日本経済新聞の書評から、興味深い本、
大脱出
 A・ディートン(アンガス・ディートン=Angus・Deaton)著
をご紹介します。


一橋大学教授 小塩隆士氏の書評によると、
大脱出』には、
人間は病苦と貧困という地獄からどのように抜け出したかが、
壮大なスケールで描かれている。
~省略~
これまで一緒に論じられることが少なかった、
健康と経済成長との二本立て構造になっている。
~省略~
統計の見方に細心の注意を払った行き届いたもの

とのこと。



「健康」と「経済成長」を結び付けての解説は、
正に私が“欲しかった情報 です。


元々、医療に特別な興味の無かった私ですが、
最近では、様々な病気の新しい治療法や、
新薬の開発についての記事が目に留まるようになりました。


積極的にそれらの記事を読むようになると、
「多くの人が、昼夜を問わず研究しているんだな。」
「これから、たくさんの人の病気が治るな。皆が長寿になりそう。」
と嬉しくなる反面、
「随分無駄になる研究があるんだな…」
(競合している/期待される結果は同じ研究が多数)
「地球という船には、何人が乗れるのだろう?」
「治療できる国と出来ない国、国による格差が存在するな~」etc.etc.
何て言う経済的な疑問も生まれていました。

日頃から
「人が言うことを鵜呑みにしない」
「数字(データ)を見て、自分で考えることが大切」
と考えているので、
「統計の見方に細心の注意を払った」本書なら、
自分で疑問の答えを探れながらじっくり読めそうです。



書評の中では、
人類の成長の歴史は、格差の歴史でもある。
その現実を冷静な筆致で描写していく。これも本書の大きな魅力である。
~省略~
その格差にどう向きあうかという問いかけには、
本書は明確な回答を提示していない。

経済成長や健康、格差との関係についてもう少し掘り下げてほしかった。
と評された『大脱出』ですが、
著者の意見としての「解決方法」まで書かれていない方が、
「情報としての価値」はあるような気もします。


まずは、
「歴史を辿り、現実の問題点を知る!」ことから。



本書の最初の部分では、
幸福という主観的な概念をめぐる議論もあって興味深い

とのこと。
「主観的」は『アンの日記』で最近ホットなワードです。

「必用な言葉は羽をつけて飛んでくる」
と思うことがよくありますけれど、
大脱出』は「私が読むべき本」として私の前に現われた気がします。



「健康」「経済成長」「格差は、
医療の発展のため、
皆が健康長寿を享受するためには、
どれ一つ欠けてもいけない、KEY WORDです。

「難しそう」に感じても、
実は、身近で、誰にでも関係があることについて書かれた本です。
と、小塩隆士氏の評論を読んで思いました!
まだ読んでいませんでした


アンガス・ディートン著 『 大脱出

実は、まだ読んでいませんけれど…
じっくり読んで、深く考えてみたいと思います。


「良書とは、答えを与えてくれる本ではなく、
考える゛きかっけ”を与えてくれる本」だと思っています。
『アンの日記』が皆さんが治療について考える
゛きっかけ”になりますように。   





アンガス・ディートン氏が15年ノーベル経済学賞を受賞しました。
詳しくはこちら
『祝!ノーベル経済学賞受賞!アンガス・ディートン氏~大脱出の著者』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-392.html


注 目

 
 医療費控除の準備 
医療は、経済抜きには語れません。
治療にお金はつきものです。
ということで、現実的な情報。

医療費の確定申告時期が近づいています。準備は国税庁のこちらのサイトから。
国税庁
29年度『確定申告特集(準備編)』ー医療費控除の準備等ー

≪NEW≫
2017年夏をめどに、
マイナンバーの活用で医療費控除が受けやすくなります。
大半の領収書の保存や手間が省かれる方針です。
医療費控除は、現在毎年700万人が利用していますが、
簡易化により5割程度増える可能性も示唆されています。


『大脱出』についての詳細はこちらから。
みすず書房 『大脱出』~健康・お金・格差の起源~アンガス・ディートン著、松本裕訳
アンガス・ディートン=プリンストン大学教授 アメリカを代表する経済学者。
内閣府 経済社会研究所の『内閣府共通検索』で検索すると幾つもヒットします
日本とも関わりの深い学者さんです。


2015.01.17 日本経済新聞 読書書評 一橋大学 小塩隆士氏 『この一冊』より
関連記事
スポンサーサイト

皆さん、血栓予防月間ですよ!~初めて聞くけど・・・~ 健康に良いなら何でも乗っちゃおう♪

聞くと気になるココナッツオイルの効能・効果 ~実感してないのに (>_

comment iconコメント ( 0 )

コメントの投稿






trackback iconトラックバック ( 0 )

Trackback URL:

この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)