映画アリスのままで

主人公アリス役をジュリアン・ムーア氏が好演し、
第87回アカデミー賞主演女優賞、他多数の映画賞を受賞し話題になっています。
原作は全米ベストセラー小説『静かなるアリス』(リサ・ジェノバ著)
日本での映画公開は、2015年6月27日~。


今日は、二つの理由からこの映画のご紹介をしたいと思います。


一つは、映画が素晴らしいから。
主役のアリスは、50歳。言語学者。既婚。二人の娘。
ニューヨーク コロンビア大学で教鞭をとっているという設定。
幸せに暮らしていたアリスは、やがて若年性アルツハイマ―症に侵されていきます。
『アリスの苦悩と葛藤、そして彼女を支える家族との絆を描く』
『人生に何が待っているか誰にも予測などはできない。
それでも、瞬間、瞬間を精一杯生きることの尊さを伝えてくれる』
こんな風に紹介されています。


映画の中で主人公アリスは、
“自分が、自分らしくあるために”
事前にPCに残したことを実行していこうとするそうです。


病気との戦いは、
敵は病気であることに間違いないのですが、
或る意味 “自分との戦い” のようにも感じます。

本当に辛いときには、
いつもの自分らしく振舞うのは難しいと感じる時があったり、
そもそも、
自分らしくない” ことにすら気づいていない時もあるかもしれません。


自分らしくいられるように、完治させたい”のか、
自分らしくいられるように、上手に病気と付き合っていきたい” のか、
そんなことも考えるべきことです。


この映画の中でのアリスの行為は、
自分らしくあるとはどういうことなのか”
について、新しいヒントをくれるかもしれません。


公開前の映画のご紹介です。
公開されたら、是非夫と観にいきたいと思っています。

映画についての詳細はこちら『アリスのままで』





二つ目は、
ALS筋萎縮性側索硬化症)であるリチャード・グラッツアー氏が
監督した作品だから。

リチャード・グラッツア―監督は、周囲の人の心配する声にも関わらず、
映画「アリスのままで」を作りあげました。
彼にとっては、
映画を作り続けることが、“自分らしくある”ために必要だったのだと思います。
リチャード・グラッツア-監督は、
2015年3月10日63歳の若さで亡くなりました。


映画の内容、監督の思い、
両方に惹かれて映画アリスのままでをご紹介してみました。







観てもいない映画のご紹介をしたのは、
6月21日が「世界ALSデー」だからです。

患者支援団体 『END ALSが制作した日本初のALS啓発コマーシャルが、
映画館や街角の大型画面で放映されます。
アーティストのAIさんが、
「日本で1日でも早く治験を試せるように」
などのメッセージを読みあげるそうです。

ALS患者で、END ALS設立者、ご自身も広告プランナーの藤田正裕氏は、
「治せる病気と証明したい」との思いを語っています。

“病気が認知される” ことは、
患者、そして家族の皆さんの心を、少しだけ軽くしてくれるはずです。





先日から、
ALSの治療研究に関する新聞記事を読みながら、
片側顔面痙攣への有効性についてばかり考察していて、少し後ろめたく感じていました。
ALSの治療には、日頃から私が応援している
京都大学 iPS細胞研究所『CiRA』(ノーベル賞受賞 山中伸弥所長)
の研究も大きく貢献しています。

“アンの日記”が、
ALS(筋委縮性側索硬化症)の認知に少しでもお役に立ちますように。





KoKoRoの声

私は、映画『アリスのままで』の鑑賞に夫を誘おうと思っている。
患者の家族の視点から見た映画の感想を聴きたいから。

私は、10万人に数人と言われる(一体、本当は何人位なんだろう・・・)
片側顔面痙攣患者になって、
『片側顔面痙攣は、患者の家族の認知・理解も必要』
と考えて、“アンの日記”を書き続けている。

でも実際のところ “患者” になったことはあるけれど、
“患者の家族” になったことはない。

夫は“片側顔面痙攣患者の家族” だったし、
それ以上に長きに渡って “パーキンソン病患者の家族” だった。
彼が小学校の5年生の時に父親が発症して、
15年以上看病に携わっていた。

映画『アリスのままで』は、
夫の目にどう映るのだろう。。。


夫が、もう振り返りたくないと言ったら一人で行こうと思います。


NEW
 
映画に行ってきました。行く前に持っていた印象とはちょっと違うかも。
「映画 アリスのままで~グラッツアー監督からのメッセージ&エール」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-344.html


2015.06.18 日本経済新聞「治せるを証明したい」~ALS患者、啓発CMを企画~

京都大学 iPS細胞研究所 CiRAの活動はこちらから。
2015.01.26『「iPS細胞の備蓄」~知っておこうおiPS細胞の豆知識から』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-208.html
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片側顔面痙攣の痙攣のしくみについて~薬の効果と限界~

認知症患者さん、家族の皆さんにも朗報!~ ヒト型ロボットペッパー pepper~

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