早期離床 という言葉をご存知でしょうか?

知っていると術後の治癒力アップに繋がりそうなので、
ちょっとだけ調べた事を書いておこうと思います




日本は、「早期離床」や「早期退院」というシステムが欧米に大きく遅れをとっていました。
どれくらいの違いだったかと言うと、例えば急性心筋梗塞の場合。

(例)


     1990年代   欧米・・・入院期間10日   日本・・・  4週間プログラム発表

みたいな。。。
全部の疾患がそうではないのかもしれませんが、かなり隔たりがありますよね。

私は、1990年代に米国で足の手術を受けていますが、日帰り手術でした。
その手術は、当時日本では一か月入院でしたし、今でも二週間以上入院を薦められるらしいです。

また、同年代にやはり米国で出産をしていますが48時間入院でした。
こちらは州毎の差異がありますが、日本のように一週間入院なんてことは絶対無いと思います。

随分な違いですね

でも、ここでちょっと注意しなければならないのが、
早期離床その先の早期退院が、
必ずしも医療の差、つまり技術、知識、医師の質、看護師の質etc.
そういうものだけで決定されているわけではないという事です。

日本国内を思い浮かべても、
保険料の負担額増大だったり、医療制度改革だったり、
政治的経済的側面の影響を受けての“医療”の変更ってあります。
なので、早くから早期離床をしていて、今でもすっごく早々に退院させている欧米の医療が、
医療の質の向上を目指した結果かどうか、
日本が見習わなくてはならないものなのかどうか、
?です。




前置きはさておき、治療の側面からみた早期離床とは・・・
 
もともとの疾患の治療がすんだのにあんまりのんびり寝ていると、
他のよくない症状が出る恐れがあるので、そうならないように、
全身状態が落ち着いたらできるだけ早い時期に
頑張って、座ったり立ったり歩いたりしましょうね!


ってことです。

具体的には、
●呼吸器合併症を予防する
●循環器合併症を予防する
●消化管合併症を予防する
●排尿障害を予防する
●骨筋・筋肉・関節の衰退を予防する
●精神活動を活発にして術後せん妄などを予防する
ことなどを目的にしています。

早く起き上ると、良いことだらけです。

こんな風に説明を受けると、
手術後は気合いを入れて起きるぞ」って言う気になりませんか




知っているのといないのとでは、頑張りようも変わっちゃいますよね。
今知った方は、入院時には是非実行してみて下さいね!


もちろん、無理のないよう適切な管理下でです。



微小血管減圧術手術後ICUを利用しないM記念病院の基本方針は、
患者の早期離床にはうってつけの入院プログラムです




男性患者さんたちは、
可愛いい看護師さんが優しくしてくれるからもう少しゆっくりしよう~
なんて思っちゃダメですよ!
そこは、男らしく(死語かしら?)頑張って下さいね





私の手術後の最初のトイレ時も、最初の飲水時も、
ハイジちゃん(担当看護師さん)がちゃんと見ていて、
上手に促し、励まし、お手伝いしてくれました。

私の手術後の経過が良かった要因の一つは、きっとハイジちゃんの適切な離床ケアです。
ハイジちゃん、どうもありがとう
感謝感謝です




M記念病院では、ICU不使用であるが故に特に早期の離床が達成されています。
(ICUに入ると、その分早期離床が遅れます。)
M記念病院でICU未使用治療が行える理由はこちら。
2014.04.25 「M記念病院(術後外来1)~③手術のイメージはF1チーム!」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-86.html
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脳神経外科で頭蓋内微小血管減圧術を受けるために入院して5日目。
手術後3日。

この日、自主トレ中(単に病院内を歩いてただけだけど)に、
偶然お会いしたA医師に素朴な質問をしてみた。

頂いたお応えは大事なことだと思うから、
改めてご紹介します。


※この頁は、カテゴリーKEYポイント★★用に、
前頁「入院5日目(術後3日) 消毒について」を修正した頁です。




Q.「先生は、回診でいつも何をしているんですか?」


A.「Good question です。」


手術直後に清潔な生理食塩水で洗浄したあと、
原則として一切消毒はしていません。
傷は、きちんと縫合されていれば数日間でふさがります。
消毒は、皮膚の再生をむしろ阻害するとも言われていますから、
必要なければ何もしません。

ただし、内側から何らかの液体が漏れてきていたり、
皮膚の下がぶよぶよになっていたりした場合は対応が必要になります。

回診では、何らかの兆候がないかを「チェック」しています。



以前は、手術後は縫合してある部分を毎日消毒して包帯をして、
洗髪は手術一週間後の抜針が終わってからでした。
僕も含まれますが、少し前の時代の医師は「傷は消毒」という教育を受けたので、
消毒しないということに当初はかなり違和感を感じましたねー。



手術後消毒しない、剃毛しないという事を始めてから、
明らかに傷のトラブルは減っています。



つまり、
いかに医療が患者にとってマイナスの事をしていたかを思い知るわけです。
(消毒は)患者さんにとって百害あって一利なしですよ!







会話は、だいたいこんな感じだったはず。


この時は、何せ診察室のようにいつものメモ帳を持参していなかった。
会話の内容は正確性を欠くかも。カモカモ






A医師とのこの会話は、
手術の技術」だけで手術の成功率が決まるわけではない、
治療方法は日々変化している
そんなことについて考え出すきっかけになりました。
今(2016年)も、
私は医療・治療事情について調べて、ご紹介を続けています。






感染症予防のための消毒のお話はこちら。是非ご確認下さい。
「正解はどちら?~手術創の消毒はするか、しないか?」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-94.html

感染症対策としての剃毛についてはこちら
「正解はどちら?~除毛か剃毛か?」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-95.html

A医師の消毒のお話しについて。詳細はこちら。
『手術創(傷口)~消毒について~A医師の方針』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-53.html

どんなに一般的な手術でも、
「この手術は100%安全です」
と医師から太鼓判を頂くことはめったにありません。
(本来、絶対言えない)



手術はリスクを伴う」ことは、
どんな手術であっても「当たり前」「普通」のこと。


手術前説明で、
医師は患者に対して、リスクの説明をしなければならないし、
患者は医師の説明を理解するよう努めなければなりません。
例え、
メンドクサイ、ムズカシイと思っても・・・。ガンバル




感染症は、手術をする際の大きなリスクの一つ。


術後感染症は、手術を行なった部分で細菌が増殖することで起こります。
手術創の中に異物(金属など)がある場合は、感染率が高まります。



手術部位の感染率は、
1990年代は全感染症患者の1/4位を占めたそうです。
(2002年のアメリカの統計では全病院感染率の22%が手術部位感染)


そのため、感染症発症因子のうち、
『変えることができるもの』を見つけ、『どのように変えるか』を探る研究は、
SSI防止対策と言われ、
術後の感染症発症を減らすために続けられています。


今回は、最新の研究よって証明されている、
術後感染症の発症を抑えるための「除毛」と「剃毛」についてのご紹介です。




-----------------------------------
◆施術部位感染症について
------------------------------------

手術部位感染症(SSI=Surgical Site Infection)の研究結果より


1.米国のガイドライン(CDC=アメリカ疾病予防管理センター
--------------------------------------------------------
手術部位あるいは周辺の体毛が手術の支障になる場合を除いて術前の除毛は行わず
除毛する場合には、手術直前なるべく電気クリッパを用いて除毛することが望ましい。
手術前日などの除毛は、手術直前の除毛より高い手術部位感染率と関連している。



2.日本の病態別ガイドライン(日本環境感染学会)
--------------------------------------------------------
手術野の体毛が邪魔にならなければ処置は行わず
必要な場合は剃毛は皮膚障害を起こすので、
電気クリッパーを用いて手術直前に除毛するのが望ましい。

※この資料には、
「手術当日の除毛が前日に優るとのデータがあるが確定的ではない」とも記述。
同じ資料なのに。。。



3.日本外科感染症学会特別セミナーの質疑応答
--------------------------------------------------------
2014年7月開催セミナーのネット公開部分より。
参加者は医師のみ

≪質問≫
術前の除毛(脱毛)か剃毛か、またそのタイミングは?

≪応答≫
健常な皮膚が感染に対して最も抵抗力があります。
どんなに上手な人が剃毛しても皮膚の表面に小さな傷がつき、感染の原因となります。
以上が除毛を勧める理由です。
除毛ならば、手術室ではなく病室で行ってもよいと考えます。
なお、過敏性がないならば、除毛クリームを使用することも問題ありません。


------------------------------------------------------------------------


手術部位感染症(SSI=Surgical Site Infection)、
「感染症対策」の研究結果は、数多く発表されていて、今では、
手術の際に無用な剃毛や除毛は行なうべきでないと言う考えが主流です。
データや論文をご覧になりたい方は検索して見て下さいね。






素人中年女子が理解できた、
「手術部位感染症を減らす除毛の理屈」はこんな感じ。

私のまとめ
~『アンの日記』編~


剃毛すると、眼に見えなくても皮膚表面に“傷”がつきます。
例えば、エステに行く際に
「前日からのお顔の剃り、眉毛抜きはお差し控えください」と言われるのは、
見えない傷から来るトラブルを防ぐため。


手術の際は、“傷”は細菌の温床になるし、
長く放置するほど繁殖する時間が増大することになります。

そう考えると、
毛の処理は手術直前に行った方が良いし、
肌を直接傷つけることのない、除毛を行うのが良い。


つまり、
正解は、剃毛より除毛!
手術部位感染症を抑えるためには、
手術直前に、電動式クリッパーで除毛をすることが最も望ましい





手術の技術だけでなく、「感染症対策」も日進月歩だと言えます。
2014年の医師のセミナーでの質疑応答は、
皆さんの医師選びのご参考になるかもしれません。
“医師の選択”は手術の成功率を高めます。   








KoKoRoの声

病院・執刀医師を決める前には、
既に手術をした片側顔面痙攣患者さんのブログを参考にさせて頂きました。


皆さん、少し前のブログ記事だったせいか、
前日に広い範囲を剃毛された写真がアップされていたり、
術後は手術部位を毎日消毒していると書いてあったりしました。
当時はそれが主流だったのかもしれません。
でも、2014年、そんなやり方はもう古い。


代表的な医師の方々は、
研究結果に則した感染症予防対策を行っているし、
研究結果の啓蒙活動を始めています。


まだ医師を選択中の方は、
「消毒」や「髪の毛の処理」についても、医師に質問すべきかも。カモカモ




手術創(手術25日) 手術後25日の私。
除毛は、麻酔をして意識がなくなってから。
除毛の範囲が狭いので、その後の生活にも全く支障なし


因みに、
除毛は、感染症予防の観点からではなく
手術の際の邪魔にならないようにされるものらしい
ヘエ~ヘエ~




手術部位感染症を抑える他の因子のご紹介。
「正解はどちら?~手術創の消毒するか、しないか~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-94.html

治療法、病院、医師・・・間違った選択をされないように。
『「選択の結果」は自分次第~自分にとって最善の治療』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-505.html

豊富な知識、経験を持つ専門医は強い見方です。
『お薦め専門医♪~受診は、こっそり (^_-)~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-321.html

自然治癒を含む治療の選択について等々。じっくりご覧下さい。
『微小血管減圧術の成功率をあげるためにできること』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

前回から引き続き、
手術の際の感染症予防についての頁です。



どんなに一般的な手術でも、
「この手術は100%安全です」
と医師から太鼓判を頂くことはめったにありません。
(本来、絶対言えない)



「手術はリスクを伴う」ことは、
どんな手術であっても「当たり前」「普通」のこと。


手術前説明で、
医師は患者に対して、リスクの説明をしなければならないし、
患者は医師の説明を理解するよう努めなければなりません。
例え、
メンドクサイ、ムズカシイと思っても・・・。ガンバル




感染症は、手術をする際の大きなリスクの一つ
です。


術後感染症は、手術を行なった部分で細菌が増殖することで起こります。
手術創の中に異物(金属など)がある場合は、感染率が高まります。



手術部位の感染率は、
1990年代は全感染症患者の1/4位を占めたそうです。
(2002年のアメリカの統計では全病院感染率の22%が手術部位感染)


そのため、感染症発症因子のうち、
『変えることができるもの』を見つけ、『どのように変えるか』を探る研究は、
SSI防止対策と言われ、
術後の感染症発症を減らすために続けられています。


今回は、最新の研究よって証明されている、
術後感染症の発症を抑えるため
消毒はするか」と「消毒はしないか」についてのご紹介です。







----------------------------------
◆施術部位感染症について
------------------------------------
手術部位感染症(SSI=Surgical Site Infection)の研究結果より


1.消毒の必要性について
--------------------------------

手術室で計画的に行われる手術においては、
手術室内、医師、看護師、他スタッフができうる限り必要な感染症予防をした状態。
その状況下で有る場合、縫合された手術創(皮膚表面)は、
24時間~48時間程度で完全に覆われる。
完全に密閉された傷口からは細菌が入り込む危険はないので、
皮膚表面に対する消毒は必要無い。



2.消毒のリスクについて
--------------------------------

・細胞成長因子(傷口付近のグジュグジュした体液)への阻害。
消毒薬によるアナフィラキシ―ショックが報告されている。





こんな感じ。



つまり、
手術部位感染症を抑えるため、
基本的に、手術後は手術創の消毒はしない

が正解。





適切な外科手術をしている場合は、
消毒をしないことで感染症リスクは増えないことを、


これから手術の皆さんはよく覚えておいて下さいね。  


M記念病院A医師曰く、
「手術後基本的には消毒はしない。その方が手術創が治りやすい」
とのこと





豆 知 識

消毒とは関係ないけれど、
微小血管減圧術の手術を受けた人に大切な処置について。


微小血管減圧術後は、
術創を圧迫し髄液漏れを防ぐために包帯を巻きます。


包帯は、
ゆるすぎると髄液漏れの予防になりませんし、
きつ過ぎると、患者は痛かったり、圧迫間を強く感じて辛くなります




術後、頭が痛い、辛い、重いは、手術のせいではなく、
もしかしたら包帯の巻き方が原因かも。カモカモ

「あれ?」
と思ったら、医師にお話しすれば、
「いい塩梅」に巻きなおしてくれるかもしれません。



快適に過ごす上で大切なことなので、
書いておきますね。






KoKoRoの声


入院中、回診の時に、
自分の化膿しやすい体質を心配して、
「大丈夫?」
と質問すると、
「僕はそんな縫い方はしない。」
とA医師が仰ったのは、
『僕は適切な外科手術をしている(から化膿なんてしない)』
という意味だったんだ~と、今になってナットク。
 

因みに、包帯を巻く時、
「僕は慣れてるから早い」
とも仰っていたけれど、私は全く痛くなかったから、
「包帯を巻くのが早くて、上手い」
だな。


注)包帯は使用しない、テープで留めるだけなど、
術後の処置の仕方は病院によって異なるようです。(2016年追記)


手術部位感染症を防ぐためのご紹介です
「正解はどちら?~除毛か、剃毛。」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-95.html

消毒について、医師の不勉強を危惧されている医師たちもいます。
消毒しないメリットの詳細はこちら。
『今怪我した方へ!直ぐに役立つ止血・消毒方法~最新医療より』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-606.html
「手術後の経過をよくするためのKEY~早期離床について~予防」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-50.html

A医師との消毒のお話はこちら
「片側顔面痙攣 手術創~消毒について~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-53.html


詳細は、省きますが・・・
現在(2014年9月現在)の医療安全と質の向上は、「医療安全推進者」と「医療対話推進者」の二本柱で行われるという事が、厚生労働省より発表されています。
今日は、このうちの医療対話推進者について調べてみました。

厚生労働省では、業務指針とともに、養成のための研修プログラム作成指針なるものを示していて、都道府県に送付したそうです。(医政総発0110第2号)
実は、それに先だって2012年に診療報酬制度が改定されてから、診療費に「患者サポート充実加算(保険点数70点)」が認められています。
自分の診療明細書を見た時、「患者サポート充実加算」って何だろう???と思ったのですが、この事だったんですね~やっと分かりました

では、まず医療対話推進者の役割って何なんでしょう?

簡単に言うと、医療従事と患者・家族の橋渡しだそうです。
○患者・家族の相談や苦情への対応
○患者・家族の心情への共感と対応
○医療事故に遭遇した患者・家族や関わった職員の立場や心情への共感と対応
○患者・家族・医療従事者間での信頼構築促進
○職種や部門・部署が横断的にチームとして対応できる能力を高める etc.

つまり、中立・公平な立場で、最善の治療のためのコミュニケーションが円滑に行われるよう手腕を発揮(or アドバイス)してくださるプロフェッショナル医療対話推進者ってことみたいです。

厚生省から出されている資料には、医療対話推進者目指すものとして、
患者・家族が安心して満足できる医療を受けられるよう、十分な説明と対話がなされる組織の文化醸成
という一文もありました~
志は高そうです。
何だか安心して治療できそうな気分になります。
今はまだ、「養成のための研修」が各地で行われ始めたばかりですが今後益々の活躍に期待します。

入院・通院の際には、皆さんしっかりご利用下さいね。



KoKoRoの声

医療対話推進者に先駆けて、民間では医療コーディネ―タ―、メッセンジャーナースと言った方々が活躍しています。
やはり、医師と患者のコミュニケーションを円滑にし、両者の橋渡しをする専門家としてです。
最近では、こうした活動を支えていた民間団体でも積極的に国の医療対話推進者育成研修を行っているようです。

「国からのお墨付き」を得られるってとっても良いことだと思います。
女性の多い職種だと想像できますから、昨今の女性の社会進出・社会的地位向上にも将来結びついていきそうです!

危惧する唯一のことは、厚生労働省の資料で「医療管理者から権限を委譲された医療対話推進者」(同様の表現がA4レポート7枚中5回)と表現された人々が、公平な立場を本当に保っていられるのかな~ってことでしょうか。
指針の中に「適切」が多用されているのもちょっとどうかなーって思っちゃいました。

今までにもブログ内で何度か書いていますが・・・
「適切」が何かって、本当に難しいと思うのは私だけでしょうか。


≪ご参考≫
●医療コーディネーター・・・日本医療コーディネ―タ―協会(2003年設立)が認定
●メッセンジャーナース・・・メッセンジャーナース認定協会(2010年設立)が認定


医療対話推進者にもっとご興味のある方はこちら厚生労働省の医療対話推進者について
  
手術室内での適切についてちょこっと書いています。お時間がある際にご覧下さい
    2014.04.02 「片側顔面痙攣 入院1日目~手術説明~②微小血管減圧術」

ブログは自分勝手に書いています。

「必要だな」と思えば読んで頂けるし、
「意味ないな」と思えば、立ち寄っても直ぐに飛び立っていかれてしまう。
それは、書く方としてはとて安心なことです。
「少なくても、自分が何かを押しつけているわけではない。」
と思えますから。



いきなりですが・・・
親戚が、来週ヘルニアの手術を受けます。
受ける本人は、まだ大学生。
両親は地方に住んでいるので、
手術には私が付きそうことになっています。


元々、
「病院は○○総合病院。
手術日は○○日だけど空いてる?」と連絡を受けただけ。

本人も家族も、手術や病院の詳細については調べていず、
実際症例数すら知らないようでしたが、
既に全部決まった後だったので、
「今から余計なことを言うのはかえって迷惑かな?」
「相手が欲しくない情報の提供になるかな?」
と、知らんぷりを決め込むつもりでした。


自分なら詳しく調べるし、
自分の子供なら、完璧に納得できるまでは
絶対に手術を受けさせたりしませんけれど・・・。




調べてみると、ヘルニアの手術は、
「整形外科」と「脳神経外科」の両分野で行われています。
その意味でも、また手術の術式においても、
ヘルニアは治療の選択肢の多い病気です。


ヘルニアじたいは珍しい病気ではなく、
患ってすぐに『手術』を考えるような病気ではありません。
つまり、
『考える時間』&『選択の自由』がある病気です。
そして、
手術の成功率は高いと言えそうなのに、
考えられるリスクが大きいという特徴があります。

ですから、
ヘルニアは、じゅうぶんに調べて医師・病院を決めるべき病気
だと言えます。
(微小血管減圧術となんだか似ていますね~。)






全て決まっていたはずの手術でしたが、
「病院で手術前説明を受けたら、
内視鏡手術だった予定が、リスク回避のため切っての手術に変更になった。」
と昨日改めて連絡を受けました。


当然ながら、医師には、
「内視鏡手術が得意」な医師も、
「目視下の切開手術が得意」な医師もいそうです。

だとすれば、今回の親戚の手術の場合、
内視鏡手術が、切開手術に変更になった時点で担当医が変更になるべき
なのかもしれません。
あるいは、手術の術式が変更になったのなら、
「この医師でいいのか改めて調べる」(症例数を調べる)位は、
すべきなのだと思います。



安易に病院・医師を決め、
直前に術式変更されても不満も、
もしかしたら不安にすら思っていないのかも・・・と思うと、
私としては呆れるばかりです。



悪いことは、「ものを知ろうとしないこと。」

怖いことは、「自分が無知だと知らないこと。」
だと思うのは、ちょっと厳しすぎるかな。



ブログで書くのは簡単です。
正直、面と向かって求められてもいないのに人に意見を言うのは、
正しいと思っていてもとても勇気が要ります。

手術の続きはこちら




KoKoRoの声

実際にヘルニアの手術を受けた、
医療ライターの方のブログがありました。
すべての病院で同一レベルの手術を受けられるわけではありません。
また大学病院は教育機関としての役割も有しているため、
経験の少ない若手医師が執刀医になる可能性もあります。

これでダメだったのならしかたがないと思える位の
病院、医師に手術してもらうことが大事。
~ 省略~ 病院は数多くありますが、自分の体は一つしかないわけですから、
最初の病院で納得できるだけの手術が受けられないようであれば、
我慢せずに手術する病院を変えることも必要だと思います。

とのこと。

微小血管減圧術を検討中の皆さんにもお伝えしたい内容だったので、
引用させていただきました。m(__)m



ヘルニア手術を体験された、医療ライターさんのブログ。
手術を決める際のものの考え方、選択の手順のご参考になると思います。
「椎間板ヘルニア手術情報」

手術前、こんなことも考えました。
2014.04.02「手術の同意書について~考えたこと~」

微小血管減圧術のお仲間さんが手術を検討される際は、こちらをどうぞ
2014.11.19「医師にして欲しい大事な質問~手術の成功率をあげるKEY」

今日は、親戚の大学生の腰のヘルニアの手術です。


今になって、ご両親は心配している様子ですが、
手術の日にやれることは何も(ほぼ何も)ありません。
何もかも、今さらです。

もし何か、
手術のために策を練ろうとするなら事前です。


病気について、病院・医師について調べるのも、

手術に向けて体力をつけるのも、手術のための準備も、
全て事前にすることが大切



病気になるのは、誰にとっても辛いことで、
受けとめることが難しい時もあります。

でも、ものは考えよう。
不幸中の幸い。事前準備ができるぞ~と思っちゃえばいいですね
事前準備ができてよかったと思えれば、治癒率が上がりそう






さて、今回のスーパー大学生のヘルニアの手術。
事前説明で、術式が変更になっていたので、
内視鏡手術  切開手術
『同じ執刀医でよいのか?』
と心底心配していましたが・・・


入院先の病院に行ってみたら、
医師が変更になっていました!バンザイ~



医師だって生身の人間ですから、
得意分野があって当たり前。
ほんとなら、単に『外科医』じゃなく
『○○のエキスパート』と称号でも作って欲しいですよね!
(医師同士は知っているから、ズルイと思うなー)



わざわざ医師が変更になったのですから、執刀医師は、
『今日の術式のエキスパート』
少なくとも、『得意とする医師』に違いない。
と、あとは信じるのみです。





病室の本人は・・・
世間知らずなスーパー大学生なので、
手術当日でも全く動ぜず、
爽やか~な笑顔でお出迎えしてくれました。
(なかなかイケメン君なんです
実のところオリンピック候補生。国費を使って奮闘中の身です。)




Y総合病院からの書類は、ほぼ手つかず状態で放置。
特に不安のない人間にとっては、
病院からの書類は『ただのメンドクサイ紙の束』と思えるかも。

とっても呑気です。


患者本人が笑顔なので、
私も思わず笑顔がこぼれます。



今日は付き添いとして病院に待機なので、
手術間に、彼と彼の両親の代わりに、
これらの書類をじっくり読みたいと思います。
続きはこちら




豆 知 識


病院から提供される書類の中には、
必ず『入院診療計画』が含まれています。

『入院診療計画』の提示は、国で定められた義務です。
病名、症状、治療計画、検査内容、手術内容、
推定される入院期間等について簡単に文書1枚に記されています。




法的なものとは別に、1
1995年頃から日本に導入され、普及し始めた
クリニカルパスクリティカルパスを使用する病院が増えています。

クリニカルパスクリティカルパス)は、治療や検査、看護ケアなどの内容、
及びタイムスケジュールを一覧表にしたものです。


病院ごとに作成されているため仕様が異なります。


通常、患者用と医療スタッフ用の2種作成されます。


◆【患者用の特徴】


●入院中に受ける検査、手術、処置、手術後のリハビリ等について記載
●食事、入浴など日常生活について記載
●イラスト付きなど、分かりやすい工夫がされている
●一般的に入院が決まった段階か、入院当日に『入院診療計画書』として渡される



◆【医療スタッフ用の特徴】

●科学的な根拠に基づいた専門的かつ詳細な内容が記載。
●複数の医療スタッフが情報を共有し、チーム医療の推進に役立てられる。


続きはこちら。

手術を検討中の方はこちらもご覧下さい。
「医師・病院選びについて思う事~無知だと知らない怖さ~例えばヘルニア」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-152.html

大学病院の市民公開講座で、コツを伺ってきました!その1~3まで。
『上手に医者にかかる10カ条~賢い患者になるためにその1』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html

クリニカルパスクリティカルパス)について、「gooヘルスケア」を参考。

昨日に引き続き、親戚のスーパー大学生の
腰のヘルニアの手術の話。
昨日はこちら



驚いたことに、
手術終了を待っている間に目を通す予定だった
クリニカルパスクリティカルパス)が、
この病院では使用されていなかった。


私の調べでは、1995年頃から普及しているはずだし、
数か月以内に2回以上新聞紙面で関連記事を読んでいたのに…
正直びっくり。




クリニカルパスクリティカルパス)は、

治療内容、治療の段階や到達目標(患者が目指す最適状態)を
スケジュール表にしたものです。


今日の夕飯は?
お水は飲めますか?
おトイレは?
いつから歩行できますか?
痛み止めはどのようなタイミングで使えますかetc.etc.
色々な疑問の答えを見つけることができます。





今回は、クリニカルパスが用意されていなかったので、
上記を全部看護婦さんに質問してみたら、
「たいていは・・・。」
「先生にお聞きしてからお知らせします。」
と言う答えが繰り返されるばかり。


そんなばかな。
特殊な質問はしてないのに・・・




当たり前と思っていたクリニカルパスクリティカルパス)について、
昨日に引き続き調べてみました。



◆【クリニカルパスクリティカルパス)とは】

人材・設備などを考慮し病院ごとに作成される。
医療の進化に応じて、各種データの集計をしながら内容を改定・刷新


■ 患者・家族にとっての意義

●治療経過や内容が分かりやすく、安心して質の高い医療を受けられる。
●目標が達成できない場合、どの点に原因があるのか問題の早期発見につながる。
●医療現場での、情報収集・分析が安易になり医療の質が向上する。


■ 病院・医療従事者にとっての意義


●互いの役割が明確になる。
●医療が標準化される。
●チーム医療が推進され、質の高い医療が提供できる。
●新人職員への教育ツールとして使用できる。




患者にとっても、病院・医療従事者にとっても必要な、
治癒率を上げるためのスケジュール表”ってことです。


作成された時から、
よりよく作り変えられることを目指している予定表です。





◆KoKoRoの声◆


M記念病院では、微小血管減圧術を受ける患者向けに、
「入院から退院後までの療養生活支援のしおりが使われていました。
一般的なクリニカルパスの型とは違って『しおり』風。
表を見なれていない患者にとっては懐かしい形。


しおりの『意義』や『目的』についてなんて深く考えていなかったけれど、
「今日はこれだな。」
「明日はお風呂だ~」
なんて、予定であり目標であり楽しみですらあったような。




“完治する標準型”が記載されていますから、
読んでいるだけで完治がイメージできます。
読むだけで治癒率が上がった気がします。





子供の頃は、遠足のしおりをもらって、
表紙に名前を書いたり絵を描いたりした記憶があります。

クリニカルパス(クリティカルパス)風は、
何十年振りかに、開けるのが楽しみなしおりでした。

多くの病院で用意されているはずですので、
これから入院を考えている方はご活用下さいね!


そして、今回遠くにいる親戚(大学生の両親)の心配ぶりに触れて・・・
家族へしおりを届けることも、
大切な『手術のための準備』だったと気付きました。
(自宅用にはコピーを置いておきました。
実家にも渡せば良かったなと後悔です。



皆さんの治療が、最善の治療でありますように。
皆さんの治療が、他の皆さんの最良の治療への一歩になりますように。





 豆 知 識 

2016年度から
日本クリニカルパス学会
は、実務の資格認定制度を始める予定。
クリニカルパスの作成、改訂に必要な実務を担う、
人材育成のための体制を整備する。




Web検索できるクリニカルパスを幾つか見てみました。


情報満載の「今時の資料」風、
昔ながらの「しおり」風、
「手書き」風、
様々に工夫されたクリニカルパスが作成されています。


患者にとって、
「読みやすい」或いは「読む気になる」クリニカルパスの形は、
患者の年齢によって大きく異なるかもしれません。



「標準型」とか、「手書き風」とか、
自分で選択できたら一層いいのにな~と思いました。
技術的には、いろんな事がでる世の中です。
日本クリニカルパス学会の、
今後のご活躍を応援したいと思います。フレーフレー


注 目
 
クリニカルパスが病院HPで確認できることがあります。
病院選びのご参考に!
早期離床が心がけられているかも要チャック


昨日はこちら。
『手術前入院~クリニカルパス・クリティカルパス』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-157.html

手術のためにでくることは“事前”だけ。そんなお話。
『医師・病院選びについて思う事~無知だと知らない怖さ~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-152.html

治癒率・治癒力を上げる早期離床についてはこちらで確認。
「手術後の経過をよくするためのKEY~早期離床について~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-50.html

大学病院の市民公開講座で、コツを伺ってきました!その1~3まで
『上手に医者にかかる10カ条~賢い患者になるためにその1~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html

微小血管減圧術を検討中の方は、病院・医師の選択前にどうぞ
『ご案内・ご挨拶頁』:サイトマップ
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html


2014.11.16 日本経済新聞 クリニカルパス③「施設ごとに作成し実行」より
ゼリア新薬製薬株式会社「クリニカルパスって何?」参照
クリニカルパス(クリティカルパス)は、病床400床以上の病院の90%以上での導入。
2010年現在「gooヘルスケア」参考

むか~しむかし、
痛みを我慢すると痛みの神経回路ができて
傷が治っても痛みが残る」

と聞いた気がしたので、
片側顔面痙攣の微小血管減圧術の手術後は、
私は痛みは一切我慢しませんでした。



「こらえ性がないって思われないかな。」
「坐薬は恥ずかしい。」

なんていう、日頃私が捉われている、
羞恥心倫理観常識も全てふっ飛ばして甘えまくりました。



結果、
順調な回復ぶりに、主治医のM記念病院A医師からは、
「術後最も手のかからなかった患者。」
と言っていただけました~。ブラボー



本人も驚くほどの快復ぶりだったので、
自分の行為は間違っていなかったと自負していましたが、
痛みのコントロールが遅れると治癒が遅れる。」
と言う記事をみつけたので、
これから手術の皆さんにお役に立つよう、
改めて痛み治癒について調べてみましたのでご紹介します。



------------------------------------
◆【痛みと治癒の関係んについて】
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1.手術の痛み=術後痛

手術により傷つけた神経組織や部位が炎症を起こすことによっておこる痛み。
時間の経過とともになくなる。
安静時の痛みは、1~5日程度。
同じ手術を受けても、「痛みの程度」には個人差がある。


2.痛みの悪循環

いつまでも痛みが続く・我慢する

交換神経が緊張

血流が悪くなる

傷口への酸素・栄養が不足する

治癒が遅れる

発痛物質が生成(カリウムイオン・セロトニン・アセチルコリンetc.)

痛みの範囲が増す・更に痛む

交換神経の緊張が続く             


この悪循環が続くと、
一般の治療で痛みを取る事が難しくなります。(慢性痛など)


つまり、
痛みの感覚は、傷の治りを遅くする。
たから、痛みを我慢するのはやめて、
痛みの対処を早目にお願いしようね~

ってことです。



注意!
------------------------------------------
◆【術後痛が激しい・長引く場合の影響】
------------------------------------------

~間接的意味~

患者の活動性が下がる
自然治癒力が下がる。回復が遅くなる。

痛みのために咳や深呼吸ができなくなる
呼吸器障害が発生しやすくなる。

心拍数増加・血圧上昇
心臓への負担が増す

離床が遅れる
深部静脈血栓症・肺血栓栓塞症の原因となる。

手術創周辺の筋肉が攣縮
血流が悪くなり、手術創に十分な栄養と酸素が行かなくなる。


痛みの悪循環・快復が遅れる
慢性痛へ進展する可能性も!







「痛みの感じ方」は個人差があるので、
「痛みを止めるために必要とされる薬の量」も様々です。

「痛み」は個人的なものなので、
ベテランの医師や看護師であっても計り知る事はできません。

「痛み」は自分で申告することが大前提です!
遠慮は禁物。


痛みは、自分で上手にコントロールして、
治癒率・治癒力を高めましょう!





現在の痛み止め・鎮痛剤は、
医師・薬剤師の指導のもとで適切に使用すれば副作用はほぼありません。

ただし、「不慮の事故」をおこさないためには、
個々の体調・体質を考慮できるよう、
自分の過去の医療経歴・投薬経歴など
個人情報事前に病院側にお伝えすることを忘れずに!





手術を成功させるため、術後の状態をよくするために
個人情報の提供』
自分でできることです
  







 豆 知 識 

怪我や病気の後に、
元々の疾患が治ったのに続く痛みを慢性痛いいます。

“神経の痛み”とも呼ばれます。

ジンジン、ピリピリ、焼けつく、しめつけられる等々
様々な表現をされます。

慢性痛とは、
神経の誤作動で痛み信号が乱射される
「意味のない痛み」
だそうです。

「意味のない痛み」「無いはずの痛み」を、
現実に感じてしまうのが、慢性痛です。




慢性痛にならないように、
痛みには早目の対処をおすすめしますが、
まんいち慢性痛になってしまった場合には、
専門の治療機関をご利用くださいね。



慢性痛に関しては、こちらのサイトの説明が分かりやすい!
NHKためしてガッテン
「長引く痛みの正体解明ー「慢性痛」 最新治療術ー」
http://www9.nhk.or.jp/gatten/archives/P20081119.html


痛みについて、入院前にご確認下さいね
『慢性痛って病名ですよ~正しい痛みの対処方法~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-268.html

『日米の痛みの対処療法の違い~医療用麻薬について~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-342.html

どこを受診したらよいか分からない痛みは、こちらをご利用下さい。
『総合診療科の役割』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-133.html

考え方一つで楽になることもあるかも。
『片側顔面痙攣の治療~上手に使おう主治医とサプリメント』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-397.html

手術前には『早期離床』についてもご確認下さい。
「手術の経過をよくするためのKEY♪~早期離床について~予防」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-50.html

個人情報流出』の重要性はこちら。
「片側顔面痙攣 ~M記念病院④自分でできること=個人情報流出!」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-89.html

2014年11月23日日本経済新聞 「クリニカルパス 他施設と比べ質を向上」

いきなりですが・・・

脳神経外科手術後2年以内は、てんかんが発症しやすい。
そんな事実があるそうです。

開頭手術後にてんかん症状のおこる頻度 約10%
脳腫瘍の開頭手術後          20~36%(2年以内)
重傷の頭部外傷後                                 15~30%(2年以内)      

なんて数字も挙げられています。
脳神経外科での手術って・・・
脳梗塞、脳溢血、脳腫瘍etc.聞いたことのある病名だけでもけっこうありそう。

心配になってしまいますが、開頭手術後のてんかん発作に対する対策として、抗てんかん薬の投与という方法があります。

その他、例えば年間約 1000 例の脳外科手術を手掛ける東京女子医科大学では、
手術直後のてんかん発作の抑制を目的に、ホスフェニトインナトリウム注射液(以下、ホスフェニトイン)投与に係るパスを作成。手術に伴い、多少なりともてんかん発作が生じる可能性のあるすべての症例を対象に、ホスフェニトイン投与をルーチンで行っています。
(東京女子医科大学病院「脳神経外科後のてんかん発作の予防」参照)

なんて記述もみつけました。
ちょっと難しいかな
開頭手術後に心配なてんかん発作ではありますが、どうやらきちんと対応策も考えらているようです。

・・・とここまでは、一般的なお話し。

では、片側顔面痙攣、三叉神経痛、舌咽神経痛患者さんが対象の微小血管減圧術の場合はどうでしょう?

微小血管減圧術を受ける場合、開頭手術後にてんかんの予防は必要ありません。


最初から心配されてない。
微小血管減圧術は、てんかん発作を心配する必要のない手術なんですね~

【理  由】
てんかん発作は、ほとんどの場合「大脳」に起因する。
・手術で大脳をさわる。
・少しでも損傷を与えた可能性がある場合(脳腫瘍の手術で正常脳と腫瘍の境界を分ける等)
微小血管減圧術は、「小脳」しか触らない。小脳を起因とするてんかん発作はない。


 注 意 
  
脳神経外科で大脳を触る・損傷を与えた可能性がある手術を受けた場合は、どんなにお元気そうでも、数年は「運転はしてはいけない。」場合が多くあります!
ついつい退院後元気になると、本人は病院での諸注意は忘れがちになると思いますが、そんな時、こんな情報を持っていれば周囲の人間が上手に注意を促してあげられますよね。


そして、てんかん発作の心配のない微小血管減圧術の手術後は、「運転制限はなし」ということになります。
ただし、私の場合、暫くの間は手術創が痛んで後ろをふりむけなかったので、車の運転は控え目にしていましたが。
私の経験もご参考まで。


今日はお仲間さんからの質問を受けて、「開頭手術後のてんかんについて」調べてみました。

これから微小血管減圧術をお考えの皆さんは、「てんかん」については心配されずに手術に臨んで下さいね。
「ストレス」がないこと、不安がないことが何よりも治癒力をアップさせるようです。



手術後の体調が気になりますよね。
私の退院後の様子をまとめた頁はこちら。あくまで“私の場合”です。
2015.06.026「退院後の片側顔面痙攣~術後の症状/術後の体調のまとめ」

幸福感が強いと治癒力があがるそうです。ご参考に!
2014.09.11「ストレスホルモン退治~コルチゾ―ルと治癒力
執刀医への信頼も治癒力を高めるそうです。こちらもどうぞ!
2014.09.09「信頼~師弟関係♡医師と患者~」

情報にあふれた社会です。
大切な情報はたくさんあります。
ありすぎて、何からご紹介したらいいか困ってしまいます

今日は、「大切」だし、直ぐに自分でできることがある情報をご紹介。

歯周病」について。
歯周病」は、歯や口腔ケアにとって問題なだけではなく、重篤な疾患を引き起こしますよ!
なんて注意が促されるようになりました。
今通院している歯科では、「歯周病注意ビデオ」が何回も流されています。


Q.歯周病とは?

・細菌による感染病。
・多くの歯周病患者は、歯周病菌が定着していることに気づかないまま歯周組織を破壊していく。
・歯周病菌の“毒素”“炎症物質”が血流に乗り、全身状態に影響を及ぼす。




Q.関係が深いとされる病気

糖尿病・虚血性心疾患・感染性心内膜炎・誤嚥性肺炎・骨粗しょう症・低体重児出産

病気と歯周病の関わり方が分かりやすく解説されています。(すごい!)
熊本市民病院「市民のための健康講座」平成22年2月18日より





Q.歯周病に対する病院ケア=周術期口腔ケア の流れ

1.歯周病の全身疾患に対する影響が認められ、周術期の“口腔ケア”について積極的に考えられる。

肺炎をはじめとする術後合併症を減少させる
○放射線治療や化学療法時の有害事象を減少させる
○心臓手術では感染性新内膜症などの感染症を予防する
○治療中の患者のQOLを向上させる

※主としてがん治療そのものの中断・遅延対策として周術期口腔ケアを推進。

2.平成24年度診療報酬改定で、周術期口腔機能管理料が制定。
全身麻酔を伴う口腔がんや食道がん等の外科手術やがん放射線治療、抗がん剤治療を行なう患者が対象。
医科歯科連携スタート。

3.平成26年度の診療報酬改定では、全身麻酔によるがん外科手術全般に範囲が対象。
術後合併症誤嚥性肺炎発症抑制他、周術期口腔機能管理の効果を期待した改定。


4.緩和医療においても、最後まで自分で摂食するために、口腔ケアの果たす役割が期待される。





Q.歯周病予防のために自分でできること

とにかく、家庭での毎日の歯磨きが大切!
・歯磨きの習慣。
・正しい歯磨き方法
・定期的な専門医による検診

日本歯周病学会のサイトはごちら。Q&A形式です。「歯周病の予防」
喫煙、ストレス、不規則な生活習慣なども関係しているとは、サンスターのM&Bスクールより。
歯とお口の健康、カラダとの関わりについて知識を深めたい方にご案内されてます!
SUNSTAR  Mouth&Body PLAZA-M&Bスクール




豆 知 識ーweblio辞書よりー
周術期(しゅうじゅつき 英:perioperative period)
入院、麻酔、手術、回復といった、患者の手術中だけでなく前後の期間を含めた一連の期間。
「周術」には、一般に必要な3つの段階、術前、術中、術後が含まれる。



術後の「肺炎」は全身麻酔下の手術で心配される合併症です。そう考えてみると、
術後合併症にならないためにも、日頃から歯周病には注意してケアを正しく行いたいですね。

※カテゴリーKEYポイントには、手術の成功率をあげる」ために注意すべきことについて書かれた記事をまとめてあります。手術をお考えの際はご活用ください。





私の歯科通院について
奥歯が欠けてしまいました。
片側顔面痙攣の睡眠中の噛みしめが原因だと思います。
治療に行ったところ、CT検査(歯科用CT)で根っこの部分への負担も分かりました。
先生いわく「かなり強く、グリグリと歯を噛みしめていたのでは?」
とのこと。
もしかしたら、痙攣を抑えようとして、始終噛みしめていたのかもしれません。

片側顔面痙攣の皆さん、歯を噛みしめる習慣のある方はご注意を!
レントゲン検査では分からないみたいです。



はさみで指を切った」
包丁で指を切った」

「急いで止血したい」

「救急で止血したい」

そんな皆さんのお役に立つように。


今日は、怪我をしてしまった人が直ぐに使える、
『切り傷の止血消毒の仕方』
のご紹介です。
健康な皆さんも、話のタネに。



人間は、指一本位切り落としても死なないそうです。
つまり、その程度では大量出血死することはない。
意識を失うほど血液を失うこともありません。



今、指を切ってしまってここに辿りついたあなた。


気を失いそう・・・
と心細く思っているあなた。


大丈夫です。
意識をしっかり持って!
私もちゃんと乗り切って、今は元気です!




動悸が激しい方は、大きく深呼吸して~
スーハースーハー


さあ、始めましょう。





1.傷の状態を観察
-------------------------------

まずは、自分で治療を試みれるか、
或いは医師の治療が必要かを判断しましょう。

自分で治療できる範囲内と思った方
このまま読み進めて下さい。


自分では治療できないと思った方
止血を試みながら病院へ。

指の根元を輪ゴムで止める
傷口のみギュッと抑える
傷口をタオルやガーゼで包みこんで圧迫する

なるべく心臓より上に手をあげて、近くの病院に徒歩で行くか、
ここはケチらずタクシ―で移動しましょう。


慌てない慌てない。大丈夫大丈夫。
健康保険証、お財布、携帯、鍵を忘れずに




2.流水で傷口を洗浄する
---------------------------------------

蛇口から水を出しっぱなしにして、傷口を洗浄します。
戸外では、ペットボトルの水を流しながら洗浄します。
(バーベキュー、飯盒炊爨の時など)

消毒液で洗浄する
洗面器などに溜めた水で洗浄する


ズキズキと痛むかもしれません。
でも、水に触れて痛みが増すことはないので、
恐れずに流水で洗いながすべし





3.自分で止血する
-----------------------------

3-a.間接圧迫止血

ガーゼやハンカチなどを準備するまでの間、
傷口よりも心臓に近く、外側から圧迫できる動脈部位(止血点)を圧迫して止血。

止血点=怪我が指の場合はわきの下
わきの下のくぼみから、親指で上腕骨に向けて圧迫。
※3-bを始めたら直ぐに止めます。


3-b.直接圧迫止血法

可能なかぎり直ぐに、ガーゼやハンカチなどをあて傷口を圧迫します。
1点のみを押すのではなく、
傷口全体を包み込むように強く押さえます。

手を心臓よリ上にあげて、そのまま待ちます。
通常、5分~10分程度で止まります。


止血は、直接圧迫が基本です。
ガーゼやハンカチなどの準備ができたら止血点からは手を離し、
傷口を直接、包み込むように押さえるべし





4.傷口が乾かないように覆う
---------------------------------------------
湿潤療法、モイストヒーリング~

傷口から滲み出てくる“滲出液”は、
治癒のために自分が作り出している大事な“お薬”です。
傷口を清潔にしたら、乾かないように密閉します。

以前は、傷口は乾かす方が良いとされていましたが、
現在は、滲出液で傷口を覆う、
湿潤療法の方が治療効果が高いことが分かっています。

かさぶたにならないよう、
傷口は湿らせたままにするべし







5.その他・補足
-------------------------------------

傷口を密閉するの適した製品
湿潤療法に適した品)

創傷被覆材/ハイドロコロイドドレッシング材として、
手軽に貼付できる製品が数種類市販されています。
使用する際は、それぞれの説明書を読んで、
用法を守った上で使用して下さい。

商品名)
・BAND-AIDキズパワーパッド®(ジョンソン&ジョンソン)
・ネクスケアハイドロコロイドパッド(スリーエム)
・メディケア ハイドロウェットα 防水タイプ (森下仁丹)
・ケアリーヴ治す力防水タイプ(ニチバン)
・プラスモイスト(瑞光メディカル) など



傷口を密閉するための医薬品がない場合

応急処置として、ラップフィルムが代用できます。
サランラップは、ラップフィルムの商品名)
止血したら、ラップフィルを貼った上から包帯などで留めておくと、
後で、傷口を更に痛めることなく治療できます。

ティッシュやタオルは滅菌消毒しているわけではありません。
傷口に当てたままにすると不衛生な上に、
付着すると剥がすことが困難です。イタイ~








消毒、止血と治療方法を進めてきましたが、これで完了です。
ここまで読み進められた方はもう大丈夫ですね?
良かったです。



とは言え、
痛みが全て無くなるわけではありません。
まだズキズキ痛むかも・・・

でも、痛みのおかげで、
体内のあらゆる機能が“傷の補修”に向けて働きだしています!
痛みは“細胞が頑張っている証拠!”です。
そう思うと、痛みすらありがたくなります。感謝感謝






自分で洗浄⇒止血⇒湿潤療法と進んだ方は、
その後数日間の観察を忘れずに


きちんとケアをしたつもりでも、
素人の治療ですから化膿や感染が進むかもしれません。
日が経ったのに“痛みが増した”と感じたら、
迷いなく病院へ行きましょう。





-≪宝箱≫--------------------------
NPO 法人創傷治癒センター
http://www.woundhealing-center.jp/index.php

傷や傷あと、褥瘡(床ずれ)でお悩みの方や、
傷や傷あと、褥瘡の治療に関わる方のお悩みに。
HPから無料カウンセリングも可能。
--------------------------------------



注目
ご 注 意

「欧米に比べ、日本では創傷治癒の治療方法が確立されていない。」
「医療関係者の知識が不足しているために患者に不利益が生じている」

(いまだに消毒をしている医師がいる
そんな見解を示している医師たちがいます。

また、
「テレビ等で紹介されている“ラップ療法”は、
一般市民が鵜呑みにして適応を誤まった際には、大きな危険を伴う場合がある。」

具体的には、
「糖尿病や末梢動脈疾患を患っている患者、
傷口の滲出液や壊死組織が多い場合などは、ラップ療法は控えるべき」

そんな意見も。



「拳上振動する事により、動脈と静脈の吻合部において血流迂回が発生。
そのため、細菌感染が不可能になる。」

と言った情報がネットで氾濫しています。
今のところ、根拠となる論文等は見つけられません。
振動が血流を促進させるという論文は見つけましたけれど・・・。


恐らく発信元となった2015年のブログがありました。
他の記事は、これに追随して書かれただけかも。カモカモ


信頼のおける医療系サイト等では、
切り傷の治療において、
「振動して止血」や、
「振動による細菌感染を防止」
と言った記述は見当たりません。(2016年12月調べ)


私は、怪我をした際にがんばって手を振ったので、
根拠となる論文を見つけられず残念。




医師の勉強不足。患者の民間療法への過信。
或いは、不確かなネット情報の氾濫。
どれも“傷の治癒”の妨げです。
今日の情報が、“もしもの時”のお役にたちますように。  







豆 知 識

消毒液で消毒しない理由
-
消毒薬は、細菌を殺しますが、人体の健康な細胞にも影響を与えてしまいます。
もう少し細かく説明すると、
傷口付近は、治癒を促すサイトカイン等が出て修復作業を頑張ろうとしているのに、
消毒薬はそれらも死滅させてしまいます。

消毒薬を使うと、傷の治りはかえって遅くなる。
消毒液は使わず、洗浄して傷口は清潔にする。
という考えが、現在の主流です。




湿潤療法について

「湿潤環境は,表皮細胞の増殖や血管新生に良いため治癒が早まる」
「湿潤環境下では、線維芽細胞が活性化され、
コラーゲンの増生が促進されて良好な肉芽組織が形成されていく。」
とか、
湿潤療法は、痛みのコントロールに対しても有用である」
といった論文が数多くあります。

したがって、
傷口は、清潔にした後、滲出液を密閉し湿潤環境を保つ
は、科学的根拠のある治療法です。

ただし、過剰な滲出液は、細菌感染を助長するなど治癒を阻害します。
滲出液は多ければ良い”わけではありません。

(注)滲出液は、適度にコントロールする必要があります。




◆湿潤療法に使われる“傷の保護材”(ドレッシング剤)について

ハイドロコロイド材という、
滲出液に触れるとドロドロに溶けて傷の湿潤環境を保持できる、
特殊な創面保護材が市販されています。

主としてシート状、絆創膏状。
外側は防水層で外気中の酸素を遮断。
内側が浸出液を吸収することで湿潤したゲルになります。
粘着性が高く肌と密着しやすいのに、傷口に癒着することはありません。

ガーゼやサランラップなどで傷口を覆うより、
衛生的に良いだけでなく、痛みも少なくすみます。

肌の弱い方も安心して使える素材とのこと。






KoKoRoの声

「傷を治すのは、やはり患者自身の自然に備わった治癒能力である。
これまで医者は善意とは言え、再三に渡り自然の働きを邪魔をしてきた。」


と、書いているのは医師の塩谷信幸氏。
しかも、特定非営利活動法人のご挨拶頁で。


なんて赤裸々な。



塩谷信幸氏は、北里大学名誉教授。
その他、NPO創傷治癒センター理事長、
NPO法人アンチエイジングネットワーク理事長。
国際形成外科学会副理事長、日本美容外科学会理事として、
形成外科、美容外科の発展に尽力されている医師です。




私は“自然治癒力”を信じています。

治癒力がアップするよう、
“自分でできること”を少しずつでも続けていきたいと思います。
 



“傷跡”は、残らないようなケア方法があります。
『傷跡・傷痕(瘢痕)を残さないためにできること~日焼け予防~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-314.html

手術の大きな傷口でも消毒はしない方が良いと考えられています。
『正解はどちら?~手術創の消毒はするか、しないか?~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-94.html

ちょっと話が変わりますが、手術前の除毛、剃毛について。
『正解はどちら?~除毛か剃毛か?~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-95.html

ネット情報に翻弄された私の怪我の様子。
『大きな疑問~包丁で怪我した際の処置の仕方』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-605.html


WHCニュース(2011.04.06)
「不適切な湿潤療法による被害 いわゆる“ラップ療法”の功罪」
http://www.woundhealing-center.jp/whatsnew/110406.php

塩谷信幸氏のブログ記事(2013年5月13日記載)
ジョンソン・エンド・ジョンソのキズ・パワーパッドの安全性と使用の際の補足。
http://shioya-antiaging.exblog.jp/20495883/

日本赤十字社の「活動を知る・実績を知る」より。
「多量の出血」
http://www.jrc.or.jp/activity/study/safety/bleed/
「講習の内容」全般はこちら。
http://www.jrc.or.jp/activity/study/safety/

私のメモとして。日本皮膚科学会ガイドライン。
ご興味ある方は、かなり時間のある時に。
『創傷・熱傷ガイドライン委員会報告―1:創傷一般』(2011年)
https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/1372912942_1.pdf