『紹介状
という名称が、諸悪の根源のような気がします。
(ちょっと言い過ぎですね。)
紹介状
という名称が、誤解の元のような気がします。
あるいは、
紹介状
という名称が、一つ大きなハードルになっているのかもしれません。


例えばいきなり誰かに、
「自分の紹介状を書いて下さい。」
と頼まれたら、ほとんどの人は困惑したり、躊躇したりするでしょう。

相手のことを自分は本当に知っているのかな?
あるいは、適切な言葉で紹介文を書けるかな? etc.



紹介状は、手間のかかる、それなりに責任を伴う文書のように思えます。
紹介状は、社会的には、そんな風に考えられている文書です。



いろいろな場面で使われる紹介状ですが、
今日 “アンの日記” で話題にしたいのは、
医療の現場における紹介状についてです。

医療における『紹介状』の正式名称は、『診療情報提供書』であり、
患者本人、つまり自分の医療情報が記載されたものです。
考えようによっては、
健康診断の検査結果のように、外来毎に本人に提示されてもいいような内容。



紹介状を書く担当医師の「手間」には、
「料金」と言う形で報いています。
(別に、タダでお願いしているわけではありませんよね!)

医師の立場からすると、
「地域の医療施設」から「専門医療施設」(たいてい名の知れた病院)に、
患者を紹介することにメリットがある時すらあります。
つまり、患者側の感じる 「言い出しにくさ」 は、
医師の側から見たら見当違いかもしれません。


もしも、皆さんが、
エキスパートの医師のいる病院を受診したいと考えたなら、
どうぞ遠慮なく、現在の医師にその旨を伝えて下さい。

微小血管減圧術の手術の対象となる、
片側顔面痙攣・三叉神経痛・舌咽神経痛は、
「難病」ではないかもしれませんが、一般的ではない病気です。


特別な治療を必要とする患者が、適切な施設で、適切な診療を受けるための情報提供文書
それが、
医療の現場における『紹介状』です。


今の医師がエキスパートで無いなら、(エキスパートはそんなにゴロゴロいません。)
「先生、専門にしてる先生がいるから紹介状書いてください。」
って言っちゃえばいいんですよ。


NEW
  
2015年9月4日日本経済新聞に、医師の意識調査結果が掲載されました。
医師が紹介状依頼をどう感じているかはこちら。
「治療方法の選択で困っている人に嬉しいお話~セカンドオピニオンのお願いについて」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-361.html




■【 紹介状のもらい方 】

正式名称は「診療情報提供書」
これまでの検査内容、病状や治療経過、現在の投薬内容、各種検査のデータ資料等を含む。

医師にとっては、紹介状よりMRI画像の方が大切なようです。
どうしても紹介状をお願いしにくい時は、
病院窓口でMRI画像(CD=ROM)のみ請求するべし(自分の画像ですから
CD-ROMは受診先病院でコピーして返却され、1枚で何度でも使用できます。

元々医師から「専門医」を推薦していた紹介状。
最近では、患者本人が検索して
「○○病院の●●医師で・・・」と要望を伝える事が多いようです。


私の場合、担当医師が、私の希望する医師名(事前調べ)をその場でPC検索して
「いいんじゃない」で終了。


■【 日本の医療保険制度について 】

医療制度の国際評価・保険制度を中心とした健康達成度の国毎の総合評価は、
世界保健機構(WHO)による評価で、総合点世界1位。(2003年世界191カ国中)
※他、フランス6位、イギリス9位、ドイツ14位、アメリカ15位。

大きな特徴は2つ。
国民皆保険
全国民が強制的に医療保険に加入。
全ての国民が、いつでもどこでも、適正な料金で(所得毎に算定)、医療を受けられる。

フリーアクセス
各自自分の判断で自由に医療機関を選択できることを保証。
どの医療機関も医療保険の給付対象になり、料金(自己負担額)に大きな差はない。

現在(2014年8月)の日本の医療制度では、
紹介状がなくてもどの医療機関でも自由に診察を受けられます。(=フリーアクセス
フリーアクセスは保障された権利です




厚生労働省は、患者は利用しやすい病院(かかりつけ医師・会社診療所等)で診察を受け、
その後必要に応じて紹介状を持参して、大学病院やその他専門医療機関を受診することを推奨。

また、現在は、「地域医療構想」のガイドライン作りも勧められています。
(各都道府県が地域にふさわしい医療機能の分化と連携を適切に推進するための指針作り)


日本の医療は、どうやら大きな転換期を迎えているようです。
いろいろな制度が変わりそうです。
今後も、フリーアクセスが認められるのかどうか(医療保険が適用になるのか)・・・
誰にでも関係あることですから、“アンの日記” で今後も動向をお伝えしますね。
(厚生労働省の資料は膨大。しかも検索しにくい。正にお役所仕事。


厚生労働省における検討会は傍聴できます。詳細はこちら
厚生労働省HP案内 地域医療構想策定ガイドライン等に関する検討会
参考資料:26年度版厚生労働省資料。長~いです。お時間のある時に!
『保健診療の理解のために』

 読
予約のひと工夫

これは、私の経験上の技です。
じっくり読んで、よく考えて、予約時には『病院毎の適切な言葉』を使って下さい。

エキスパートの医師のいる病院では、ほとんどの患者が紹介状やMRI画像を持参。
「紹介状持参での予約
 「紹介状持参でセカンドオピニオンの予約は、
 医師から受ける診察は同じですが、診療費は異なります。(数万円の差となることも。)

これ以上はちょっと書きにくいです 分かりますか?

≪具体例:私のケース≫
「片側顔面痙攣と診断を受けました。○○○先生の診察の予約をお願いします。」
「紹介状とMRI画像(CD-ROM)は持参します。」

この予約方法で、「初診時選定療養費」・「セカンドオピニオン料金」の支払い無し!

※片側顔面痙攣の場合、症状で自己判断できた方も多数います。
その場合、初めからエキスパート医師受診の方が無駄が無い。と私は思っています。
あくまで私の意見、ですけれど。理由は “アンの日記” をご一読くださいね。 

■病院ごとの違い
初診で予約ができる病院。
初診では予約ができない病院(受付にて当日予約。)
エキスパートの医師(執刀医)は手術のみ。別の医師の問診を予約する病院。
ネット予約できる病院

いつもコメントを頂くはるさんは、Web検索でエキスパート医師を探しネットで予約。
大成功の手術結果を手に入れられました~ Web情報は上手に使えば優れものですね

ただし、
『検索上位の病院』・『HPで片側顔面痙攣について説明している病院』が、
「エキスパート医師」のいる病院とは限りません。

手術件数(前年のです!)と、その際の執刀医師名は必ず確認すべし

■交換手について
大きな病院ほど、交換手の数も多く、経験値によって対応が変わることがあります。
「何だか話が進まない・・・」と思ったら、一旦電話を切る!
交換手が変わっただけで、簡単に予約が取れることがあります。
(本来は同じ対応のはずなんですが 現実はかなり違いましたよ。)
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手術のための紹介状~片側顔面痙攣のエキスパート医師受診準備~

片側顔面痙攣の手術のための予約・外来~M記念病院のケーススタディ~

comment iconコメント ( 4 )

「勇気がでました」のお返事です!

ご連絡頂いて良かったです!たった今、別の病気で、近所の病院で手術した友人からメールが届いたところでした。調子が悪くなって、今病院だとか。(T_T) 病院はくれぐれも慎重に選んで下さい。心から、皆さんにお伝えしたいです。

最初の医師が、CTで判断しようとした事がそもそも間違いでした。片側顔面痙攣は、MRI検査が有効です。大変御苦労されましたね。(T_T)今回は、別の医師を受診されて、診断がついて本当に良かったです。「病名」がついて方が安心する事もありますよね。

この病気の手術は、絶対に得意としている先生がお薦めです。紹介状は、こちらから希望の医師名を伝えて大丈夫です。(むしろ、喜ばれる事が多いです!)
手術の予約状況は、タイミング次第のようです。ご自分の希望を伝えて、ご相談して決めるといいですよ。一つ一つ質問して、お応えをいただいて・・・と言うステップがあると、安心して手術にのぞめます。(*^_^*) 
手術までの様子や段取りは、『アンの日記』でご確認してくださいね。分からないところは、ご連絡下さい!


名前: アン [Edit] 2016-08-18 15:13

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名前: - [Edit] 2016-08-18 14:37

Keikoさん

こんにちは。メッセージありがとうございます。

無駄な部分も多くて恐縮ですが、「手術の成功率をあげるKEY」等は、どうぞ医師にご確認されて良い結果を得て下さい。
術後経過観察中の皆さんともコメントのやり取りをしています。
気楽にご参加くださいね。(*^_^*)

名前: アン [Edit] 2015-03-15 17:31

はじめまして

片側顔面痙攣とお付き合いも、かれこれ7年ほど、飲み薬からボトックス、50歳を前に、手術を決断しました。

地元の病院から紹介状をもらい、24日に県内の大学病院を受診予定です。

手術について詳しく書かれていて、参考になりありがたいです。

これから、ゆっくり読ませていただきます。

名前: keiko [Edit] 2015-03-15 12:32

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