早期離床 という言葉をご存知でしょうか?

知っていると術後の治癒力アップに繋がりそうなので、
ちょっとだけ調べた事を書いておこうと思います




日本は、「早期離床」や「早期退院」というシステムが欧米に大きく遅れをとっていました。
どれくらいの違いだったかと言うと、例えば急性心筋梗塞の場合。

(例)


     1990年代   欧米・・・入院期間10日   日本・・・  4週間プログラム発表

みたいな。。。
全部の疾患がそうではないのかもしれませんが、かなり隔たりがありますよね。

私は、1990年代に米国で足の手術を受けていますが、日帰り手術でした。
その手術は、当時日本では一か月入院でしたし、今でも二週間以上入院を薦められるらしいです。

また、同年代にやはり米国で出産をしていますが48時間入院でした。
こちらは州毎の差異がありますが、日本のように一週間入院なんてことは絶対無いと思います。

随分な違いですね

でも、ここでちょっと注意しなければならないのが、
早期離床その先の早期退院が、
必ずしも医療の差、つまり技術、知識、医師の質、看護師の質etc.
そういうものだけで決定されているわけではないという事です。

日本国内を思い浮かべても、
保険料の負担額増大だったり、医療制度改革だったり、
政治的経済的側面の影響を受けての“医療”の変更ってあります。
なので、早くから早期離床をしていて、今でもすっごく早々に退院させている欧米の医療が、
医療の質の向上を目指した結果かどうか、
日本が見習わなくてはならないものなのかどうか、
?です。




前置きはさておき、治療の側面からみた早期離床とは・・・
 
もともとの疾患の治療がすんだのにあんまりのんびり寝ていると、
他のよくない症状が出る恐れがあるので、そうならないように、
全身状態が落ち着いたらできるだけ早い時期に
頑張って、座ったり立ったり歩いたりしましょうね!


ってことです。

具体的には、
●呼吸器合併症を予防する
●循環器合併症を予防する
●消化管合併症を予防する
●排尿障害を予防する
●骨筋・筋肉・関節の衰退を予防する
●精神活動を活発にして術後せん妄などを予防する
ことなどを目的にしています。

早く起き上ると、良いことだらけです。

こんな風に説明を受けると、
手術後は気合いを入れて起きるぞ」って言う気になりませんか




知っているのといないのとでは、頑張りようも変わっちゃいますよね。
今知った方は、入院時には是非実行してみて下さいね!


もちろん、無理のないよう適切な管理下でです。



微小血管減圧術手術後ICUを利用しないM記念病院の基本方針は、
患者の早期離床にはうってつけの入院プログラムです




男性患者さんたちは、
可愛いい看護師さんが優しくしてくれるからもう少しゆっくりしよう~
なんて思っちゃダメですよ!
そこは、男らしく(死語かしら?)頑張って下さいね





私の手術後の最初のトイレ時も、最初の飲水時も、
ハイジちゃん(担当看護師さん)がちゃんと見ていて、
上手に促し、励まし、お手伝いしてくれました。

私の手術後の経過が良かった要因の一つは、きっとハイジちゃんの適切な離床ケアです。
ハイジちゃん、どうもありがとう
感謝感謝です




M記念病院では、ICU不使用であるが故に特に早期の離床が達成されています。
(ICUに入ると、その分早期離床が遅れます。)
M記念病院でICU未使用治療が行える理由はこちら。
2014.04.25 「M記念病院(術後外来1)~③手術のイメージはF1チーム!」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-86.html
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