久しぶりに公開講座に行ってきました。

東京医科大学病院の92回目の市民公開講座
『もっと知ろう、胃がんピロリ菌
(無料・事前登録無し。お気軽、お手軽です。


今回の講座は、
胃がん“日本の権威” 後藤田卓志医師(消化器内科の準教授)のお話。
(“世界的にも権威”と紹介されていました。)

“医師の生の声”は、いつも貴重です。
とても有意義な時間を過ごせました。



胃がんは、欧米では「ほぼ無い」と思っていいほど
とても少ない病気だそうです。

ですから、欧米には胃がんのエキスパートは必要ない。
よって、日本の権威=世界の権威 らしいです。



■【ピロリ菌除去によるメリット】

ピロリ菌除去をすることにより“胃がん”がなくなる可能性が大きい

ピロリ菌がいない人で胃がんになる人はいない。
ピロリ菌は、5歳までに感染する。以降は感染しないと考えられている。
ピロリ菌がいても胃がんにならない人はいる。

現在のピロリ菌保持者が除去をする
5歳までに感染しないように指導する

ピロリ菌保持者がいなくなる

胃がんがなくなる



■【ピロリ菌除去によるデメリット】

●ピロリ菌は常在菌として良い作用をしている可能性もある!←研究中(2014年現在)
(ピロリ菌を5歳以前から長期間保持していることから)
●ピロリ菌除去による副作用が報告されている。
(流動性食道炎/腸内環境の急な変化による体調の異変/味覚異常 etc.)


報告されている副作用のうち深刻なのは逆流性食道炎除去後5~10%発症)
ピロリ菌の除去によって、長期に渡って低下していた胃酸の分泌が、
正常に戻ることによって起こると考えられている。




■【講演会中の質問と回答】

Q.ピロリ菌の除菌は、全ての人がすべきですか?

A.高齢者では、逆流性食道炎などの可能性を考慮して、
ピロリ菌を除菌するかしないかを決めるべき。


将来なるかもしれない病気のリスク排除をして、
今現在の日常生活の質が落ちるのでは本末転倒。

遺伝性についても考慮されるべきです



Q.中年女性の私は除去すべきですか?
※居残って、後藤田医師に直接質問!
がんの発症率は男性が高いので性別も関係します。

A.40代は間に合う。除去して!

と、実際はもっと丁寧にお応えいただきました。



「実は最近、ピロリ菌無所持者での胃がん発症者もみつかった」
ともおっしゃっていました。
その意味では、撲滅は難しいのかもしれませんが、
によって胃がんの発生が抑えられることは間違いないようです。


後藤田卓志医師は、若い医師には
将来胃がんは無くなるから、こっちは選択しない方がいいよ!」
とお話ししているとか。
とってもお話しがお上手な先生でした。


そうそう、
2015年2月ごろ新薬が出るから、ピロリ菌除去の成功率がよくなるはずだよ
と医師の“生の声”も聞けました。

 
 N E W 

新薬が分かりました~
一般名:ボノプラザン=商品名:タケキャブ(武田薬品工業)です。
ボノプラザン使用により、第一次除菌率は90%以上に成る見込みです。
保険適用内で除菌できれば、余分な費用がかからなくて済みます。

新薬についてはこちら。
「ピロリ菌除去治療の成功率があがってます♪~ボノプランザ~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-310.html

ピロリ菌の除去方法について書いています。
「ピロリ菌除去が保健適用~正解はどちら?~除菌するか、しないか。」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-144.html

公開講座Part2もお忘れなく!
「日本人には大問題~検査のメリット、デメリット~公開講座Part2」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-162.html

2016年NEW
   
ピロリ菌が、心臓や血液、神経の病気の原因になっている可能性も!
『ピロリ菌は除去しましょう~人類の敵?~アイスマンも患っていた~!』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-455.html


 豆 知 識 

生まれながらにピロリ菌を保持している人間はいません。
井戸水や、親の口移しから幼児の胃に入ると考えられています。
幼児期の胃の中は酸性が弱くピロリ菌が生きのびやすいため、
ほとんどが5歳以下の幼児期にピロリ菌感染すると言われています。

ひらがな表記がん漢字表記は、きちんと使いわけられている!
ご存知でしたか?

がん:悪性腫瘍全体を示す
癌:悪性腫瘍のうち上皮性腫瘍に限定

同じ日本語なのに使い分けられていたとはちっとも気がつきませんでした。
(医師・病院での使いわけです。雑誌では適当かも。。。)


「かんと癌について」こちらのサイトで詳しく説明されています。
初めての医療保険「がん・ガン・癌の違いについて」

WHOでこんな発表がされているそうです。
2014.10.27 静岡新聞社・静岡放送のWebサイトより 「WHO報告、胃がんの8割がピロリ・・」

武田薬品工業株式会社さんの「ピロリ菌のお話し」を参考にさせていただきました。

追 記
 
■2014.12.26  大阪市立大学 八代正和教授
胃がんの新治療法開発発表。
がん細胞の増殖を抑える働きをもつ物質(プロスタグランジンD2)を増加させる特定のたんぱく質を投与し、がん細胞の増殖を抑える。
共同研究会社を募集。
詳細はこちらがん増殖抑制物質(プロスタグランジンD2)合成促進酵素を用いた 新たな胃がん治療法を発見。

2014.11.26 アステラス製薬
進行性胃がん治療薬「AMG102」(=リロツマムブ)の開発中止を発表。
欧米などでの臨床試験で、既存薬と併用した時の死亡率が、既存薬単独使用を上回り、安全性を重視したため。
日本での治験は最終段階に入っていて、新薬として期待されていた。
メリットとデメリット、どちらを重視するかはいつも難しい問題です。。。

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病院、病気関係の公開講座講演会は、
是非聴講をお薦めしたいものです。




今のご時世、検索すれば何でも調べられますが、
公開講座講演会では、“最新の情報”や“生の声”(本音)を聞けることがよくあります。
特に会場が病院の場合は、手術の際の病院選びの参考にもなるかも。



とは言え、なかなか行けないよ~という方のためには、
私がせっせと聴講して、このブログにアップしていきたいと思いますので、
カテゴリー講演会・座談会・公開講座をチェックして下さいね。


さて、
昨日に引き続き、東京医科大学病院 市民公開講座
『もっと知ろう、胃がんとピロリ菌』での後藤田卓志医師のお話し。



がん検診には2種類あります。

対策型検診(対象がん:胃がん、大腸がん、肺がん、乳がん、子宮頸がん)
●がん死亡率の減少を目的。
●公的な予防対策として行われる検診。
●有効性が確立された検査方法で実施。
●費用は無料か少額の自己負担のみ。
●市区町村のほか、職域・医療保険者等の保健事業として行っているケースもある。

任意型検診
●医療機関などが任意(個人の希望)で提供する医療サービス。
●基本的には全額自己負担。
●有効性の確立していない検査方法も含まれる。
●自分の目的や好みに合わせて検診を選択できる。 




一般的には、
1.を受けて再検査になった場合、
2.を受ける方が多いような気がします。


が、後藤田医師の検査に関するご意見は、
検診に含まれる「バリウム検診は、あんまりね~。」(この感じ分かります?)
腫瘍マーカーは早期発見には向かない
PETーCT検査
欧米では「日本人はがんを怖がって自ら被ばくしていると揶揄されてるよ!」とのこと。
検査医師の目によっても違うよ!(←と言われても・・・。



世界的権威と言われる医師の“生の声”って貴重です。

でも・・・いざ、
自分の担当医師にこれらの検査を薦められたらどう対処すればいいんでしょうね
勿論、リスクを負ってでも検査した方がいい時があるんでしょうし。
(後藤田医師曰く、再発時は必要とのこと。)





検査の際には、
検査のメリットデメリットについてきちんと話してくださる担当医師を選択する。
これが、自分でできることかもしれません。


あとは、
医師を信頼してお任せすること、
信頼した医師の指示に従うことも自分でできることですね。



医師と患者の“信頼”についても少し書いています。
2014.09.09「信頼~師弟関係♡医師と患者」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-96.html





 豆 知 識 

PET-CT=1回の検査において、CTとPETを同時に行うもの。
●腫瘍の位置、増殖及び広がりの程度を示す、より完全な画像を得ることができる。
●治療計画の作成、治療効果の監視能力を高めることができる。
       
Q. CT検査による放射線は有害なのですか?

CTによる放射線被ばく量は、胸部エックス線、マンモグラフィなどより高い。
既にがんの徴候や症状が認められる方については、利益の方がリスクを大きく上回るといえる。

通常CT検査によって致死性のがんを発症する割合は、およそ2000人に1人。
米国でガン死亡者ははおよそ5人に1人。
(米国国立癌研究所資料よりー米国人データ)


後藤田医師によると、癌になってすべきことは情報収集とのこと。
日本医学会系のサイトを幾つかご紹介。
国立がん研究センター「がん対策情報センター」
がん研有明病院「がんに関するサポート・ご相談」
特別ながん治療をご確認できます。「国立がん研究センターのみで受けられる治療」

2014.07.11 米国国立癌研究所発表「コンピュータ断層撮影とがん」
(海外癌医療情報リファレンスより)を参考にさせていただきました。


N E W(2015.02.12 日本経済新聞掲載)
  
「日経実力病院調査」の結果発表。
ブログと関係ある部分だけご紹介します。
その他発表になっている病院は、新聞記事よりご確認ください。

■胃がん

国立がん研究センター(東・中央病院)、がん研有明病院

■大腸がん

国立がん研究センター(東・中央病院)、がん研有明病院、
東京医科が医学(八王子医療センター)、三井記念病院

こちら関東は、猛暑です。
これからどんどん暑くなるんでしょうね。


急に暑くなると、ついつい一気に冷たいものを飲んでしまいます。
熱くなった体に冷たい飲み物は、
気分には爽快ですが、胃腸には不快です。





夏の間冷たい飲みもので胃が痛むと思っていたのに、
秋には胃がんと判明した・・・
なんて恐ろしいことがないように、
くどいようですがピロリ菌の話題





東京大学病院准教授の中川恵一氏の
日本経済新聞の記事によると、
漱石(夏目漱石)がもっと長生きすれば
どんな傑作が読めたのかと思うと残念です。
今なら、早い段階でピロリ菌の除去をしていたはずです。

とのこと。


1916年に49歳の若さでなくなった夏目漱石は、
ピロリ菌感染による胃潰瘍で命を落としました。
がんを告知しなかった時代、
胃がんは胃潰瘍と診断され、手術していたそうです。




『アンの日記』で再三ご紹介していますが、
多くの専門医師が『ピロリ菌除去の勧め』を発表しています。
ピロリ菌除去は優先されるべき治療』と考えられています。



なんですが・・・
未だに、多くの方が胃がん対策として、
健康診断で胃カメラやバリウムで胃の検査をしています。
ピロリ菌除去についての知識は、
まだまだ普及していないようです。




胃がん対策としてやるべきことは、ピロリ菌除去です。
ピロリ菌感染がなければ、胃がんのリスクはほぼなくなります。
(最近まで0%と思われていたほど、ほぼありません。)


『ピロリ菌除去』は、
調べれば調べるほど、知れば知るほど、
胃がん対策に有効で、簡単な治療です。

ピロリ菌感染検査は、
ピロリ菌感染検査キットや、
健康診断の際にオプションでプラスする方法が気軽で良さそうです。




頑張り屋の皆さん。
頑張らない勇気が必要な時もありそうです。







豆 知 識

時々遭遇するおもしろい話。(イラっとする話題)
ピロリ菌抗体検査料金について。



ピロリ菌除菌は保険適用
ピロリ菌抗体検査は保険適用外、です。


保険適用外の
ピロリ菌抗体検査料金は施設により価格差が大きくなっています。


私が少し調べた範囲だけでも、
2,160~4,320円の差がありました。(検査方法も様々)
基本の検査料金に加えて異なる部分は以下です。

 医療機関で検査初診料
 健康診断に追加検査 医療機関への紹介状(除菌が必要な場合)
 ネット等で検査キット購入  医療機関での再検査料金
(保険適用で除菌する場合必要)






楽に、余分に血や尿を摂らない等、
利便性を考慮すると、
健康診断の際に、
オプションでピロリ菌検査を受けてしまうのがベスト。
カナ



因みに、
私が毎年健康診断を受けている健康診断専門施設では、
ピロリ菌抗体検査料金は4,320円。
陽性の場合の医療機関紹介状代金は1,500円。
でした。
(都内高級サロン風で、金額が高めガーン


新聞記事からの今日の新しい情報は、
ピロリ菌による炎症でこの菌も住めないほど胃粘膜の萎縮が進むと、
感染症検査でも陰性になることがあるので、要注意
とのこと。











胃がんの権威、後藤田卓志医師の講演会に参加しました。
年配の人は、こちらを必ずご確認下さい!
「日本人には大問題~もっと知ろう胃がんとピロリ菌~公開講座Part1」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-161.html

「日本人には大問題~検査のメリット、デメリット~公開講座Part2」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-162.html

ピロリ菌除去の成功率をあげる新薬がでました。
「ピロリ菌除去に新薬のお知らせ~ボノプランザ~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-310.html

2015.07.09 日本経済新聞 「漱石も悩ませたピロリ菌」より

「胃がん対策として、
ピロリ菌除去をお薦めします。高齢者は良く考えて。」


胃がんの権威と言われる後藤田卓二氏が、
市民公開講座でそんな風にお話しされていました。

公開講座の内容はこちら。
東京医科大学病院92回市民公開講座




『アンの日記』では、
何度もピロリ菌除去をお薦めしてきましたが、

ピロリ菌除去すべし」キイテキイテ~
と益々広めたくなるような、
発見が発表されました。


正式名称ヘリコバクター・ピロリ菌の病原たんぱく質は、
血液によって全身に運ばれている

とのこと。

これまでも、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの場合、
薬によるピロリ菌の除菌治療が行われています。

その他、
心臓や血液、神経などの病気でも、
ピロリ菌が原因になっている可能性は指摘されていました。



今回の発見によって、
ピロリ菌との関係が疑われている疾患について、
除菌が有効だと証明されるかもしれません。
可能性大


“ピロリ菌”は、健康に有益な菌ではないことは確かです。
(腸内細菌とは違いますよ~)

多くの病気との関連が証明されるまでもなく、
“機会を作って”ピロリ菌の除菌をしましょう。



ピロリ菌除去は、
“自分でできること”ですよね。




除菌は薦められないケースもあります。もう一度、詳しくはこちら
『日本人には大問題~もっと知ろう胃がんとピロリ菌~』公開講座Part.1
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-161.html

ピロリ菌、何となく可愛い名前だけど可愛くないです!
『血液検査だけで胃がんが抑えられる~ピロリ菌除去のすすめ』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-362.html



ピロリ菌除去までの流れは、こちらが分かりやすい
東京大学医科学研究所付属病院『ピロリ菌除去外来のご案内』

研究の詳細は、京都大学科学技術振興機構(JST)共同発表から。難しい
『ピロリ菌由来病原タンパク質CagAを全身に運ぶ小胞を発見』
~ピロリ菌感染による非消化器疾患の発症メカニズムの解明へ~

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160107/

今回の発見は、東大・京大・神戸大などの研究チームが、
英科学誌『サイエンテフィック・リポ-ツ』に発表。
論文タイトル:
Exosomes as nanocarriers for systemic delivery of the Helicobacter pylori virulence factor CagA



豆 知 識

アイスマン』のことを覚えていますか?

1991年に、アルプスの氷河で発見された
約5300年前の男性のミイラです。

研究チームによって、
彼の解剖やゲノム解読が行われています。



40代半ばで、血液型はO型。
(当時としては高齢?)
そして、
ピロリ菌に感染していたことが分かりました。


ヘリコバクター・ピロリ菌は、
慢性胃炎や胃潰瘍の原因となりますが、
アイスマンの死因は、
慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんではなく、
顔をおのなどで殴られたことによるものです。
どうぞ、安心してください。


ちがうか


彼がミイラになり、発見され、
今なお研究されていることには、
きっと何か意味があるのだと思います。


アイスマンさんも、役目を終えて、
いつの日にか安らかに眠れますように。



私が私の役目を果たせていますように。
皆さんが、皆さんにとっての最良の治療に巡り合えますように。
皆さんの1歩は、他の皆さんの1歩にも繋がっていますよね。 



2016年1月12日 日本経済新聞『ピロリ菌のたんぱく質 血流で全身へ』
2016年1月8日 日本経済新聞『アイスマン ピロリ菌に感染していた』より

※「安心してください」は、2014年に流行ったギャグです。
未来にこの頁を読む方のために・・・念のため。

小野薬品工業のがん免疫薬
オプジーボ
(一般名ニボルマブ・点滴静注)


2014年7月に、
皮膚がんの一種メラノーマ(悪性黒色腫)の治療薬として、
世界に先駆けて日本で承認されました。ブラボー

2015年12月に、
がん治療薬として承認された時に、
新聞ニュースに大きく取り上げられ、話題になりました。
ブラボーブラボー





メラノーマは、日本では、
10万人に1人程度しか発症しないと言われる珍しい病気。
がんは、
人口10万人あたり80~90人発症すると言われる病気です。
(小野薬品サイトONOCOLOGYより)

加えて、
がんは、罹患数でここ数年常にワースト3位以内だし、
がん死亡者数は、国内第1位。
オプジーボが、
〝肺がん治療薬”として承認されてからの方が注目されるのも、
なんとなく納得。ナットクナットク



肺がんに有効な治療薬が承認されたニュースが、
喜びとともに伝えられた反面、
薬価が高額であるために、
医療財源に大きな負担になることが憂慮されています。

当時は、
仮に、5万人の肺がん患者さんが1年間使用した場合、
1人年間3500万円程度として、
1兆7500億円かかると試算されたそうです。
莫大な額です。

実際には、
発売当時100mg73万円だった薬価は、
2018年の薬価改正を待たず、
2017年2月に100mg36万円に引き下げられました。






来る2017年9月、
オプジーボは、胃がん治療にも承認が下りる見通しです。

胃がん患者は、日本では年間約13万人。
そのうちオプジーボの治療対象患者は、
一般的に他の抗がん剤が効かない1万人程度。

末期の胃がん患者の皆さんとご家族は、
大きな期待を寄せていることと思います。






残念ながら…オプジーボは、
対象となる全ての患者さんに効くわけではありません。

オプジーボが有効な患者は、
メラノーマで3割、肺がんで2割ほどと言われています。
胃がんでは何割程度の患者さんに有効なのでしょう?

「一般的なデータ」は、
本当は何の意味もありません。


意味があるのは、
『オプジーボが何割の人間に効くか』ではなく、
『オプジーボは自分には効くのか』
ということですから。





”オプジーボが効果をあげる条件”
(オプジーボが効く患者と効かない患者)が分かれば、
効く患者にとっても効かない患者にとっても、
治療に携わる医師にとっても、
財政にとっても、
優しい治療ができるのだと思います。




投薬するにせよ、手術するにせよ、
治療前に、効くか効かないか判別できる〝技”が欲しい。
病気に関わる全ての人間の願いだと思います。 


胃がんは『ピロリ菌除去』が有効な予防策です。
胃がん情報は、下記に掲載!! 最後までご確認下さい。





◆KoKoRoの声◆

人は、違うのが当たり前。
人と同じである必要はない。
みんな違ってみんないい。
日頃、そんな風に思いながら生きている私ですが、
医療について、治療について考える時には、
「みんなに効きますように」
「みんなが同じように良くなりますように」
と願ってしまいます。。。



でも…
病気になって分かること。
病気になったから気づけること。
病気だから…etc.etc.って、実はいっぱいあります。

病気が最悪、
病気になったら全部ダメってわけではないです、よね。
『病気になったら、〇〇な自分になれた!』
的な未来もあり、です!

『七転び八起き』と言うけれど、
『転んでもただでは起きない』が私のモットーですいいでしょ





◆豆知識◆
~小野薬品工業サイト『オノオンコロジー』から一部抜粋~

オプジーボによる治療は、
手術による治療が難しいメラノーマ(悪性黒色腫)、
手術による治療が難しい進行・再発の非小細胞肺癌、
根治切除不能又は転移性の腎細胞癌の患者さんが対象になります。


次のような方は、
オプジーボによる治療を受けられないことがあります。
自己免疫疾患(※1)にかかったことがある方
間質性肺疾患にかかったことがある方

※1 自己免疫疾患:免疫機能が正常に機能しなくなり、
体が自分の組織を攻撃してしまう病気で、
甲状腺機能異常症や関節リウマチ、1型糖尿病などが自己免疫疾患に含まれます。



『オプジーボが有効な患者を見極める技』が、
医師からも、患者からも、財政からも、
待ち望まれています。

その他、
オプジーボについての詳細は、ご自身でご確認下さいね。
小野薬品工業運営サイト『オノオンコロジー』より

『日本インタビューフォーム』2017年3月改定
https://www.opdivo.jp/contents/pdf/open/interview.pdf

適正ガイド一覧
●2014年7月承認。
『悪性黒色腫の適正ガイド』
https://www.opdivo.jp/contents/pdf/open/guide_mela.pdf

●2015年12月承認。
『非小細胞肺癌の適正使用ガイド』
https://www.opdivo.jp/contents/pdf/open/guide_nsclc.pdf

●2016年8月承認。腎がんもオプジーボ治療の対象です!
『腎細胞がんの適正使用ガイド』
https://www.opdivo.jp/contents/pdf/open/guide_rcc.pdf

がんに関するデータはこちら
国立がん研究センターがん情報サービス
『がん登録・統計』
http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

2017年7月9日日本経済新聞『胃がん適応9月にも承認』より


胃がん予防のKEYです

-《宝箱》---------------------------
一般社団法人予防医療普及協会

『胃がんの99%はピロリ菌』
http://yobolife.jp/column/160/
-------------------------------------
市町村によっては、ピロリ菌の無料検診を実施しています。
ご自身の市町村情報をご確認下さい!



”胃がんは予防できる”が、専門医の常識です。
今の健康診断方法は、最新の医療基準に沿っていないようです
『血液検査で胃がんの発症を抑えられるか~ピロリ菌除去の勧め~
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-362.html

胃がんの権威 後藤田卓志医師の講演内容はこちら
『日本人には大問題~もっと知ろう胃がんとピロリ菌~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-161.html



大切なことなので、
改めてご紹介することにしました。



先日、健康診断を受けました。
都内の、まるで高級エステサロンのような施設で
毎年検査を受けています。
(いい加減な施設だけど


とても優雅な雰囲気の健康診断施設なのに、
唯一、
「これは優雅じゃないよな~」
「ほんとに必要なのかな?」
「アクロバットだ!」
と思う検査があります。


胃を調べるバリウム検査です。
台の上でグルグル横回りしたり、
棒にしがみつきながら、逆さにされたりする、あれです。アレアレ
(いつか落ちるに違いない!)



自分の健康組合の健康診断や、
同年代の友人たちの健康診断では、
バリウム検査か胃カメラは必須とされているので、
他のオプション検査よりも、一見、大事な検査のように思えてしまいます。



ところが、
市民公開講座や講演会に行くと、専門の医師の皆さんは、
胃がん対策には、
胃カメラやバリウムより、ピロリ菌除去が大切です!

と訴えているんですよ。
(既に、2014年の公開講座では聞いていました!)





2015年9月発表、
国立がん研究センターの大規模調査結果では、
ピロリ菌と慢性胃炎の両方がない人は胃がんには極めてなりにくい。

●血液検査でどちらも見つからなかった人たちが10年間で胃がんを発症する確率は、
最も低い40歳女性が0.04%、最も高い70歳男性は0.63%


ピロリ菌と慢性胃炎が無い人は、喫煙などをしていても、
胃がんになる確立は1%程度以下。

(喫煙は、胃がんの大きなリスク因子です)

●胃がんの検査のためにいは、被爆を伴うような検査は必要なく、
ピロリ菌の感染症を調べる血液検査で確認できる。
とのこと。ブラボー


数字で見ると説得力がありますよね。



ピロリ菌の感染検査は、地域によって、
補助金が出されていたり、無料で受けられることがあります。
HPで確認するか、
お住まいの地域の行政機関にお問い合わせください。




ただし、
胃炎が悪化すると、感染症検査で“陰性”になることもあります。
胃がんが発症する確率が最も高かったのは、
ピロリ菌が死ぬほど胃炎が悪化したグループで0.60~8.71%

とも発表されているので、
「胃の痛みが続いている」
「どうも、今までの痛みと違う」
「胸やけがする」等々
「なんだかおかしい!!」と思ったら、
医師に口頭で伝えるという、自己申告も大切。


『医師への情報提供』『医師と患者の情報の共有』は、
適切な診断・治療の上で大切です。







「知識は力なり」
病気にならないように、早期発見できるように、
賢く検査を受けましょう~
賢く無駄な検査は止めましょう~!    




胃がん予防のKEYです

-《宝箱》---------------------------
「知識は力なり!」」
専門家が解説している、胃がんとピロリ菌の関係はこちら

一般社団法人予防医療普及協会
『胃がんの99%はピロリ菌』
http://yobolife.jp/column/160/
-------------------------------------





豆 知 識◆

ピロリ菌は一度感染すると自然に消滅することはないと言われています。
胃の細胞は、ピロリ菌の出す毒素によてダメージを受け続け、
結果として慢性的な胃炎や胃潰瘍、
胃がんなどになっていくと考えられます。


ピロリ菌の作用で機能が悪くなった胃では、
ビタミンB12やカルシウムの吸収力が弱まることも知られています。

ビタミンB12は、
片側顔面痙攣の治療のために摂取を勧められることがある
「メチクール」「メチコバール」の主成分です。

片側顔面痙攣の治療の一環としてこれらの薬をご利用されている場合、
「ピロリ菌がいない胃」であることが重要なようです。




~私の場合~
「あなたの場合、手術は勧められない」
と言った最初の主治医に勧められて、
「メチクール」を飲んでいました。

でも、手術を決心して、
日本でトップクラスの手術件数を誇る専門医お二人を受診した際には、
お二人とも服薬の効果に対しては否定的でした。
(むしろ、悪影響があるというお考えでした)




ビタミンB12の効果についての医師の意見はこちら。
その後、素人なりに調べて一つの可能性を考えてみました…
『片側顔面痙攣は自然治癒するか~メチルコバラミン・・』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-303.html


2014年の公開講座はこちら。胃がんの権威、後藤田卓志医師の講演
「日本人には大問題~もっと知ろう胃がんとピロリ菌~公開講座Part1」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-161.html

ピロリ菌を除去しない方がいい方もいます!ご確認下さい!
「日本人には大問題~検査のメリット、デメリット~公開講座Part2」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-162.html

ピロリ菌抗体検査とピロリ菌除去は、保険の扱いが違います!
「胃カメラ、バリウムよりピロリ菌検査の薦め~夏目漱石も悩ませたピロリ菌~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-323.html

ピロリ菌除去の成功率をあげる新薬がでました。
「ピロリ菌除去に新薬のお知らせ~ボノプランザ~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-310.html


2015年9月4日 日本経済新聞「ピロリ菌と胃炎無い人 胃がんリクス低」より


引き続きピロリ菌について。
こちらも再編してのご紹介です。



『アンの日記』では、これまでに何度も、
ヘリコバクター・ピロリ菌除去をお薦めしています。

ピロリ菌は、胃がんの98%以上の原因』
と言われているためです。
(或いは胃がんの99%の原因)




ピロリ菌は、概ね5歳までの幼児期に感染する
と言われています。
幼児は胃酸が弱く、
口から入ったピロリ菌を除菌できず、
そのまま保菌してしまうからです。


ピロリ菌は、主に井戸水から体内に取り込まれたので、
公衆衛生が発達した現在では、
20代の若者のピロリ菌保菌者は20%以下。
国内の保菌者約6000万人のうち70%以上は60歳代です。




そのためなのか、
新聞・WEBからの発信でも、
「中高齢者はピロリ菌を除菌をした方がよい」
と言う情報が蔓延していますが、
正しくは、
保菌者の多くは高齢者だが、
齢者は、安易にピロリ菌を除去すべきではない
ピロリ菌を最も除去すべき対象者は若者及び中年
です。




2014年
東京医科医科大学の市民公開講座
「もっと知ろう、胃がんとピロリ菌」では、
胃がんの権威”と言われる後藤田卓志医師も、
高齢者のピロリ菌除去安易にすべきでないと、
お話しされていました。



実母は、昨年、馴染みの診療所で除菌を勧められ、
除菌治療を受け、副作用が出てしまいました。

母が、
「娘が、除菌してはダメって言っている」とお話しても、
馴染みの医師は納得しなかったらしい。。。
『馴染みの、善意に満ちた知識のない医師』
にもご注意を。





「胃」の不調は、「胃」そのものに原因がある場合の他に、
「機能性ディスペプシア」(神経の乱れ)などが原因となることがあります。
その場合にも、ピロリ菌除去で症状が改善するという報告が上がっています。




-《宝箱》-----------------------------
ピロリ菌に関する全てを分かりやすく解説!

武田薬品工業株式会社
ピロリ菌のお話,jp
http://www.pylori-story.jp/
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◆豆知識◆

ボノプラザン
(略称:P-CAB 商品名:タケキャブ 製造:武田薬品工業)

ピロリ菌の除去療法の確立が高くなる新薬、
ピロリ菌を死滅させる抗生剤の作用を高めるための胃酸抑制剤
が、2015年2月26日に発売されています。ブラボー


服用して数時間で効き目が最大(これまでは作用まで3~4日)
代謝による活性化が必要ないため個人差が少ない(誰でも効きやすい
酸に安定しているため、作用部位(分泌細胞)に長く留まることができる
ピロリ菌除去率90%以上
(これまでに使用されているプロトポンプ阻害剤(PPI)は70%程度)


中年までの方は、(幾つまで?
除菌の成功率がアップした今が決心しどきかもしれません。






◆KoKoRoの声◆

2014年
東京医科医科大学の市民公開講座
「もっと知ろう、胃がんとピロリ菌」終了後、
胃がんの権威”と言われる後藤田卓志医師に、
直接質問する機会がありました。


「私はピロリ菌を除去すべきですか、しないべきですか?」

「いくつ?」
「○○歳です。」(←50歳前で~す)
「除去して!」
と即答。加えて、
「2月だったかな、新薬が出るから。」
「成功率がよくなるはずだよ。そうしたら除去して。」

と言われました。


その後新薬の調べがつかずいたのですが、
後藤田医師が仰っていたのは、
2015年2月26日に発売されたボノプラザンのことですね。

抗生剤そのものでなく、
抗生剤の効き目をたかめる胃酸抑制剤のことだったので、
検索しきれませんでした。
分かってスッキリ~


~メッセージ~
ピロリ菌と直接関係ありませんが、この頁にはコメントがいっぱい。
片側顔面痙攣患者さんのコメントをどうぞ~




高齢者のピロリ菌除去は要注意です。
後藤田卓志医師の講演内容はこちら
「日本人には大問題~もっと知ろう胃がんとピロリ菌~公開講座Part1」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-161.html

「ピロリ菌除去が保険適用~正解はどちら?~除去するかしないか」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-144.html

検査料金などについて追記しました。
「胃カメラ、バリウムよりピロリ菌除去の薦め~夏目漱石も悩ませたピロリ菌」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-323.html

ボノプラザンについての詳細はこちらが分かりやすい!
『日経メディカル』(日経BP社)
 新薬】ボノプラザン タケキャブ:作用発言が速い新機序のPPI

2015年6月21日  日本経済新聞
「胃の病気 治療法が進化~ピロリ菌効率除去~」より