片側顔面痙攣の微小血管減圧術の手術後3日目朝。

5時に起きてデイルームへ。
私は、通年ほぼ毎日リンゴを食べる
手術日から丸3日食べていなかったので、久しぶりに持参していたリンゴを食べた


病院の夕飯は早いのに、朝食は遅いので、元気になってくると朝食までがとっても辛く感じるようになる。

リンゴはちょうど良い間つなぎに

朝食前に、抗生剤の点滴を約30分。


待ちに待った朝食
でもやっぱりちょっと苦く感じる

入院前に、お試し割引価格ではちみつ青汁(粉)を購入してみた。
朝食に付いてくる牛乳と、専用シェーカーで混ぜて飲んでみたら美味だった
私は牛乳嫌いだし、病院食はちょっと生野菜が少ないからはちみつ青汁を持参して正解だった

なんとなく健康に近づいた気がする。(気持ちが大切


片側顔面痙攣は、脳神経外科分野の「機能性疾患」に分類されている病気だけれど、
私は “病気” じゃなくて “身体障害” のように考えている。
なので、基本的に病人のように振舞う必要はないはずと思ってた。(私の場合、他の疾患は無かったから)


入院用の衣類は、手術直後に看護師さんがケアをしやすいように前開きのパジャマは用意したけれど、他は全部動きやすい衣服を選んだ。靴はマジックテープ付きの運動靴。(子供の体育靴だけど


手術の成否とは関係なく、帰宅時までにできる限り病院で日常生活に近い状態までもっていけるようにと考えてた。
「病気の治療」「身体機能の維持」は別ものだもの

病気は信頼する医師と看護師さんが全力でケアしてくれているけど、その他の身体機能の維持・向上は自分次第。


早期離床の重要性もしきりに叫ばれてるしね!

ただし、脳圧を上げないように腹筋を使わないとなると、やはりかなりのことができないのも事実

けど、病院だからと寝てないで動ける限り動くべし


片側顔面痙攣手術は、「困っている日常を困らない日常にする手術」ってA医師も言ってた。
ほんとにその通りだと思う。

困らない日常を手に入れるために、自分でできることは何でもするっていう私のスタンスは、入院中もずっと変わらなかった

入院5日目。手術後3日。とっても快調に一日がスタートした




早期離床については
2014.04.06「手術後の経過をよくするためのKEY♪~早期離床について」





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今日は、W医師(女医)が回診。
「A先生は?」
と尋ねると
「たまにはA先生も休ませてあげてください。」
というお応えだった。

そうかー。
すっかり、入院中は毎日A医師に診てもらうつもりになっていたけど、
A医師だってお休みの日があるよな…。
当たり前のことに全然気づかなかった。





ちょっと長く入院されていて、
病院の事に詳しい同室のMさんが、
外来病棟に設置されているコーヒー自販機が一番美味しい
と勧めてくれたので、
朝食後に一緒にコーヒーを飲みに行った。


この日は日曜で、外来病棟には患者さんがいなかった。
おまけに、最近の病院は消毒薬とか病院ポイにおいがしない。


視線の先に、
電灯のメンテナンスをしている作業服姿の人たちを見つつ、
コーヒーを飲みながら女子トークをしていると、
手術したばかりのことや、今入院していることを、
うっかり忘れちゃいそうになる。




ソファー(ビニール製の長椅子!)に座って、
Mさんと気持ちよくコーヒーを飲んでいたら、
Mr.脳外(=A医師)がいつもの外来の部屋から出てきて通り過ぎた。
休みって言ってたのに居た!


ずっとおMさんと喋りを続けていたら、
Mr.脳外が部屋に戻ってきた。

その後もず~とお喋りしていたら、
またMr.脳外が出てきてしまった。



ずーーーーーーと何時間もお喋りしている私に呆れたのか、
今度は通り過ぎずに寄ってきて、
手術創(=傷口)チェックをした後、

「帰るか?」
抜針は退院した後外来でしてもいいから。」
と言うので、
「それは嫌!!!」って即答



私がとても膿みやすい体質だということ、
手術そのもの以上に、
傷口、手術跡(=手術創)管理が一番の不安材料だと言うことは、
きちんとA医師にお伝えしていた。


今までに何度も、
後になってから傷口が悪化する私を見ているから、
家族はみんな「とにかく入院していなさい!」って感じだった。


私は、安全第一(?)でとにかく長く病院にいたくて、
入院コーディネート室でも、
過去の経緯を声を大にして訴えていた!!





お祈りをするように手を組み合わせて、
泣かんばかりに、
抜針は病院でして下さい!」ってお願いした。
おもわず
「つい楽しくって!」と言い訳までした。 


A医師はそんな私を見て笑いながら、
「そうでしょ」 とおっしゃった。





お喋りが過ぎて怒られたのかと思ったけれど、
無事、まだ入院していいことになったので、
安心してMさんと歩行訓練をすることにした。


Mさん曰く、
外来終了後の外来病棟は、
スペースが広くて歩いていて飽きないので歩行訓練に最適

とのこと。
なるほど
(ほんとにやっていいのか確認していません



一緒に歩く気満々だったけど、
私のペースが遅くて、全然Mさんについていけなかった。
頭がジンジンしてくるし、自分の頭を重く感じてしまう。
やっぱり “ 完璧に元気 ” と言うわけにはいかない。




手術後3日目は、
朝・昼・晩の入院食、
リンゴ、コーヒー、おやつのアイス(Nさんと一緒に)としっかり食べた。
たくさん食べて、
たくさんお喋りして、
”完璧に元気”ではないけれど、
日常生活に近づけた一日だった。



◆豆 知 識◆

早期退院について・・・

後で伺ったところ、A医師は、
手術創(=傷口)の状態がよくて体調の良い患者には、
手術後4日目に洗髪してその日に退院を許可している

とのこと。

微小血管減圧術を受ける若い患者さんでは包帯解除が早く、
10日間未満で退院する患者さんが目立つそうです。
その場合、抜針は外来で行われます。
抜針は麻酔無しで、簡単に終了。無痛でした



私のように、抜針まで入院していたい患者さんもいれば、
短期入院の方が都合がいい患者さんもいらっしゃるでしょう。

手術創・体調は勿論のこと、
仕事や家庭など、個人的な都合は自分からお話しするべし

安心、満足が治癒力を上げますよ~


NEW~2017年6月追記~
2017年、治療スピードがアップしています!
医療の進歩?医師の進化?をご確認下さい
『入院4日目~術後2日~①一日の流れ』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-47.html


Mr..脳外(=A医師)は、ほぼ毎日回診してくださる。
(私は2日違う医師だった)


回診時間は決まっていないから、
こちらが覚悟がないのにあっという間に傍らに来ていて、
「チェッーク」
と言って、ちょっと包帯をいじって
「オッケー」
と言う。

私は“傷口が膿む”ことを人並み外れて恐れているから、

大丈夫ですか?」とか、
「膿んでいませんか?」
とか慌てて聞くと、
「問題ない。」とか、
「僕はそんな縫い方はしない。」

とお応えになる。



その間本当に数分。
長くて3分。
正直、ほんとうに診ているのか怪しい位に短い。




A医師のことは『Mr.脳外』というネーミングがピッタリだと思っていたけれど、
入院してからは、『ウルトラマン』の方がピッタリだと思う。


A医師は、私の回診には3分しかいない(3分以下!)
ウルトラマンも地上には3分しかいないから同じだな、
と思うと不安な気持ちが減る気がする。


きっと正義の味方にはタイムリミットがあるんだろう。
他に、先生を必要とする患者さんが沢山いるんだろう。
体調の良い私はガマンガマン。


と、自分を納得させながらも、
でもどうにも腑に落ちなくて、
ちょっとは時間のありそうだったこの日、とうとう伺ってみた。



「先生は、回診でいつも何をしているんですか?」
「Good question です。」


へ・・・?
私、良い質問したの???



以下、この時は察室のようにいつものメモ帳を持参していなかったから、
会話の内容は正確性を欠くかも。カモカモ
でも、大切なお話しだったと思うので書いておきますね。





Q.「先生は、回診でいつも何をしているんですか?」


A.「Good question です。」


手術直後に清潔な生理食塩水で洗浄したあと、
原則として一切消毒はしていません。
傷は、きちんと縫合されていれば数日間でふさがります。
消毒は、皮膚の再生をむしろ阻害するとも言われていますから、
必要なければ何もしません。

ただし、内側から何らかの液体が漏れてきていたり、
皮膚の下がぶよぶよになっていたりした場合は対応が必要になります。

回診では、何らかの兆候がないかを「チェック」しています。

チェックポイントは幾つもあって、「傷を見ること」は大切な診察ですが、
僕は慣れてるからあっという間に終わってるって感じているんですよー。


以前は、手術後は縫合してある部分を毎日消毒して包帯をして、
洗髪は手術一週間後の抜針が終わってからでした。
僕も含まれますが、少し前の時代の医師は「傷は消毒」という教育を受けたので、
消毒しないということに当初はかなり違和感を感じましたねー。



手術消毒しない、剃毛しないという事を始めてから、
明らかに傷のトラブルは減っています。


つまり、
いかに医療が患者にとってマイナスの事をしていたかを思い知るわけです。
(消毒は)患者さんにとって百害あって一利なしですよ!

因みに、
包帯は傷の保護とか感染予防の意味より、一番には傷口を圧迫するためです。






会話は、だいたいこんな感じだったはず。
A医師は、流暢に説明されて、
自分のお部屋に消えてしまった。


この日はたぶん病院はお休みなのに、
何かの用事か研究かで自分のお部屋に来ていたんだと思う。


「お忙しい中、
きちんとお応え頂きありがとうございます」と、
心の中で思った。







A医師とのこの会話は、
手術の技術」だけで手術の成功率が決まるわけではない、
治療方法は日々変化している
そんなことについて考え出すきっかけになりました。

今(2016年)も、
私は医療・治療事情について調べて、ご紹介を続けています。 
手術をお考えの皆さんに、必要な情報が届きますように。  




私が調べた、手術部位感染症予防の話はこちら。ご確認下さい。
「正解はどちら?~手術創の消毒はするか、しないか?」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-94.html

「正解はどちら?~除毛か剃毛か?」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-95.html