今日は、親戚の大学生の腰のヘルニアの手術です。


今になって、ご両親は心配している様子ですが、
手術の日にやれることは何も(ほぼ何も)ありません。
何もかも、今さらです。

もし何か、
手術のために策を練ろうとするなら事前です。


病気について、病院・医師について調べるのも、

手術に向けて体力をつけるのも、手術のための準備も、
全て事前にすることが大切



病気になるのは、誰にとっても辛いことで、
受けとめることが難しい時もあります。

でも、ものは考えよう。
不幸中の幸い。事前準備ができるぞ~と思っちゃえばいいですね
事前準備ができてよかったと思えれば、治癒率が上がりそう






さて、今回のスーパー大学生のヘルニアの手術。
事前説明で、術式が変更になっていたので、
内視鏡手術  切開手術
『同じ執刀医でよいのか?』
と心底心配していましたが・・・


入院先の病院に行ってみたら、
医師が変更になっていました!バンザイ~



医師だって生身の人間ですから、
得意分野があって当たり前。
ほんとなら、単に『外科医』じゃなく
『○○のエキスパート』と称号でも作って欲しいですよね!
(医師同士は知っているから、ズルイと思うなー)



わざわざ医師が変更になったのですから、執刀医師は、
『今日の術式のエキスパート』
少なくとも、『得意とする医師』に違いない。
と、あとは信じるのみです。





病室の本人は・・・
世間知らずなスーパー大学生なので、
手術当日でも全く動ぜず、
爽やか~な笑顔でお出迎えしてくれました。
(なかなかイケメン君なんです
実のところオリンピック候補生。国費を使って奮闘中の身です。)




Y総合病院からの書類は、ほぼ手つかず状態で放置。
特に不安のない人間にとっては、
病院からの書類は『ただのメンドクサイ紙の束』と思えるかも。

とっても呑気です。


患者本人が笑顔なので、
私も思わず笑顔がこぼれます。



今日は付き添いとして病院に待機なので、
手術間に、彼と彼の両親の代わりに、
これらの書類をじっくり読みたいと思います。
続きはこちら




豆 知 識


病院から提供される書類の中には、
必ず『入院診療計画』が含まれています。

『入院診療計画』の提示は、国で定められた義務です。
病名、症状、治療計画、検査内容、手術内容、
推定される入院期間等について簡単に文書1枚に記されています。




法的なものとは別に、1
1995年頃から日本に導入され、普及し始めた
クリニカルパスクリティカルパスを使用する病院が増えています。

クリニカルパスクリティカルパス)は、治療や検査、看護ケアなどの内容、
及びタイムスケジュールを一覧表にしたものです。


病院ごとに作成されているため仕様が異なります。


通常、患者用と医療スタッフ用の2種作成されます。


◆【患者用の特徴】


●入院中に受ける検査、手術、処置、手術後のリハビリ等について記載
●食事、入浴など日常生活について記載
●イラスト付きなど、分かりやすい工夫がされている
●一般的に入院が決まった段階か、入院当日に『入院診療計画書』として渡される



◆【医療スタッフ用の特徴】

●科学的な根拠に基づいた専門的かつ詳細な内容が記載。
●複数の医療スタッフが情報を共有し、チーム医療の推進に役立てられる。


続きはこちら。

手術を検討中の方はこちらもご覧下さい。
「医師・病院選びについて思う事~無知だと知らない怖さ~例えばヘルニア」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-152.html

大学病院の市民公開講座で、コツを伺ってきました!その1~3まで。
『上手に医者にかかる10カ条~賢い患者になるためにその1』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html

クリニカルパスクリティカルパス)について、「gooヘルスケア」を参考。
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昨日に引き続き、親戚のスーパー大学生の
腰のヘルニアの手術の話。
昨日はこちら



驚いたことに、
手術終了を待っている間に目を通す予定だった
クリニカルパスクリティカルパス)が、
この病院では使用されていなかった。


私の調べでは、1995年頃から普及しているはずだし、
数か月以内に2回以上新聞紙面で関連記事を読んでいたのに…
正直びっくり。




クリニカルパスクリティカルパス)は、

治療内容、治療の段階や到達目標(患者が目指す最適状態)を
スケジュール表にしたものです。


今日の夕飯は?
お水は飲めますか?
おトイレは?
いつから歩行できますか?
痛み止めはどのようなタイミングで使えますかetc.etc.
色々な疑問の答えを見つけることができます。





今回は、クリニカルパスが用意されていなかったので、
上記を全部看護婦さんに質問してみたら、
「たいていは・・・。」
「先生にお聞きしてからお知らせします。」
と言う答えが繰り返されるばかり。


そんなばかな。
特殊な質問はしてないのに・・・




当たり前と思っていたクリニカルパスクリティカルパス)について、
昨日に引き続き調べてみました。



◆【クリニカルパスクリティカルパス)とは】

人材・設備などを考慮し病院ごとに作成される。
医療の進化に応じて、各種データの集計をしながら内容を改定・刷新


■ 患者・家族にとっての意義

●治療経過や内容が分かりやすく、安心して質の高い医療を受けられる。
●目標が達成できない場合、どの点に原因があるのか問題の早期発見につながる。
●医療現場での、情報収集・分析が安易になり医療の質が向上する。


■ 病院・医療従事者にとっての意義


●互いの役割が明確になる。
●医療が標準化される。
●チーム医療が推進され、質の高い医療が提供できる。
●新人職員への教育ツールとして使用できる。




患者にとっても、病院・医療従事者にとっても必要な、
治癒率を上げるためのスケジュール表”ってことです。


作成された時から、
よりよく作り変えられることを目指している予定表です。





◆KoKoRoの声◆


M記念病院では、微小血管減圧術を受ける患者向けに、
「入院から退院後までの療養生活支援のしおりが使われていました。
一般的なクリニカルパスの型とは違って『しおり』風。
表を見なれていない患者にとっては懐かしい形。


しおりの『意義』や『目的』についてなんて深く考えていなかったけれど、
「今日はこれだな。」
「明日はお風呂だ~」
なんて、予定であり目標であり楽しみですらあったような。




“完治する標準型”が記載されていますから、
読んでいるだけで完治がイメージできます。
読むだけで治癒率が上がった気がします。





子供の頃は、遠足のしおりをもらって、
表紙に名前を書いたり絵を描いたりした記憶があります。

クリニカルパス(クリティカルパス)風は、
何十年振りかに、開けるのが楽しみなしおりでした。

多くの病院で用意されているはずですので、
これから入院を考えている方はご活用下さいね!


そして、今回遠くにいる親戚(大学生の両親)の心配ぶりに触れて・・・
家族へしおりを届けることも、
大切な『手術のための準備』だったと気付きました。
(自宅用にはコピーを置いておきました。
実家にも渡せば良かったなと後悔です。



皆さんの治療が、最善の治療でありますように。
皆さんの治療が、他の皆さんの最良の治療への一歩になりますように。





 豆 知 識 

2016年度から
日本クリニカルパス学会
は、実務の資格認定制度を始める予定。
クリニカルパスの作成、改訂に必要な実務を担う、
人材育成のための体制を整備する。




Web検索できるクリニカルパスを幾つか見てみました。


情報満載の「今時の資料」風、
昔ながらの「しおり」風、
「手書き」風、
様々に工夫されたクリニカルパスが作成されています。


患者にとって、
「読みやすい」或いは「読む気になる」クリニカルパスの形は、
患者の年齢によって大きく異なるかもしれません。



「標準型」とか、「手書き風」とか、
自分で選択できたら一層いいのにな~と思いました。
技術的には、いろんな事がでる世の中です。
日本クリニカルパス学会の、
今後のご活躍を応援したいと思います。フレーフレー


注 目
 
クリニカルパスが病院HPで確認できることがあります。
病院選びのご参考に!
早期離床が心がけられているかも要チャック


昨日はこちら。
『手術前入院~クリニカルパス・クリティカルパス』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-157.html

手術のためにでくることは“事前”だけ。そんなお話。
『医師・病院選びについて思う事~無知だと知らない怖さ~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-152.html

治癒率・治癒力を上げる早期離床についてはこちらで確認。
「手術後の経過をよくするためのKEY~早期離床について~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-50.html

大学病院の市民公開講座で、コツを伺ってきました!その1~3まで
『上手に医者にかかる10カ条~賢い患者になるためにその1~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html

微小血管減圧術を検討中の方は、病院・医師の選択前にどうぞ
『ご案内・ご挨拶頁』:サイトマップ
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html


2014.11.16 日本経済新聞 クリニカルパス③「施設ごとに作成し実行」より
ゼリア新薬製薬株式会社「クリニカルパスって何?」参照
クリニカルパス(クリティカルパス)は、病床400床以上の病院の90%以上での導入。
2010年現在「gooヘルスケア」参考