『アンの日記』は、2014年に、
片側顔面痙攣のための微小血管減圧術(神経血管減圧術・MVD同様)を受け、
手術は成功、
入院中の容態もすこぶるよく、
退院後は痙攣消失、
現在、満面の笑顔で暮らしている元患者が書いています。


この頁は、
今現在手術のための病院・医師選びをしている方に、
手術成功率をあげるために医師にすべき質問
をご紹介します。(2016年10月更新)



◆【片側顔面痙攣手術について】

1.手術の正式名称
頭蓋内微小血管減圧術=Microvascular decompressionn(MVD)
或いは神経血管減圧術=Neurovascular decompressionn(通常略称無し)

 
頭蓋内微小血管減圧術は、
片側顔面痙攣三叉神経痛舌咽神経痛に共通の手術方法です。
これらの疾患は、圧迫された神経の種類が違うことにより症状が異なっています。


2.手術の歴史
1960年代アメリカが始まり。
既に日本でも脳神経外科での根治治療法として確立された手術方法。


3.手術の内容
全身麻酔下で脳の深部で神経に接触する血管を剥離し、
神経への接触(圧迫)をのぞく手術。


4.具体的な手順
耳の後ろ付近の皮膚を切開し、頭蓋骨に穴をあけ、直下の硬膜を切開。
手術顕微鏡で圧迫血管等をはなす。

微小血管減圧術詳細はこちら
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-35.html





今日のPoint
◆【手術の成功率・治癒率をあげるためにの二つの質問】
~誰もが最低限するべき質問!~

頭蓋内微小血管減圧術確立された手術方法と言われながら、
施設や医師によって80~95%と成功率に差がある手術です。

決して100%にはならない成功率ですが、
手術の成功率・治癒率をあげるために、
医師にできる大事な質問があります。



Q1.手術の際、神経から血管をはなす方法はどちらですか?


インターポジション法
血管と神経の間に挿入物を入れる方法。(間にスポンジ状のものを挟む)

トランスポジション法
血管と神経の間に物を挟まず血管を移動させ、圧迫が起こらないように固定する方法。

微小血管減圧術の手術で高名な医師や病院のサイトで、
「間に物を挟まずに血管を吊り上げる」
「血管と神経の間に物を挟まないことが重要」
 移動血管方式 etc.
と記載されているのはトランスポジション法の説明です。


どちらも微小血管減圧術と呼ばれ、①②はその中での減圧方法の違いです。
以前は①の方が主流でした。
①よりも②の方が確実に減圧でき、
数年後の再発率が低くなると言われています
①よりも②の方が高い技術が要求されます。
十分な修練を積んでいる医師はわずかです。



Q2.手術中、聴神経へのモニタリングは行っていますか?

モニタリング装置の使用で聴覚障害のリスクが軽減できます。
※装置を使用していない施設がたくさんあるようです。

手術中、聴神経への負担を測定できる装置は2種類。
○ABR auditory brain stem response=聴性脳幹反応)
○BAEPbrainstem auditory evoked potentials=聴覚脳幹誘発電位)


 注 意 (日本神経治療学会資料より)
どんな熟練医であっても、
同側聴力障害を0%にすることは不可能であるとも言われています。




術中モニタリングを行い、
トランスポジション法を取ることによって
手術の成功率・治癒率が高まります


トランスポジション法の技術を身につけていない医師が、
モニタリング装置が無い病院が、わざわざ患者に
「・・・できませんけど・・・」
「・・・ありませんがいいですか?」

とは言いません。
(別に違法ではないですから)

患者は最低限この2点については、
自ら医師に質問することをお薦めします





◆【その他の神経圧迫症候群について】
三叉神経痛舌咽神経痛の場合~

圧迫されている神経の種類によって異なった症状が現れています。
神経の種類や神経の通る場所の差によって、
リスクの種類や大きさが若干異なります。

トランスポジション法について
⇒全ての疾患において、治癒率の高上/再発率の低下に有効です。

モニタリングについて
三叉神経痛の場合、医師・個人の状態により絶対条件ではありません。



 注目 
コンパクト版簡単に分かりやすく!という皆さんはこちら。
「片側顔面痙攣の手術の成功率を上げるKEY☆☆☆」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-18.html




何事にも「原則」があると同時に「個人差」があります。
病院では必要な質問をするとともに、
自分の体調、状況について正しく話せる患者になることが
良い結果に繋がります。
皆さんが最善の結果を得られますように。   





 KoKoRoの声

診察室に入ると、何故かちょっと緊張する。

お医者様は患者の顔色を見ているけれど、
こっちもお医者様の様子を見てしまう。
「こんな質問したら失礼かな。」
「バカバカしい質問かな」

とか、結構気になる。



でも、今日の二つの質問は、
手術前に絶対するべき大事な質問



いいお医者様なら、
患者の真剣な質問に嫌な顔をするはずがない!


最高のお医者様なら、
「良い質問だね」
「良く勉強してるね」

って褒めてくれるかもしれない。
私の主治医はそうだった。




必要ない緊張、つまらない羞恥心は捨てて、
自分のために大切な質問を忘れずに!  




市民公開講座で聴講した賢い患者になるためのコツです。
その1~3
「上手に医者にかかる10カ条」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-294.html

「安全な入院生活のポイント~いろはうた~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-295.html

「医療ミスをなくすための20カ条~自分でできること」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-296.html

私自身の病院・医師選びはについて。ご参考になれば。
「病医・医師選び~手術の成功率を上げる要因・チェックポイント~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-25.html

病名について今一度考える頁です。患者数も記載
『両側の顔面痙攣、眼瞼痙攣、眼瞼ミオキミアについて』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-402.html

微小血管減圧術の詳細。(注:私の主治医A医師からの説明)
「片側顔面痙攣 入院1日目~手術説明~②微小血管減圧術」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-35.html
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