話しくださり、
そういった不幸な出来事から、
どういったことを学び、更に今後どう生かしていこうとしているか、
そんなお話しを聴きました。


その上で、
自分自身が納得して医療を受けるためには、
医療機関任せではなく、
患者さんにもちょっとした心構えが必要です。
とのこと。



安心安全に医療を受けるための心構えとは、
具体的には“3つのコツ”の確認。

1.
上手に医者にかかる10カ条(1998年厚生労働省研究チーム発表)
2.安全な入院生活のポイント(「阪大いろはうた」より)
3.医療事故を予防する20の秘訣(米国保健省のAHRQより)



今回は、の詳細をご紹介します。
◆【1.上手に医者にかかる10カ条】
~1998年厚生労働省発表(現在は新10カ条)
「患者から医師への質問内容・方法に関する研究」を参考にして~

1.伝えたいことはメモして準備。
  優先順位をつけておきましょう。 
  自分だけでなく他にも医療を必要としている人がいることを忘れずに。
  メモを渡して回答を頂くことも可能とのこと。

2.対話の始まりは挨拶から。

3.より良い関係作りはあなたにも責任が。

4.自覚症状と病歴はあなたを伝える大切な情報。
  ・症状を紙に書き出す(いつから、どこが、どのように)
  ・現在の病気・服薬 (お薬手帳があれば持参)
  ・これまでの病歴
  ・家族の病歴
  ・生活習慣(喫煙・飲酒量など)

5.これからの見通しを聞きましょう。

6.その後の変化も伝える努力を。
  「良くなった」「変化がない」「悪くなった」は大切な情報。

7.大事なことはメモをとって確認。
  ・受診予定
  ・治療方法
  ・気をつけること etc.

8.納得てきないときは何度でも質問。
  専門的な話なので、理解できなくて当然。何度でも質問を。
  帰宅してからゆっくり整理するのも一つの方法です。

9.医療にも不確実なことや限界がある。

10. 治療方法を決めるのはあなたです。





私のアドバイス
基礎知識は、自宅で心落ちつけて学ぶのが鉄則。
病院では、ーワードは正確にメモするか、医師に書いてもらって、
後から自宅でゆっくり、じっくり検索。
医師の説明は、何度聞いても分からない時は分かんないです。(笑)

“正確に”が重要です。
患者には同じように感じるワードでも、
全然別の意味となる言葉もあります。


講演内容。
まだまだあります。
次回は、安全な入院生活のポイントについて。
2.安全な入院生活のポイントはこちら
3.医療事故を予防する20の秘訣こちら




KoKoRoの声

講演でお話しされたのは、安全管理室室長 三木保氏。
とても印象的だったのは、
患者さんから頂いたお礼の手紙を、
一部スライドに映して披露していたこと。


三木保氏は、
「患者さんのこうした手紙は、嬉しいし励みになっている・・・」
と言う様な話をされていました。


ちょっと感動的。




少し前に、
『アンの日記』でも、
“医師へのお礼”についてが話題になっていたことがあります。
(コメントを交換しました~

ふと、
私も、自分の主治医(兼執刀医師)にお礼を書けばよかったな~
なんて考えました。

今更ですが・・・
書いてみましょうか。どうかなー。






豆 知 識

1998年厚生労働省発表『患者から医師への質問内容・方法に関する研究』は、
以下が改訂されています。
東京医科大学病院の今回の資料は、新旧が混在してしまっていました。
“旧”と“新”、比べてみてくださいね。
≪旧≫
9.治療効果をあげるため、お互いに理解が必要
 ・全て完全なわけではありません。
 ・医師と患者が理解しあって、お互いに最善を尽くすことが大切です。

10.
よく相談し、治療方法を決めましょう
  ・治療方法は1つとは限りません。患者はドライバー、医師はナビゲーター。
  ・両者で協力しあって、もっともよいコース(治療方法)を選んで下さい。


治療方法をじっくり考えることは、“完治”の成功方法です。
『ご挨拶・ご案内頁』:サイトマップ
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

もう一度。患者さんが安心安全な医療を受けるための“コツ” その2は、
入院生活での注意点です。
「安全な入院生活のポイント~かしこい患者になるために~その2」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-295.html

以前ご紹介した
『ささえあい医療人権センターCOML(コムル)』で冊子が販売されています。
『新・医者にかかる10カ条』

自分にとって最適な医療を受けるためには、
病院・医師に頼っているばかりではだめなようです。

賢い患者” になるためにはどんなことを注意すればいいのか。
市民公開講座で、そんなことを教わってきました。



引き続き、第97回東京医科大学病院 市民公開講座、
安心して病院に掛って頂くために
~患者さんと作る安心で安全な医療~

について。

『患者さんが安心安全の医療を受ける為のコツ』
として解説頂いたのが通りの「コツ」

1.上手に医者にかかる10カ条(1998年厚生労働省研究チーム発表)
2.安全な入院生活のポイント(阪大病院 いろはうたより)
3.医療事故を予防する20の秘訣(米国保健省のAHRQより)


今回2つ目のご紹介は、
『阪大病院 いろはうた

大阪大学医学部付属病院中央クオリティマネジメント部作成。
医療の質・安全学会が、
患者本位の医療をめざす『新しい医療のかたち』 を指し示す活動に与えている
第7回 『新しい医療のかたち賞』を受賞しています。
(「医療者・医療機関を中心とした取り組み部門」での受賞)



◆【2.安全な入院生活のポイント】
大阪大学医学部付属病院「いろはうた」のご紹介~

  今いちど、自分の名前を伝えましょう。
病院にはよく似た名前の患者さんがおられます。
フルネームを伝え、ネームバンドをお見せください。

  廊下は意外にすべります。スリッパやめて夜も安心。
スリッパは院内ではすべり易く、けがの元になります。
入院中は履き慣れていて、すべりにくく踵を覆う靴ですごしましょう。

  歯は外したら入れ物へ。大事な体の一部です。
入れ歯やめがね、補聴器などをなくしてしまうと、とても不便です。
検査等で外したときは、すぐに容器にしまい、大切なものをなくさない様に気をつけましょう。

  2度3度、尋ねることも遠慮なく。治療の主役はあなたです。
病気についてはご自身でも勉強しましょう。
分からないことやご希望がある時には、遠慮なく病院の職員に伝えましょう。

  ホッとする。相手に話そう不安な気持ち。
不安や悩みを一人で抱え込む必要はありません。
家族、友人や病院職員等に伝え、一緒に治療に取り組んでいきましょう。

  変だな?と思った時は確認を。薬は正しく飲みましょう。
お薬には沢山の種類や飲み方があります。
何か疑問に思った時は、服用する前に確認しましょう。

  とっても大切。次の診療いつですか。
退院後はご自身での体調管理が大切になります。
これからの診療予定や病院で聞きたいことをノート等に書き留めておくことをお勧めします。



いろはうた
優しい響きですね。

こんな風に表現されると覚えやすいし、
ちょっと緊張感がほぐれる気がします。


1.上手に医者にかかる10カ条は こちら
3.医療事故を予防する20の秘訣こちら




必要な方に、必要な情報がちゃんと届きますように。
今日の1歩は、次の1歩のための1歩。




病院の安全のために、制度も整えつつあります。
『手術前入院~クリニカルパス、クリティカルパス』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-157.html

医療・治療では、「ノートに書くこと」はとても大切です。
「医療メモ」「治療記録」の意義について書いています。
「術後の手術内容の確認~記録の重要性について~最後の一歩を忘れずに」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-214.html


「阪大 いろはうた」は、
大阪大学医学部付属病院中央クオリティマネジメントHPでご覧になれます。
『患者さんと医療者のパートナーシップ』~阪大いろはうた~
※ 2011年第5回医療の質・安全学会学術集会『ベストプラクティス特別賞』も受賞。

引き続き東京医科大学開催、97回 市民公開講座、
安心して病院に掛かって頂くために
~患者さんと作る安心で安全な医療~

のご紹介です。


『患者さんが安心安全の医療を受ける為のコツ』
として解説頂いたコツ”は3通り。 

1.
上手に医者にかかる10カ条(1998年厚生労働省研究チーム発表)
2.安全な入院生活のポイント
3.医療事故を予防する20の秘訣(米国保健省のAHRQより)



今回は、第3番目について。
米国厚生省の下部組織であるAHRQ(医療分野の研究と質向上を 支援する部門)が、
患者さん向けに2000年4月に公表したものです。
資料としてやや古い気がしますが、
医療従事者の間では、最も認識されているものだそうです。


◆【3.医療ミスを防ぐための20カ条】
~20 Tips to Help Prevent Medical Errors~
※東京医科大学で頂いた和訳資料から抜粋
修正していません。ちょっと面白い訳かも。

1.医療を防ぐ最もよい方法は、あなた自身が診療チームの一員となることです。
治療に積極的に参加する患者さんの方が、
治療結果がよいという研究結果が出ています。


2.医師があなたが服用している薬(補助栄養食品を含む)を
全て把握しているか確認してください。

3.医師が、あなたに薬による
どんなアレルギーや副作用があったか知っているか確認してください。

4.処方箋をもらったら、読めるかどうか確認してください。
あなたが読めなければ、薬剤師も読めないと考えるべきです。

5.あなたに処方された薬について、
処方箋をもらう時と、薬をもらう時の両方の場合に質問してください。

6.薬剤師さんから薬をもらう時に、
医師が処方した通りの薬が入っているのか尋ねてください。
処方ミスの88%は間違った薬か、間違った薬要領でした。

7.薬の袋に書いてあることで疑問があったら確認してください。
1日4回が、6時間おきのことか、普通の昼間に4回のことなのかなど。

8.水薬の場合は、薬剤師に何を使って軽量すればいいかを聞きなさい。

9.あなたが使っている薬にどんな副作用があるかを書いた文書を貰いなさい。
何がおこるか分かっていれば、副作用が悪化する前に医師に報告できます。

10.あなたが受けるのと同じ治療法や手術を多く手掛けている病院に入院できれば、
その方が結果がいいことが多いです。


11.入院したなら、直接あなたに触れる人たちが手を洗ったかどうか聞いてみなさい。
手洗いは院内感染を予防する有効な方法ですが、
きちんと行われていないことがあります。
あなたが聞けば、
介護する人たちが手洗いを励行するようになるという研究結果が出ています。

12.退院前には、医師に家庭での療養法を聞いてください。

13.手術を受ける場合、あなたと、主治医と、執刀医師とが、
行う手術について完全に理解しあっていることが必要です。

14.分からないことがあったら、質問する権利があなたにはあります。

15.誰があなたの手術に責任があるかを明確にすること。

16.あなたの治療に関わる全員に、
あなたの健康に関わる情報が伝わっているかを確認してください。
「みんな知っているはず」は危ないです。

17.家族や友人に、代理人として付いてきてもらいなさい。

18.検査や治療が必要なのか、それをすれば何がいいのかを知ることが大事です。
やらずもがなってこともあるんですよ。

19.検査を受けたら結果を聞きなさい。
何も言われないから大丈夫だったなんて思っちゃだめですよ。

20.あなた自身の状態や治療法について医師や看護師に質問し、
その他にも調べてよく理解しなさい。
医師にあなたの治療が最新の根拠に基づいていることを確認しなさい。





市民公開講座で、
自分自身が納得して医療を受けるためには、
医療機関任せではなく、患者さんにもちょっとした心構えが必要です。

から始まった、
医療を受ける際の“3つのコツ”の解説。


3番目のコツは、
“米国ならでは”のコツもありましたが、
1番目、2番目のコツとあわせて
賢い患者になるためにご活用くださいね




1.上手に医者にかかる10カ条は こちら
2.安全な入院生活のポイントはこちら


入院前にはこちらも要チェック
『意識しようスキンテア~あきらめない。少しでも気持ち良く治療を!』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-517.html

セカンドオピニオンをお忘れなく!
『今時の医療~患者が主体的に選ぶ医療~情報の共有で納得』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-347.html

朗報!「紹介状をお願いしても、あなたの主治医は気にしないよ」という話
『・・・~セカンドオピニオンのお願いについて』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-361.html






KoKoRoの声

今回の講演では、
片側顔面痙攣という病気と向きあって、
自分にとっての最適な病院・医師、そして最良の治療を受けるために、
私が意識してきたことが正しかったと確認できて満足。

またレジリエンスも高められた気がします。
(達成感、自尊感情などから。自己満足



私が手に入れたものは、
皆さんが手に入れられるものです。

(『アンの日記』には、
既に良い結果を得ている皆さんからコメントが来ています。


皆さんが、皆さんにとって最適な治療を受けられますように。
皆さんの治療が、他の皆さんの最善な治療への一歩となっていますように。




『アンの日記』を始めてご訪問の方はこちらへ(サイトマップ)
『ご案内・ご挨拶頁~微小血管減圧術の手術の成功率をあげるためにできること』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html



医療ミスを防ぐための20カ条』は、こちらのサイトが分かりやすい!
医療安全推進者ネットワーク
患者の立場からできる『医療ミスを防ぐための20カ条』
http://www.medsafe.net/contents/hot/12tips.html#wrapper

『20 Tips to Help Prevent Medical Errors』英文資料はこちら。
http://www.ahrq.gov/patients-consumers/care-planning/errors/20tips/index.html

今、病院や医師の選択に困っている方。
他の治療法がないか、もう少し探してみたいと思っている方。
そんな方に、ちょっと嬉しい、気が楽になるお話。

『8割超の医師がセカンドオピニオンを求めたいと要望されても、
不快に感じない』

そんな医師の意識調査結果が発表されました。

セカンドオピニオンを求めるとは、
主治医とは別の医師に診療内容や診断結果を求めることです。





調査は、2015年2月、
約3900人のさまざまな診療科に属する医師を対象に行われました。

Q1.セカンドオピニオンを求めたいと患者に言われたことがあるか?

A.ある・・・59.9%
・そのうち87.4%は不快と感じなかったと回答。
・求められたことのない医師84.0%は言われても不快と感じないだろうと回答。



Q2.セカンドオピニオンを求めたいと告げられた場合、
その患者との信頼関係に影響があるか?


A. 影響無し・・・78.9%、悪い影響がある・・・10.6%


Q2-2. その他(自由記述)


・患者にとって当然の権利だから
・客観的で多角的な診療が可能になる
・患者に「徒労感」がある
・自分が完全に信頼されていないことを実感する

診療科、病気の種類によっての意見の相違もあるでしょうし、
医師個人の考え方の違いもあるでしょう。





患者側については、
2014年12月に厚生労働省が患者5000人に対して調査を実施しています。
「自ら切り出しにくい」との声が多く、
実際に利用した患者は全体の22.4%に留まっています。





こちらも併せてどうぞ。
「今時の治療~患者が主体的に選ぶ医療~情報の共有で納得」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-347.html

市民公開講座で、病院・医師を選ぶ時のコツを学びました。
その1~その3まで。
『上手に医者にかかる10カ条~賢い患者になるために』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html





KoKoRoの声

他の医師への「紹介状」(診療情報提供書)をお願いする時、
私はとっても緊張していたし、言い出しにくく感じていたことを覚えています。

でも実際は、医師たちの反応は、
「他に専門の医師もいるからね。どこがいいの?」
程度でした。

4人の脳神経外科に実際に診療して頂いた私の体験です。

ただ、注意したいのは、
『自分はどうしたいのか』
治療の方向性をご自身が決められないまま、
多くの病院を訪問するのは、やはり「徒労」になってしまうかも。

治療の選択には、
自分自身と向きあうこと、
自分の人生について考えることがまずは必要なようです。

それが一番大変なんですけどね。



信頼できる医師に出会えれば、
実際は病気についての深い知識など必要ありません。
お任せするのが一番楽チンです。


皆さんが、皆さんにとっての信頼できる医師に早く出会えますように。

2015.8.31 日本経済新聞
セカンドオピニオン要望 医師8割「不快感ない」』より

グッドドクター(良い医師)とグッドスピーカー(うまい話し手)
の違いは分かるから、心配しないで話してくれ」


命の危機が迫る子どもの状態を聞いている父親から、
日本の小児科医師に向けての言葉でした。


カナダのトロントの小児病院での話です。


最高に緊迫した状態で難しい状況を表現することは、
たとえ母国語でもとても難しいことです。


父親からこの言葉を聞いた時、
日本人医師はきっとホッとしたに違いありません。



新聞記事の中では、
「相手への尊敬と配慮に満ちた人間関係の基本を教わった想いだった。」
と語られています。


でも恐らく、
今その父親にこの時の話を聞いたなら、
「ドクターが、私と私の子どもに尊敬と配慮をしてくれたから」
と話されるような気がします。


日本人の医師は、
「私の言葉の表現は適切ではないかもしれませんが・・・」
と話しを切り出していましたから。






医療に限らず、状況を
“適切に表現する”のは難しいことです。
異国の言葉というだけでなく、
母国語でも、
文字でも、です。


自分自身の気持ちや想いですら、
人は適切に表現できない場合があります。
(むしろ、難しい?)



最近、誠意や熱意が、
適切に表現され、
なんの歪みもなく人に伝わればいいのにな~
と思うことがよくあります。


今日の新聞記事を読んで、
“相手への尊敬や配慮があれば絶対伝わるはず”
そんな風に思えてきました。







話を元にもどすと・・・
理想の医師は、グッドスピーカーッドドクター
であることは、言うまでもないですね~。


グッドスピーカーだけど、
実はグッドドクターでない。

と言う裏話、実は沢山知っています。


皆さん、お気をつけて。(ホントにね!)





KoKoRoの声



新聞記事のこの一文を読んだら、
なんだか涙が出てきました。


昔昔に、
海外旅行をした時のことを思い出したのか。
(娘は救急車で運ばれたことがありました。)

少し前に、
自分の気持ちを話した時の医師との会話を思い出したのか。





秋ですかね~
何だか最近センチになります。


・・・なんて思ったら、
ラジオから
「センチになりますよね~」だって。
世の中みんなセンチなんですかね?

ね?

今日の記事は、他にも沢山素敵な逸話がありました。
2015年9月13日 日本経済新聞 『医師の目』
言葉で伝える大切さ学ぶ~国立成育医療センター副院長 阪井 裕一氏

少しだけ独り言。


今受講中の、
週1回の最先端医療の講座を受けての感想。


一般人向けの講座なので、
特別に難しい内容というのではなく、
“触りをご紹介”程度。


でも、“医師の生の声(意見)”を聞けたりするので、
それなりに意義深い。



今回は、手術の成功率の意見を聞けた。

「手術の成功率97%は高いと思うかもしれないけれど、
100人に3人は上手くいかないということです。」


「Aなら成功率は100%。
だから、BよりAの方式を薦めます。」


この場合、
Aとは血管付き脂肪の移動。
Bとは脂肪注入。
Aの方が体の負担はかなり大きい。


それでも、わずか3%の違いのために、
かなりの負担を強いる手術方法を薦めるものなのか~
と思った。


しかも、最悪な状況を生むような類の手術じゃないのに。


これは、乳がん患者さんの胸の再建手術のお話。



手術の成功率を考える場合の、
数%の違いは、
私が想像していた以上に大きいのかもしれない。



この日頂いた資料には、
「(乳房の)再建を希望する患者が
その方法の選択で迷うことも少なくない。
また、手技は術者によって大きく異なり、
インターネットなどの偏った情報をうのみにして手術を受けると、
再建結果が患者の期待と大きく異なることもある。」

とのこと。



いずこも同じ、か。




KoKoRoの声



もうすぐ第18回日本脳神経減圧術学会が開催される。

脳神経減圧術(頭蓋内微小血管減圧術、、神経血管減圧術、MVD等)
について、いろいろな症例報告、研究発表がされるらしい。


今回のテーマは、
『MVD~正しい手技の伝授・工夫~』


通常、MVDの成功率は97%よりずっと低い。
それでも、この学会に参加している医師の方たちは、
恐らく、それなりに積極的に手術をしている。


成功率が、99%だろうと、80%だろうと、
成功すれば、自分にとっては100%。
失敗すれば、自分にとっては0%。


一般的な成功率は、
本当は自分にとっては関係ない。


“成功率”
その数字を、どう捉えるか・・・は、
学会、病院、医師、病気によって異なるのかな。

そして、結局は、
手術をするかしないかは、成功率よりも、
私たち患者自身が、
『自分の人生をどう生きたいか』
によって決めるべきなのかな、と思う。





学会のことを考えていたら、
なんとなく、ウルトラの星に集まる
ウルトラマンを想像してしまった。


今、完璧に元気な私にとっては、
私の主治医はウルトラマン。
(そう言えば、病室には3分もいなかった・・・)


私に私の人生を返してくれたから、
A医師には心からの感謝を。


そして、
日本脳神経減圧術学会で、
『正しい手技の伝授・工夫』をして下さる医師の皆さんへ
心からのエールを。



2016年1月21日開催日本脳神経減圧術学会について
『第18回日本脳神経減圧術学会のご案内から~患者も理解を深めましょう』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-425.html

成功率についての、別の医師のご意見。
『片側顔面痙攣(微小血管減圧術)の手術の難易度~名医T医師による~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-24.html

がん治療は、
概ね誰にとっても気になる話題です。

とっても健康に自信がある人でも、
「いつかは・・・?」と思わなくはないし、
自分は元気でも、
家族や友人に患っている方が1人はいるような気がします。



『日本人は3人に1人はがんで死ぬ。』
そうです。

どうりで。
がんが身近に感じられるはずです。


がんは、主として、
『遺伝子が変異すること』
で発症します。

文部科学省の
『次世代がん研究シ-ズ戦略的育成プログラム』
の『基礎知識』では、

ヒトは誰でも生まれつき、いくつかの遺伝子変異をもっています。
また、細胞が増殖するときにDNAが複製されますが、
そのときのエラーで変異が生じることもあります。
さらに、
紫外線、放射線、変異を誘発する化学物質などによっても変異が引き起こされます。
遺伝子に変異が起こると、遺伝子をもとにつくられるタンパク質が、
本来とは異なる性質をもつようになり、病気の原因となることがあります。
なかでも、
がんの発生・転移・再発には、遺伝子の変異が深く関わっています。
と説明されています。





がんの治療は、
がん細胞だけを狙う分子標的薬の登場で、
副作用を抑えながら、
高い治療効果を発揮できるようになりました。

そんな中、
遺伝子の変異による薬の効果の違い
も分かってきました。

例えば、
●がん細胞のBMI遺伝子が変異していると、
がん治療薬『イレッサ(一般名ゲフィチニブ)』は効かない。
●RET遺伝子が変異している珍しいタイプでは、
「アレクチニブ(一般名)」が効果がある。 etc.etc.





その他、
遺伝子の変異と慢性的な炎症が相互作用したときに悪性化する
と考えられるがんの種類も多くあります。

例えば、
大腸炎が大腸がんに、
肝炎が肝臓がんに、
そんな場合が多くみられています。

『炎症の制御』も、
今後期待されるがん治療です。




今月から、
国内でがんと診断された全ての人のデータを、
国が一つにまとめて分析・管理する
『全国がん登録』の制度が始まりました。

目的は、
がん患者すべてについて正確な情報を把握し、
日本人の死因ナンバー1のがん対策に生かすこと



罹患者数、生存率、治療効果などの情報が、
国立がん研究センターのデータベースで
一元管理されることになります。

最終的には、
個々人がもっている遺伝子情報の解析、
『遺伝子変異と薬の効果』
『炎症の制御』etc.etc.
これらのビックデータの蓄積、活用が
これからのがん治療を大きく変えていきそうです。



情報の漏洩、プライバシーの保護など、
問題が山積みになったままでの制度始動です。

『全国がん登録』制度が、
私たちの健康に役立ちますように。





KoKoRoの声

先日、聞いてびっくりしたこと。

いまだに、1964年の東京オリンピック出場選手の
体力・健康状態の追跡調査が行われていらしい。


東京オリンピック終了後には、
20カ国以上が同じように追跡調査を行っていたのに、
現在まで継続して調査しているのは日本のみだとか。

その理由は、
「オリンピックでメダルを取った選手ですら、
その後所在地が不明になり追跡できないから」
だとか。


日本のように、
国民全ての所在地が分かり、
国民全てが健康保健証を持っている、
そんな国は世界では類を見ないらしい。

『全国がん登録』のデータは、
日本人にしか達成できない
素晴らしい情報の宝庫になるかもしれないな~



文部科学省『次世代がん研究シ-ズ戦略的育成プログラム』
・~プログラム概要~
http://p-direct.mext.go.jp/program/
・~
基礎知識~
http://p-direct.mext.go.jp/knowledge/knowledge01.html




KoKoRoの声 2 

今日のご紹介の一部は、日本経済新聞の
『臨床試験、医師が先導』
金沢大がん進展制御研究所~
より。

文章の最後は、
患者が少ない珍しいがんは市場性が見込めないことから、
製薬会社は治療薬の開発や治療には消極的だ。
~省略~
その視線の先には患者がいる。

とまとめられていました。


「全国がん登録」制度の始動による
ビックデータの蓄積は、
大手製薬会社以外でも、
治療や薬の研究を可能にしそう。

大きな利益に繋がらない、
“稀な病気”に対する
新しい治療法の研究も進むかも。


今の治療に不安な皆さん、
今悩んでいる皆さん、
いつでも、どんな場合でも、
あきらめる必要はない、と言う事ですね。


肝炎、肝臓がんについてはこちらをどうぞ。
『広めよう肝炎ウイルス検査、肝炎予防接種!~自分のため。誰かのため』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-365.html

『乳がん治療に朗報~自分にあったオーダーメイド治療はすぐそこ?~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-196.html


日本経済新聞2記事より。
2016年1月10日『全国がん登録制度スタート』
2016年1月20日『臨床試験 医師が先導』~金沢大がん進展制御研究所~

専門医の乱立状態や技量・質のバラつきを
改善するのが狙い」


これが、2014年5月7日に発足した
日本専門医機構の使命らしい




現在は、様々な学会が、
手術実績や筆記試験などの独自の基準専門医認定を行っていて、
その「認定基準」の難易度の差違が問題視されているそうです。


やっぱり・・・
お医者さんの腕ってバラついてるんだ
何となくそんな気はしていたけれど・・・。
(いや、ほぼ確信していました。)


「素晴らしい機構・制度だね。今後を期待しちゃうね!」
という気持ちより、
専門医と書いてあっても、やっぱりアテにならないんだ。」
という落胆の方が大きい気がします。







Q.日本専門医機構が認定する「専門医」とは?
A.複数の臓器にまたがる病気に対処する専門医師。

●それぞれの診療領域における適切な教育を受けている
●十分な知識・経験を持っている
●患者から信頼される標準的な医療を提供できる


この「専門医認定」が開始されるのは2020年度(予定)

初代理事長の池田康夫氏のご挨拶文の通り、
公正で透明性のある専門医認定・更新基準のもとに、
「専門医の認定」「研修プログラムの評価・認定」作業が
早急に進むことを心から願います。
病気や怪我って待ってくれませんから。




この他、
新たな仕組みでは、専門医の基本分野は19種類
(現在厚生労働省が宣伝を認めている専門医は56種類)
多くの専門分野が統合される中で「総合診療」が新設されます。






誰でも分かる良い制度ができ、
誰もが受診しやすくなりますように
新制度が、日本国民の更なる健康への一歩となりますように

なんだか壮大~




NEW

   
2015年度医師国家試験合格者から、
新しい専門医制度が適応されることになりました。
2017年度から、
日本専門医機構が認定する専門研修プログラムが開始されます。





KoKoRoの声

個人的には、
専門医の種類が多かろうと少なかろうとどっちでもよい気がします。
どちらにしろ、
『適正な専門医・専門科・専門病院を自分で判断して受診する』
ことは難しそうです。


目標には、
「患者さんに理解されその受診行動に役立つ専門医制度設計」
も掲げられています。



『専門医の技量・質の向上・認定』をすると共に、
『自分の受診先が簡単に分かること』
が、患者にとっては何より大切。

診療科って分かりにくい


専門医制度の成熟には、
専門家だけでなく、むしろ医療の素人である患者目線が不可欠

ですよね。




AI(人口知能)が、白血病を診断、最適な治療を提案したことが話題に!
『Aが人を救♪~ツールを使う叡智を持とう』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-558.html

改革後に新設される『総合診療科』についてはこちら。
“適正な診療”についてのご参考になりそう。
『総合診療科の役割 』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-133.html

「知識は力なり」は、アンジェリーナ・ジョリー氏の言葉です。
『乳がん・卵巣がんの「遺伝」ってどういうこと?~知識は力~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-245.html


一般社団法人日本専門医機構についての詳細はこちら
一般社団法人日本専門医機構
http://www.japan-senmon-i.jp/comprehensive/index.html

2014.05.08 日本経済新聞「専門医の質向上へ」より


病名がはっきり分かったら、
推奨される治療法などを書いた
診療ガイドライン』が、
診療方法を決める際の参考になる。

日本経済新聞に、そんな記事がありました。


『アンの日記』では散々ご紹介しているけれど、
改めて、確認!!キイテ~キイテ~


初診の医師の言う通りに治療を進めて行くのではなく、
『自分で治療を選択する』ためには、
病気や治療について知識を得ましょう~



ネットやブログの体験談は、
とても分かりやすいものが多いけれど、
『正確性』で言うなら、
診療ガイドライン』が最適最良。


診療ガイドライン』は、
数年に一度は見直されます。
その意味で、”概ね最新”。


診療ガイドライン』には、
今の時点で最適とされる『お勧め』が示されています。



『お勧め』は、
科学的根拠に基づく医療(EBM)の考え方に沿うもの。
学術論文を系統的に調べ、その内容をまとめた上で、
医師・薬剤師などがチームとなって、
メリット・デメリットを考えて作成します。


通常、医師や医療関係者向けのものなので、
新聞記事には『ややハードルが高い』
と書かれていたけれど、
内容がまったく分からないほど難しい、と言う事はないです。




診療ガイドライン』は、
流し読みでもいいので目を通してみよう!





豆 知 識

多くの学会でそれぞれ診療ガイドラインを出しています。
今回新聞でご紹介されていたのは、
日本医療評価機構が作成している(厚生労働省の委託)、
Mindsマインズ)』


Mindsマインズ)では、
一般患者向けのガイドライン解説も作成され、
・診断から治療への流れ
・治療法の種類
・日常生活を送る上での注意点
などがまとめられています。


Mindsマインズ)ガイドラインセンター
一般向けガイドライン解説

その他、
片側顔面痙攣患者の皆さんへ
○日本神経治療学会の『標準的神経治療:片側顔面痙攣』
念のためPDFファイルも記載:
https://www.jsnt.gr.jp/guideline/img/keiren.pdf

○日本乳癌学会の『患者さんのための乳がん診療ガイドライン』

○大腸癌研究会『大腸癌治療ガイドライン』~一般の皆さまへ~
etc.etc.




KoKoRoの声

『診療ガイドライン』は、
“あくまで一般的”なお話しです。

講演会で、専門医師の生の声を聞くと、
診療ガイドラインとは内容が異なる事があります。


その他、
病気の治療方法を考える時には、
実際には、家庭・家族、仕事、費用、
その他いろいろなことを考慮します。

もちろん
“自分の体質”も考えるべき大切な情報。


『稀な病気の治療』の経験と、
色々な病気の専門医師の講演会を聴講している経験からできる
私のアドバイスは、
『信頼できる専門の医師をみつけて、
一緒に治療方法を考え、治療を進める』

です。




皆さんが皆さんにとって最良の治療を受けられますように。
皆さんの最良の治療が、他の皆さんの最良の治療に繋がりますように・・・


web情報は勿論のこと、『最もらしいサイト』にもご注意くださいね!
『ネット上の片側顔面痙攣~その医師ちょっと待った!』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-82.html

片側顔面痙攣、微小血管減圧術についての詳細はこちらから。
『片側顔面痙攣、三叉神経痛、舌咽神経痛の皆さんへのご案内』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

2016年4月3日今一度ガイドラインについて・・・
『ブログより診療ガイドラインでしょ!~これもブログだけど(^_^;)~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-487.html



お願い
『アンの日記』は、100%ブログです。

私が調べたことを公開して、
同じ病気の皆さんの手術の成功率があがるように注意点を書きました。
少しでも多くの皆さんに情報が届くように、見やすい場所にいられるように、
『アンの日記』を更新し続けています。アクセスのご協力をお願いいたします。m(__)m



2016年1月16日 日本経済新聞『治療について悩んだら』
 ~「診療ガイドライン」使ってみよう~

公益財団法人日本医療機能評価機構について。

2007年7月27日設立。
設立からまだ10年経っていません。

設立趣旨は、
国民の健康と福祉の向上に寄与することを目的とし、
中立的・科学的な第三者機関として
医療の質の向上と信頼できる医療の確保に関する事業を行う

とのこと。


具体的には、
病院の組織的活動を第三者として評価
病院の優れている点・課題を明確化
こんな事業。

一定の水準を満たしている病院に対して
機能評価をして認定証を発行

しています。


その他、
認定病院を対象とした付加機能評価
(救急医療・リハビリテーションの各機能に特化して評価)
セミナー等を通じた病院の改善活動の支援
医療機能評価に関する調査・研究開発(研究成果等)
などの事業も。




日本医療機能評価機構が評価した認定病院は、
HPから簡単に検索できます。

身近な病院を検索してみては?

___________________ 

認定病院検索』
http://www.report.jcqhc.or.jp/index.php
認定病院のうち情報提供に同意した病院は、
評価結果も閲覧可能


更に役立つ情報はこちら。
気にしすぎは禁物

薬局ヒヤリハット事例収集
http://www.yakkyoku-hiyari.jcqhc.or.jp/

医療事故情報収集
http://www.med-safe.jp/
_____________________




認定は『病院からの依頼』を受けて同機構が行うもの。
まだ『認定依頼』をいていない病院や、
今評価中の病院もあります。(HPで確認可)


現在機能評価調査を受け、評価された認定病院2229
全国の病院は8485。(2016年2月12日)




公益財団法人日本医療機能評価機構のHP最初はこちら。
http://jcqhc.or.jp/

病院、ベッド数などはこちらで確認できます。
厚生労働省・統計情報白書 『医療施設動態調査』
http://www.mhlw.go.jp/toukei/saikin/hw/iryosd/m15/is1501.html




KoKoRoの声

日本経済新聞 『日曜に考える』で、
独立法人日本医療機能評価機構についての記事がありました。

こちらの評価制度で、DPC制度導入病院の中では、
倉敷中央病院(岡山県倉敷市)が最高得点獲得。ブラボー


倉敷中央病院は、
2015年10月18日、特発性心室細動で67歳で早世された、
心臓カテーテルの名医光藤和明医師がいらっしゃった病院です。


今回の記事によると、
医療安全管理室 新居伸治室長は、
「患者本位の医療を実現するため医療安全は最低限実現すべきこと。
全体で徹底する必要がある。」

と強調されているとか。



患者さんからは勿論のこと、
同僚の医師たちからも信頼の厚かった光藤氏の意志は、
倉敷中央病院で受け継がれているようです。


夢や希望は自分で叶えるだけでなく、
繋いでいくことができるものですね。




台湾の李登輝元総統の手術をした光藤和明医師についてはこちら。
『心臓カテーテル手術の名医光藤和明氏ご逝去を悼み』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-403.html

2016年2月21日 日本経済新聞 日曜に考える
『機能評価 上位に倉敷中央病院』より

診療ガイドライン
をご存知ですか?

以前にも『アンの日記』でご紹介済みですが、
『どのように使うか!』今一度ご確認を




Wikipediaによると、
診療ガイドライン(しんりょうガイドライン、Medical guideline)とは、
医療現場において適切な診断と治療を補助することを目的として、
病気の予防・診断・治療・予後予測など、
診療の根拠や手順についての最新の情報を
専門家の手で分かりやすくまとめた指針である。

とのこと。


ところが、この信頼できるガイドラインも、
2016年3月30日日本経済新聞によると、
診療ガイドラインは治療法などを選ぶ際の貴重な情報源となる。
だが患者には価値感も含め個々の事情があり、
無条件にあてはめるのは禁物だ。
とのこと。


記事によると、
ガイドラインは医師の経験を否定するものではないし、
絶対的な基準でもない。
最善の解決策を探るための『手引き』として
有効活用しながら、
最終的には患者と医療者が話し合って
納得のいく治療方針を決めることが大切だ。

だって。




それぞれの人間には個々の価値感がある。
それぞれの人間には個々の事情がある。


当たり前のことなのに、
自分ですら、“自分で選択して良い”という事実を
うっかり忘れてしまう時があります。

自分が“患者”だったり、
場所が“病院”だったりすると尚さら。。。





今は2016年。
場所は先進国日本。

まずは、
診療ガイドライン』を確認して基礎知識はつける。

その後で、
病院では、自分のしたい治療を
遠慮なく言葉に出してみるべし~



それで機嫌が悪くなるような医師なら、
そもそも自分の主治医として相応しくない!
くらいの気持ちでね~



誰もが自分にとって最善の治療を受けられますように。




以前の『診療ガイドライン』ご紹介はこちら
『どうやって治療方針を決めたらいいの~治療について悩んだら~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-452.html

正しい治療を受けるためには、自分の状況を正しく伝えることも必須です!
『片側顔面痙攣術後外来1~自分でできること=個人情報流出!』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-89.html





豆 知 識

ガイドラインは、
特定の病気に関して科学的根拠を重視し、
現時点で推奨できる治療方法を掲載しています。
(最新医療とは限りません)
現在は各学会を中心に作成、普及が進められています。

書籍やネットで見られる他、
日本医療機能評価機構による
医療情報サービス Minds(マインズ)で、
150以上の病気のガイドランがインターネット上で閲覧できます。

医療情報サービス Minds(マインズ)はこちら
https://minds.jcqhc.or.jp/n/medical_user_main.php




==片側顔面痙攣の診療ガイドライン==
~医師向けでも、素人にも分かりやすい!~

『標準的神経治療:片側顔面痙攣』

監修:日本神経治療学会
編集:日本神経治療学会治療指針作成委員会

●日本神経治療学会HP
https://www.jsnt.gr.jp/guideline/ganmen.html

●PDFファイル
https://www.jsnt.gr.jp/guideline/img/keiren.pdf
=====================================




KoKoRoの声

今まで『アンの日記』に書いていなかった事実。
実は、私はこのガイドラインの現物を持っています。
親切な友人が、どこかから手に入れてきてくれました。

で、
原本を脳神経外科の医師に見せたことがあります。
先生は、
「ヘエ~見たことなかった」
と仰っていました。
(怒られなくてよかった~

日本神経治療学会の片側顔面痙攣のガイドラインは、
2008年監修。
データそのものはそれ以前のもの。
2016年現在は、
専門医師の医療技術は勿論向上しているはずです。ブラボー

手術手技に関して研究、情報交換している学会はこちら
『第18回日本脳神経減圧術学会のご案内から』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-425.html

『ブログより診療ガイドラインでしょ!~これもブログだけど(^_^;)~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-487.html

2016年3月30日日本経済新聞 『診療ガイドライン、どう使う?』より

ちょっとマニアックな話題かも。

一般的には、あまり興味のない話題かもしれないけれど、
『手術』を考えている人間にはかなり興味深い話。


日本経済新聞の見出し、
3Dプリンターで骨造形
キャノンMJ、医師教育向け』

とはなんぞや




キャノンマーケティングジャパン(MJ)は、
大手病院を対象に3D(3次元)プリンターを使い、
手術対象となる骨などの部位の造形を請け負うサービスを年内をめどに始める。

とのこと。


具体的な事業内容は、
CT(コンピューター断層撮影装置)などで撮影した画像データから、
骨などを造形するサービス。3万円~

3Dプリンターを含むシステム一式を販売。(大手病院向け)
1千万~1千5百万円程度。





『医師教育向け』とは即ち、
『医師の手術練習用』という事でしょうか?


この記事を読んで、
「手術の練習は、できれば、医師になる前にして欲しい」
と、軽く憤った私だけれど、
もしかしたら、
3Dプリンターの利用で、難しい手術も対応できるようになる』
と言うことなのかも。



真意の程は分からないので、
まずは、
『医師が手術前に正確な手術練習が可能になる』
と言う事実に感謝。




多くの医師の皆さんが、患者を練習台にしませんように。
患者の皆さんが、正しい医師を選択できますように。







KoKoRoの声

山中伸弥教授。
2012年のノーベル生理学・医学賞を受賞。
文化勲章受章者。
現在は、京都大学iPS細胞研究所所長・教授として活躍されています。



素晴らしいお人柄と行動力(見ず知らずですが)。
『アンの日記』でも、数回ご紹介しています。
心から応援したいと思える方です。


そんな山中伸弥氏から手術をしてもらったご友人がいます。
むか~しむかし、
山中氏がまだ現在のような研究職に就く前のことです。

なが~い時間を掛けて、
な~んでもない手術をした山中氏が、
ご友人に向かって最後に言った言葉は、
「すまん!」
だったとか。

ご友人曰く、
「頼むから、詫びるのは止めてくれ。不安になる。」
と思ったとか。


何事にも、向き不向きがあるようです。






「器用な人間が良い外科医じゃない」と言った医師がいました。
私の主治医兼執刀医師です。
『入院9日目~手術後7日~①抜針・手術創写真』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-61.html


2016年4月9日 日本経済新聞 『3Dプリンターで骨造形』より

思いがけず、恩義ある(と思っている)病院情報を見て、
入院生活を懐かしく思い出していました。

ものすご~く短い期間だったのに、
自分の人生について考え、
多少の覚悟もして過ごした期間だったので、
なんだか随分長く入院していたかのように感じたり。

いやいや、
やっぱり一瞬だったな、と思ったり。


『アンの日記』を書いていなかったら、
もうすっかり忘れてしまっているのかもしれません。




覚えていることが、
健康のための日課を続けていられる原動力になっているけれど、
(時々かなりメンドクサイ)
忘れてしまった方が、
本当の意味で“心が健康”という状態なのかもしれません。


どうなんだろう?




そんな事を考えていたら、面白い研究をみつけました。


『医師の服装が患者の心情に影響を与えるか』
という研究で、
ほとんどの患者は主治医が白衣を着用することを好んだ
そうです。


米マイアミ大学ミラー医学校のRobert Kirsner氏らは、
「今回の研究によると、大多数の患者はほとんどの状況で、
皮膚科の主治医が専門家らしい服装をしていることに好感をもった。
患者が医師の知識・技能をどのように捉えるかは医師の外見に影響され、
この認識が結果に影響する可能性がある」

と述べています。


◆研究テーマ:【医師の服装が患者の心情に影響を与えるか】

・米国 皮膚科の患者255人を対象とした調査。

・対象者にスーツ、白衣、手術衣、カジュアルな服装をした皮膚科医の写真を見せ、
どれが好ましいか尋ねる。

・好みの結果
白衣(73%)/手術衣(19%)/スーツ(6%)/カジュアルな服装(2%)





患者さんとのコミュニケーションの妨げになる。
患者さんの治療結果を悪くする。
医師の態度や服装が、そんな風に影響するなら、
確かに服装は考えるべきことのようです。

でも・・・
それって、わざわざ研究されないと分からないのかな?
自分の患者さんの様子を見ていれば分かるんじゃないのかな?
対人スキル低すぎじゃない?
なんて、ちょっと意地悪く思ってしまいました。


調べてみると、
Robert Kirsner氏は、マイアミ大学教授として活躍する傍ら、
地域への貢献も数多くされ、
これまでの書籍・執筆は400以上にも及ぶ、
立派なドクターのようです。



世界中で、
いろいろな研究がされていると言うことですね。


話のタネに。




KoKoRoの声

医師や看護師の服装については、
日本でも研究されたり、討論されたりしていますが、
既定は病院によるようです。

国立は、白衣も靴も支給品があり、クリーニング代も病院持ち。
一般病院では自前で用意するなんて話を伺ったことがあります。
(数年前の情報です)


白衣は印象が良い』と言っても、
前をはだけているか、ボタンを留めているかどうか、
アイロンが掛かっているか、シワシワか・・・
同じ白衣でも、悪い印象を受ける場合がありそうです。


今こうして書いていると、
私は主治医が何を着ていたか、さっぱり覚えていません。
(普通は覚えているのかな?)


私にとっては、
自分の話をきちんと聞いてくれること、
治療の選択肢について、治療の経過について丁寧に説明してくれること、
そんなことだけが大切だったのかもしれません。


でも、何を着ていたか・・・
気になってきた~
気になる~
何かな~



心持ちで治癒力は随分変わるみたいです
『ハイレゾ音源による自然音・癒し系音楽♡治癒力アップ』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-138.html
※右側カテゴリー『治癒力・治癒率アップ』はご参考になりそう

医療のレベルは残念ながら同じではありません。
手術の際には、真剣にご検討下さいね。ご参考にどうぞ!
『片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛の皆さんへのご案内』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

講演会で伺ってきました。要チェック!
『上手に医者にかかる10カ条』~賢い患者になるためにその1
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html
『安全な入院生活のポイント~いろはうた~』~その2~
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-295.html
『医療ミスを防ぐための20カ条~自分でできること』~その3
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-296.html

今さらですが、
今日初めて『アンの日記』をご訪問頂く方のために、
自己紹介です。
&いつもの皆さんはご確認下さいませ。


自己紹介。
私は、中年女子です。
2010年頃から右目の下の痙攣が気になりだし、
2012年に初診で右側の片側顔面痙攣と診断されました。
4人の脳神経外科の医師と面談した末(他2人にも意見を求める)
2014年春に頭蓋内微小血管減圧術と言う手術を受けました。


術後の様子は、
自分のこととは言え、今では随分忘れてしまいました。


でも、手術創部の状態(縫い痕)を確認する度に、
「上手に縫ってくれる医師に手術をお願いしてよかったな~」
と思っています。

あれほど障害が出ることを恐れていたのに、
終わってしまえば、
「きれいな傷跡」を感謝しているような、
おバカな中年女子です。






頭蓋内微小血管減圧術について。
頭蓋内微小血管減圧術は、脳神経減圧術、MVD(microvascular decompression)
ジャネッタ式等々いろいろな書き方をされていますが、同等の手術です。
片側顔面痙攣の他、三叉神経痛、舌咽神経痛患者に適応)

手術用顕微鏡下で、主な原因となる、
神経を圧迫している血管を移動させます。
(医師は、減圧すると表現されます)


手術箇所が脳幹部付近であるために、
片側顔面痙攣では特に、
多くの医師は手術を好みません。
(という印象を受けます


命に支障のない病気なのに、
リスクを伴う手術をすることを否定的に言う医師がいます。
命に支障がないのに、
リスクを伴う手術をする医師を非難する医師もいます。

全く逆に、
確立された手術方法であること、一般的な成功率を提示して、
本人自身は経験数が少ないにも関わらず、
積極的に手術の宣伝をしている病院、医師もいます。
健康な体を持った患者の予定手術は、
脳神経外科の手術の練習にうってつけなのかもしれません。
様々なリスクについて書かれた同意書にサインした上での手術ですから、
なにがあっても安心です。
医師にとっては。



『アンの日記』では、頭蓋内微小血管減圧術の専門学会である、
日本脳神経減圧術学会に参加されている医師の方々を応援しています。

“人の体は十人十色”
“症例は人の数だけある”
そんな中、
「互いに切磋琢磨し、情報交換を心がける医師の集まりなのかな~」
「専門学会に顔を出すだけ、熱心な医師なのかな~」
と言う、正直単なる想像です。
1人1人の医師について、私は個人的には知りません。


『アンの日記』を情報源にして、
日本脳神経減圧術学会の所属医師をご訪問される際には、
ご自分の目と耳を最大限にご活用下さいね。
手術の成功率をあげる質問こちら




私が実際に手術を受けたのは1人だけなので(残念ながら)
今日は、最新の情報を踏まえて、
私の執刀医師、三井記念病院脳神経外科の尼崎賢一医師
を改めてご紹介したいと思います。



三井記念病院 脳神経外科
尼崎賢一医師について。



◆手術実績

・2007年、海外留学先スウェーデンウプサラ大学より帰国、三井記念病院赴任。
 直後より、前部長田草川豊医師の元で指導を受ける。

・2013年より術前術後を一貫して管理
 年間100例ほどを継続維持。

・2015年…121件

・2016年…148件
(2016年1月~12月実績/全国トップレベル)

※三井記念病院は、歴史的に頭蓋内微小血管減圧術手術を多数行い、
 頭蓋内微小血管減圧術に慣れた医療チームが対応しています。




◆学会発表について

片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛の手術に関する
専門学会で発表された論文の一例。

NEW2017年1月中国上海市にて
●『第1回国際脳神経障害学会』(Cranial Nerve Disorders)発表
テーマ:『三叉神経痛を有する高齢者のための微小血管減圧の安全性』


●第18回日本脳神経減圧術学会で発表(2016年)
テーマ:『MVD: 穿通枝とどう向き合うか』

●第19回日本臨床脳神経外科学会(2016年)
テーマ:~ナースが知っておきたい脳外科~
片側顔面痙攣・三叉神経痛の治療』

その他、各種学会での発表は多数。
(多数なので割愛。検索すると出てきます。)



◆PubMed収載論文

学会報告と、専門誌の論文掲載とは意味合いが大きく異なります。
専門誌に論文が掲載され、PubMedに収載されることは、
医師にとっては、”自分のやっている事を公開すること”であり、
第三者に“評価されること”です。
患者にとっては、“何をしているか透明性が高い医師”
になると思うのでご紹介します。
※PubMedは、ID入力で誰でも簡単に検索できます。


1.三叉神経痛に関する論文(2016年)

高齢者の三叉神経痛の手術の安全性について書かれた論文。
PMID:26765772
「Safety of microvascular decompression for elderly patients with trigeminal neuralgia」
雑誌名Clinical Neurology and Neurosurgery(2016年2月)

2.片側顔面痙攣に関する論文(2015年)
片側顔面痙攣の症例をまとめた、これまでの臨床経験の成果とも言える論文。カナ
PMID: 25665598 (2015.02.09)
「Microvascular decompression for hemifacial spasm: how can we protect auditory function?」
雑誌名 British Journal of Neurosurgery(2015年)

3.三叉神経痛に関する論文(2014年)
原因となる血管に、珍しいタイプの血管がみつかったという内容。
PMID:25014438 (2014.07.11)
「Trigeminal Neuralgia caused by a trigeminocerebellar artery」
雑誌名Journal of Neurosurgery(2014年)



◆その他

●尼崎賢一医師プロフィール:『ドクターズガイド』参照
『ドクターズガイド』

●2015年3月8日読売新聞に尼崎賢一医師の記事が掲載。
『アンの日記』ブログ記事はこちら。
『片側顔面痙攣 手術すべきか~読売新聞『からだの質問箱』より』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-234.html

●2017年1月18日朝日新聞デジタル版掲載記事はこちら。 
『顔が痛い?もしかして三叉神経痛かも』
http://www.asahi.com/apital/articles/SDI201701187060.html

NEW
●尼崎賢一医師の執筆について
『日本医事新報』No.4833 2016年12月10日号
三叉神経痛の外科治療について執筆。詳細はこちら

・看護師さん向けの 脳神経外科疾患ノート
『ブレインナーシング』2017年4月号に、
片側顔面けいれん/三叉神経痛について執筆。
正しく理解してくれる看護師さんが、日本中に増えるかも。







もうすぐ私と同じ病院で手術を受ける皆さんが、
今日の『アンの日記』を読んで一層安心できますように。

もうすぐ、別の病院で手術を受ける皆さんには、
『アンの日記』の他の頁がお役にたちますように。 




必  読お急ぎの方は『アンの日記』のこちらへ・・・
手術の成功率をあげるためにする医師への質問!
『医師にして欲しい大事な質問~手術の成功率をあげるKEY~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-16.html

私が熟考して選択した主治医について
『必要な言葉が届きますように~MVD対象患者の皆さんへ~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-625.html

『選択の結果』は自分次第~自分にとって最善の治療~
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-505.html

『アンの日記』ご案内ページ(サイトマップ)はこちら。
片側顔面痙攣の手術方法、写真、術後経過報告他、
一般的な病院・医師選びの注意点等も記載しています。
『ご挨拶~微小血管減圧術の成功率をあげるためにできること』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

自分のために、時間を掛けて納得したい方はこちらから
『はじまり・・・』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-1.html

2017年1月中国上海市にて
『第1回国際脳神経障害学会』(Cranial Nerve Disorders詳細はこちら
『祝!MVDの第一回世界会議開催~日本の医師も参加~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-334.html






豆 知 識

PubMed(パブメド)は、
アメリカ国立医学図書館(NLM)の国立生物工学情報センター(NCBI)が運営する
医学・生物学分野の学術文献検索サービスです。
世界最大級の学術論文データベースを持ち、
世界の主要医学系雑誌等に掲載された文献の検索が可能。
1997年6月から運営開始。
※日本語に翻訳できるサイトが幾つかあります。


「新聞記事で読んだ研究の詳細を知りたい」
「企業がプレス発表した研究を読みたい」
私は、そんな時に使っています。
誰でも無料で活用できるサイトです。
“無料”




最近検索していた日本抗加齢医学会のHPには、
「アンチエイジングの科学を楽しくごきげんに学ぶ!!実践する!
をモットーに、学際的で夢のある会にしてゆきたいと思います。
~省略~
具体的には、PubMedに収載される英文誌をもつ・・・・・」

と言う記載がありました。

PubMedに載る論文を持つことは、
誰にでもできることではないようです。




--≪宝 箱≫-----------------------------

片側顔面痙攣、三叉神経痛、舌咽神経痛に関する
知識の基礎固めにお薦めです

三井記念病院HP内、三井記念病院定期冊子
『ともに生きる』vol.14  2015年4月号
『特集 すすむ医療』のコーナー(見開き4頁分)
----------------------------------------------







◆KoKoRoの声◆

後悔で心がいっぱい。
もう、同じような後悔はしたくなくて今日の『アンの日記』になりました。


友だちが安易に病院を決めたこと、
手術までの日数が長いことを、
私はずっと心配していました。


「手術について真剣に考える」
「病院・医師の選択のために情報を集める」
は、
どれも必要なことだと思うけれど、
どれも神経質になり過ぎてもいけない。


ストレスをためることが何よりも治癒力を下げそうだから、
「家の近所の病院でしたい」
[あまり気にしすぎたくない」
「手術まで普通にしていたい」
と言う彼女の意志を尊重して、
彼女を励ますことに徹した2ヵ月でした。



でもやっぱり待つ時間が長過ぎた。
病気は元気いっぱいに悪事を働いちゃった。


私は、日本で最先端を誇る病院のことも、
その病院の手術待ち件数がその時点でわずか3件だということも知っていました。
自分が知っていることを、
何度も書いて、消して、また書いて、また消して、
そして結局彼女にメールは送れませんでした。

彼女を前にして、
“おせっかい婆さん”にはなれなかった。

単に勇気がなかったのか、
「最善な治療と考えるものは、人によって違う。
優先順位は人それぞれだから。」
そんな私の信念が邪魔をしたのか。。。


私がもっと強く自分のメッセージを送っていたら、
彼女は考え直したのかな?




もうこれ以上の後悔はしたくないから、
片側顔面痙攣、三叉神経痛、舌咽神経痛の根治治療である
頭蓋内微小血管減圧術(脳神経減圧術、MVDなど同等)の手術について、
私がお薦めできると知っている医師を改めてご紹介しました。




他の優れた先生のことは、残念ながら知らないから・・・
私が熟考して選択した主治医をご紹介する。
これが今の私の “自分にできること” です。    




ご注意です。皆さんが安易に医師を選択されないように
『偶然ではなく必然の出会い~必要な皆さんに必要な情報が届きますように』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-519.html

三井記念病院脳神経外科HP
http://www.mitsuihosp.or.jp/about/shinryou/detail.php?id=87

引用させていただいた『日本抗加齢学会』HPはこちら。
http://www.anti-aging.gr.jp/about/index.phtml

三叉神経痛に関する追記、
片側顔面痙攣の痙攣に関する追記、
そして入院生活に関する追記、
その他記事の修正・追記をチビチビとしています
(過去頁の追記・修正。たまに覗いて見て下さい~)



今さらですが、
病院』とは、
日本の医療法における医療機関の機能別区分のうちの一つで、
医師が診療を行う場所のこと。
入院』とは、
病気やけがの治療などのために患者が一定の期間病院で過ごすこと。

だそうです。




こうして考えてみると、
病院』は確固たる形があるものですが、
入院』はなんだか漠然としています。


漠然としていて曖昧な『入院』ですが、
皆さんが入院生活をイメージする際に
『アンの日記』は少しお役に立てているようです。
コメントありがとうございます~




“人間には底力がある!”
“楽しみは治癒力を上げる!”

と言う信念を持っている私は、
入院中は楽しく過ごすことをお薦めしています


実際、
入院中は勿論のこと、
入院前の準備も楽しく過ごされている皆さんから
たくさんのコメントを頂いています。
Thank you



痛みが見えない三叉神経痛、
不自由さが理解されない片側顔面痙攣を患いながら、
皆ながんばって自分で楽しみを作っているな~ブラボー
と感動することが多々。







そんな中、入院する準備や、
頑張っている気持ちは同じだけれど、
“楽しみ方”は人によっていろいろだな~と思っています。


和気あいあい、賑やかな時間を楽む方も、
一人の空間で、ゆったりとした時間を楽しむ方も、
楽しみ方は様々。




病院』は確固たるもの。
設備にしろルールにしろ、
自分でどうにかできる部分はあまり無さそうです。

でも、
『入院』は漠然とした曖昧なもの。
過ごし方にしろ、楽しみ方にしろ、
“自分らしく”工夫できることがいっぱい



「楽しもう!」と言う意志(いし)があって、
安心&信頼できる医師(いし)が側にいれば完璧です。
くさいダジャレ



『入院』はイメージしているよりずっと自分らしく過ごせますよ~
皆さんが皆さんにとって最良の治療を見つけられますように・・・




追記)
規定の少ない病院と、規律の厳し~い病院があります。
例えば、タオルや入院着は、病院指定品のみ使用可能・持ち込み禁止の病院もあれば、
個人の使用品は全部自分で揃える病院もあります。
入院前にご確認下さいね。

規則を定める理由があり、
それぞれにメリット・デメリットがあります。





入院前の確認
『上手に医者にかかる10カ条~賢い患者になるために~その1』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html

『安全な入院生活のポイント~『いろはうた』~賢い患者になるために その2』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-295.html

『医療ミスを防ぐための20カ条~賢い患者になるために その3~自分でできること』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-296.html

『入院グッズ ~私の入院便利品リスト~ お見舞い品にもOK♪』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-31.html


『アンの日記』は、片側顔面痙攣の根治手術を受けた私が、
痙攣の進行具合、自分が受けた東洋医学、セルフケア、
自分が考慮した病院・医師の正しい選択方法について記載したブログです。
始まりはこちら
『ご案内頁~片側顔面痙攣、三叉神経痛、舌咽神経痛患者の皆さんへ』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

『正露丸』繋がりで、
「日露戦争の医師の功罪について」
ご紹介したいな~と書いていました。
前回はこちら


“医師の罪”とは、『脚気の原因』について
誤った見解を“主張し続けた”ために起った悲劇のこと。

改めて調べてみると、
この悲劇は、日清戦争・日露戦争時、
そして戦後にまで至っていました。




今では、
脚気ビタミンB1の欠乏が原因で起る
ことが分かっています。

分かってしまうと、とてもシンプルな原因です。





脚気は、平安時代頃から知られていましたが、
江戸時代になって一般庶民に広まるようになり、
“江戸患い” “大阪腫れ”として恐れられました。

初期の症状は、倦怠感や下半身のむくみ、しびれなどですが、
悪化すると、知覚麻痺や歩行困難になり、
心不全で死にいたる病気だったからです。





明治時代になると、
国民病と言えるほど広まっていた脚気の原因について
論争が起こりました。
有名な論争が、
脚気細菌病説」(「脚気伝染病説」)
   VS
「脚気栄養不足説」(「脚気白米原因説」)です。


簡単に言うと、
「脚気は細菌感染による伝染病である」と主張する
陸軍軍医総監 森林太郎氏(筆名 森鴎外)らと、
「脚気は食事が原因である」とする
海軍軍医・高木兼寛氏ら2派の対立。





どちらの説を採用するかで明暗が分かれたのが、
日清戦争・日露戦争でした。


「細菌感染による伝染病説」をとり、
白米を配給していた陸軍では、脚気による死者を多く出しました。
はっきりした数字は分からないのですが、
日清戦争(明治27年)では脚気患者数4万人、うち死者4千人、
日露戦争では脚気患者25万人、うち死者2万7000人ほどであった
とも言われています。

反して、食糧説をとって食事に気を配っていた海軍では、
脚気による死亡者は数名だったとか。




戦闘による戦死者は、
日清戦争全体では約14,000人、日露戦争全体では約12万人
ほどだったと言われています。
比べると、脚気による死者がいかに多かったことかが分かります。





陸軍内にも、経験的に食事で脚気が改善すると感じ、
食事指導をしている医師たちがいたにも関わらず、
最終的に陸軍全体の食糧事情を左右する陸軍省医務局は、
見解を変えませんでした。


現場の医師が、理論的に証明はできないながら、
「病気は食事の改善で治る(寛解する)」と感じていたのに、
実際には、食事の見直しがされず、
多くの命が失われたことは大きな悲劇です。
残念でなりません。






今日は、先にご紹介した『正露丸』繋がりの頁でした。
『正露丸』(当時『「征露丸』)は、日露戦争中に陸軍に配給され、
コレラ、下痢や腹痛に苦しむ兵士が激減したそうです。

『正露丸』を軍薬として採用したのは、
森林太郎氏(筆名 森鴎外)らでした。



「脚気病原菌説」に固執して多くの悲劇を生んだとされる医師は、
他の治療で、多くの成果を生んだ医師でもあります。




『脚気論争』について、今日はサラッとご紹介。
『アンの日記』でお伝えしたいことは、万能な医師はいないということ。
一般的には、医師には専門があり専門外があります。
病気を治したいなら、医師の選択を大切に。






★豆知識★

脚気が悪化して心臓の機能まで症状が及ぶことを
「脚気衝心」「衝心脚気」と言います。


江戸や大坂で脚気患者が多かったのは、今では、
都会では“白米”を食べる人が増え、
玄米から摂取していたビタミンB1が不足した事が一因と考えられています。

原因がはっきりする前から、
「そばを食べると脚気が治る」など、
人々の間では食事による治療が考案されていました。



戦後、豊富な食料に恵まれるようになった現代ですが、
過度のダイエット、偏食などによる栄養不足のため、
ビタミンB1不足、潜在的ビタミンB1不足者が増えているそうです。


「脚気は昔話」と思わず、
ご注意くださいね。






医療というものについて。
明治になって、
「脚気栄養説」を唱えていた海軍軍医の高木兼寛氏は、
西欧では脚気が少ないことから食事との因果関係を疑い、
練習艦の遠洋航海中の食事において比較実験を繰り返し、
兵士の様子から脚気が発生しない食事を提案しました。

後に東京慈恵会医科大学の前身を創設した高木兼寛氏は、
「病気を診ずして病人を診よ」
という名言を残しています。




正露丸のお話し
『ロングセラー、100年の歴史を持つ正露丸の新型薬発売』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-648.html

私が「脚気」の悲劇を知ることになったには“好奇心”から
『春です。話の種や好奇心の芽を探しましょ♪』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-651.html

脚気つながりで。おやつの面白い話。話のタネに!
『おやつについて考えてみた~脳によくて、体によくて、心によい食事~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-290.html

“医師の罪”つながりで。
『直ぐに使える指の切り傷の止血・消毒方法~最新医療から~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-606.html

「病気を診ずじて病人を診よ」って、東洋医学的。私の鍼経験
『怪我の功名』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-11.html


日本心臓病財団刊行 耳寄りな心臓の話
『 銃弾よりも多くの命を奪った脚気心』(第21話 川田志明氏著)より
http://www.jhf.or.jp/bunko/mimiyori/21.html

「脚気の歴史」この資料が詳細でした。ご興味もった方にはお薦め。
お勉強になります。
研究プロジェクト:近代日本の戦争と軍隊
「日清・日露戦争と脚気」 内田正夫 所員/総合文化研究所助手
https://www.wako.ac.jp/_static/page/university/images/_
tz0716.b5706d4ad276df8bb8ffc5ce8c311f69.pdf