片側顔面痙攣微小血管減圧術を受けて退院。
(トランスポジション法にて)
退院2週間後の外来で、面白いお話しを伺った。


M記念病院のA医師執刀の手術チームのイメージは、
F1(フォーミュラ1)チームのピットのように
だそうだ!





F1(フォーミュラ1)は、自動車レースの最高峰。
世界各地で幾つか開催されるけれど、
日本では、モナコで行われるモナコグランプリが特に有名。

美しい街並みをの中をスポーツカーが走り抜ける・・・
そんな映像がニュースでも流れるから、
カーレース好きじゃなくても目にしたことはあるはず。


でも、この時A医師がイメージしていたのは、
テレビ向けに撮られたこの美しい映像ではなくて、
『ピット』と呼ばれる車両の整備を行う施設内で、
効率良く動くクルー達の作業風景。
スピーディー且つ、適確に。



手術室のイメージ】 手術室ピット~

 麻酔が始まる 全員スタンバイ
         
 口呼吸 ・  麻酔安定  
         
患者の位置を手術用にセット=体位をとる 複数の人間の作業 
        
手術用顕微鏡下での手術 複数の安全確認の目線  
        
 手   術   完   了   全員スタンバイ
        
  体  位  を  戻  す   複数の人間の作業 
               
 麻酔から覚醒・自発呼吸  
         
  全身状態の安定を確認   
        
 病  室  へ   ♪  




医師曰く、
「少ない人数で、いかに有機的に動けるかが
良い手術となるかどうかのキー。」
「色々な局面で、全員が適確に動けば、
短い時間でトラブルなく事が進むということ。」


「M記念病院では、手術後の患者さんの状態をきちんと保障できる手術を行っている。」
高い精度と、圧倒的症例数による豊富な経験で、
安定した手術を行えているからICU(集中治療室)に入る必要もない
「だから、早期に適切に離床もできる。」
とのこと。

熱のこもった先生の口調に、
半分分かったような分かんないような気がしながらも、

つまり、F1レースのグランプリで優勝できるくらい
完璧な手術ピットってことですね!

と応えてみたら、

「よく麻酔科医師に、
ここの脳神経外科セットアップが滅茶苦茶早いね、って言われるんだよね。」

と嬉しそうにおっしゃった。 





A医師が、いつもスタッフ一人一人の能力を褒めて、
チームワークの良さ”プチ自慢する事を、
私はとても好ましいと思っている。


普段は、一見欧米的で自信満々に見えるA医師なのに、
この時は自分の腕前については全く自慢しなかった。


だから私は、
「ありがとうございました。先生のおかげで治りました!」
って早く言えるように、
“自分でできること”を頑張ろうと思った。

手術創(手術25日)   綺麗な術創は、A医師の技術の確かさを証明


豆 知 識

◆セットアップとは?

手術の際、患者に正しい体位をとらせること。
患部を見やすく、
かつ患者の体の負担が、術中は少なく、術後は問題がないように、
”最善の体位”を取ることが大切。

手術前日の手術看護師との面談では、
患者の体の可動域を確認することも重要とされる。



◆世界最高速を競うF1のピット作業とは?

●ピットでの数秒のタイムロスがレース結果を大きく左右することがある。

●マシーンの性能やレーサーの技量とは別に、
ピット作業ではチームの組織力が問われる。

●ピットクルーが訓練を重ねることもレースの一部である。


注 目
「ICU不使用」の基本方針は、早期離床に役立っています。
『早期離床』は早期回復のKEYです。
「手術後の経過をよくするKEY~早期離床について~予防」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-50.html

A医師の手術、患者さんへの思いはこちら
「片側顔面痙攣 入院1日目~手術説明~①A医師から」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-33.html

病院の窓から飛行船が見えました。
飛行船が飛べるのはチームワークのお陰だそうです。話のタネに。
「日本で唯一の有人飛行船~小さな作業が大きな成果へ」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-85.html



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