会話というのは言葉の内容だけでなく、
の音調や雰囲気などそれ以外の部分が随分影響する。


こう書いていたのは、
認知行動療法研修開発センターの大野裕氏。


会合や商談と言った場で交渉する時には、
会話の内容だけでなく “雰囲気作りが大切” ということは、
体験として知っている気がします。
その雰囲気作りの中で、
は大きな役割を果たしているようです。



大野裕氏の記事の中では、
の音調の心への影響が分かる』 として、
米国で見学した実験が紹介されていました。

机の上に机より大きな硝子板を置き、
その上を赤ちゃんにハイハイさせる実験です。


赤ちゃんは、机の端までくると、硝子板はそのまま続いているのに一旦止まる。
でも、
その先でお母さんが安心した雰囲気で優しくを掛けるとそのまま進んできます。
ところが、
心配そうなで話しかけると、赤ちゃんはそれ以上進んでこないそうです。


「お母さんのに赤ちゃんが反応する」
そんな経験は、子育てをすれば幾つも体験します。

赤ちゃんはこっぴどく転んだ時、
ママが笑って話しかければ泣かないし、
ママが心配そうな顔を見せれば、痛くなくても泣くものです。




『声』 の心への影響、
家庭でも、職場でも、学校でもほとんどの方が実感していることだと思います。
女性は共感性が高いので、
男性陣が思っている以上に 『声』に心が敏感に反応している気がします。


何気ない言葉に女性の方が傷つきやすいのは、
言葉の持つ意味ではなく、
それ以外の『声』~音調・雰囲気・速さetc.~
反応する能力が高いからかもしれません。
相手の強い口調、怒りを含んだ調子、断りにくい雰囲気の依頼etc.etc.
そんなものを察知できるから。

時には、言葉以外のことには、
「気づかない、気づけない、な~んにも気にしない」
「心にひびかな~い」知らんぷり
みたいな時があってもいいかも。


人と会話をする時、
自分が話し手の時には、
声の調子や雰囲気など言葉以外の『声』の性質をしっかり利用しつつ、
自分が聞き手の時には、
言葉以外の部分は『オフする』ことも時には必要かもしれません。


『声』の特質を知ることは、
人との会話、コミュニケーション作りに役立つだけでなく、
ストレスコントロールにも繋がりそうです。


豆 知 識

メラビアンの法則』をご存知ですか?
UCLA(カリフォルニア大学ロサンゼルス校)心理学教授アルバート・メラビアン氏(Albert Mehrabian)が、
著書『Silent messages』(邦題『非言語コミュニケーション』)で発表している法則です。
「7-38-55のルール」「3Vの法則」とも言われ、
人が受ける印象は、言語が7%、聴覚が38%、視覚が55% とされています。

この法則は、
「見た目が大事」
「人は、話された内容より、見た目の印象で判断している」
「話しの内容よりも、話し方のテクニックが一番大切」
という説明の根拠とされる時がありますが、
実際には、この解釈は間違い。×××(通俗心理学なんて言われてます。)

メラビアン氏の実験は、
好意・反感などの態度や感情のコミュニケーションにおいて、
『メッセージの送り手がどちらとも取れるメッセージを送った場合』、
『メッセージの受けては、声の調子やボディランゲージと言ったものを判断の上で重視する』
という結論を導きだしたものです。

意味合いがかなり違いますよね~

実際には、聴覚の影響は視覚にまで及び『共鳴現象』と呼ぶそうです。
耳で聞く 『声』 なのに、
「明るい声」
「晴れやかな声」
なんて表現されるのは、そのせいかもしれませんね。



“アンの日記” には、
「人前に出るのが嫌」
「人と会話するのが怖い」
こんなコメントが寄せられることがよくあります。

顔の痙攣が起こると、多かれ少なかれ
そんな感情のポケットに落ち込んじゃう時が誰にでもあると思います。

「さわやかな声」
「心地よい声」
「和む声」
「癒される声」
そんな声を作る工夫をしてみてはいかがでしょう。
『声』 は、きっと強い味方になってくれるはずです。



片側顔面痙攣の痙攣が治ったら、
「会話の達人になっていた」そんなこともあるかも


片側顔面痙攣は、根治治療法のある疾患です。


「何はともあれ声です」と仰っているのは、歌舞伎役者の市川染五郎氏でした。
2015.01.14「声をもっと大切にしてみませんか?~顔や姿より大切な声~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-202.html

私が手術を決心するまでの経緯は日記形式でご紹介しています。
2011.01.01 「はじまり・・・」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-1.html



2015.06.21 日本経済新聞 認知行動療法研修開発センター大野裕氏 
「心の健康学 人との会話」~声の調子や雰囲気大事~ より
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認知症患者さん、家族の皆さんにも朗報!~ ヒト型ロボットペッパー pepper~

全ては人間関係の産物〜人間に差は無し〜

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