術後回復能力強化プログラム
という言葉はご存知ですか?


2000年代以降に、
手術を受ける患者の身体的負担を軽減するために、
欧州から世界各国に広がった考え方だそうです。

プログラムの内容は、
手術の食事から投薬、
手術の麻酔や点滴、
手術のリハビリまで多岐に渡ります。




日本では、プログラムの有用性について
日本外科代謝栄養学会ワーキンググループが中心になり臨床試験を行っています。


■【手術前】

・絶飲絶食期間の短縮。

絶飲絶食期間は、麻酔導入時のリスクに影響を与えない事が判明。
(一般的には、手術前日から飲み食いを禁止していた。)
手術2時間前まで水分を摂ることで、手術中の点滴量を適正にできる。


■【手術中】

・麻酔薬の適正使用(事前の患者リサーチによる管理の徹底)
・点滴薬の軽減

適量の点滴は、手術後の食事開始時期に影響を与えず、早期に食事ができる。


■【手術後】自分でやること!自分できること

・術後の痛み緩和
・早期離床
・早期の食事摂取
・早期のリハビリ開始

積極的な、痛み緩和のための薬の服用・管理は、患者の体力回復につながる。
様々な “早期” 開始を達成できる。




つまり、
薬の服用と管理で、痛みの緩和を積極的に行い、
手術翌日から食事をすることで、
より早く手術前の身体能力に戻ることができる。
リハビリにも早く取り組め、入院日数が減る効果も期待できる。


これが、
術後回復能力強化プログラムだ~
ってお話。




術前のお食事や水分摂取に対しては、以前よりゆるく、
痛みの訴えには優しく接してくれる病院。

だからこそ達成できる、
早期食事摂取、早期離床、早期リハビリ訓練開始。

甘えてばかりでなく、
自分でできること はちゃんとやって元気に退院したいですよね。



『術後回復能力強化プログラム』

なんだか、
『オリンピック選手強化プログラム』みたいなお題ですが、
主役はあなた。


最高の手術結果を手にいれてくださいね。フレ~フレ~





今日のご紹介は、
2015年6月21日 日本経済新聞『手術のあと 回復早く』より。

この記事によると、
日本の医師は一般的に手術が欧州より細やかで、
患者の体力低下の割合が少ない。

とのこと。
私達にとって、嬉しい情報ですね。







~≪M記念病院に入院する皆さんへ≫

M記念病院では、午前手術の場合、朝6時半までお水を飲むことができました。
たっぷり、命の水を体に沁み渡らせて、安心して手術に臨んでくださいね。

術後朝一のおトイレは、看護師さんは無理強いはしませんでした。
でも、ここは頑張って、立ち上がれるといいですね。

その後の回復が違うことは、臨床結果が出ています。


今日のご紹介は、日本経済新聞の2015年6月21日の記事より。
記事によると、積極的に痛みどめを利用した患者とそうでない患者、
各々30人についての術後比較において、
痛みを緩和したグループは、
手術後の食事量、一日に歩ける歩数が増えた
そうです。


痛みは我慢せず、お薬は上手に利用してください。


※ 私は、夜中にいちいちお願いするのが嫌でした。
ゴミを所定の場所に入れておく(看護師さんがお薬利用を確認する)お約束で、
事前にお薬を頂いていました。


こちらもご確認をお忘れなく!
「手術後の経過をよくするためのKEY~早期離床について~予防」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-50.html

「正解はどちら?~術後の痛みは我慢するか、しないか~早期回復のために♪」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-168.html

「手術後の経過をよくするKEY~音楽療法~疼痛・不安の軽減」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-357.html


患者向けでは無いです。ご参考まで。
日本外科代謝栄養学会周術期管理ワーキンググループ。
『手術患者に対するESSENSEプロトコールによる周術期管理 
多施設共同前向き臨床試験』


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