少し前、 『がんの王様』
と言われるがんについてご紹介しました。

膵臓がんです。

厚生労働省が指定している、
『がん検診の効果が科学的に証明されていると検診を推奨しているがん』
の中に含まれていないがんです。


ややこしい言い回しです。
つまり、
検診での発見が難しいから、検診にむかないとされているがんです。
検診にむかないとされて、検診の項目に入っていなかったりするがんです。

「めったにないがんだから検診が必要ない」とか、
「危険性が低いがんだから検診が必要ない」とかではないです。



積極的検診がされていず、
痛みなどの自覚症状もほぼ無いので、
手術ができる状態で発見される患者は全体の20~40%程度。

結果として、5年後生存率が7%程度。
がん全体の中で、死亡者数第4位。(2013年)



厚生労働省で、「発見が難しい」とされているのだから、
現在の数字は仕方がないのか・・・と思いきや、
そうでもなかったみたい! え~



『日本の膵臓がん 米より発見遅く』
「進行した状態でみつかるケースが、米国に比べて多い」

こんな記事が新聞に載りました。
全国409のがん診療連携拠点病院で、
2013年に最初の治療を受けた膵臓がん患者のデータを分析した結果です。


具体的には、
■「3期」の発見割合がんが大きくなり、膵臓の周囲に出てくる状態)
米国・・・膵臓患者の9.1%
日本・・・膵臓患者の14.3%

■「1期」の発見割合がんが小さく、膵臓内に留まっている状態)
米国・・・膵臓患者の11%
日本・・・膵臓患者の9.6%



日本では、世界でも稀にみる恵まれた国民皆保険制度のもと、
病院の受診率は高いはずです。
それにも関わらず、これほどの発見率の差は不思議を通りこして、
何かの間違いかと思ってしまいます。

ネットでチラ見したら、
私なら絶対に信じない数字。



でも、残念ながら今回の発表は、
国立がん研究センターのまとめだし、
実際に私が読んだのは日本経済新聞。

日米でこれほどの差があるなんて、
恐ろしい事実ですが、間違いないみたいです。


以前には、
膵臓がんの早期発見のために“自分でできること”
の最新情報をご紹介しています。

今回の数字にドキッとしたら、
いまいちど、ご確認くださいね。


膵臓がんの早期発見のために“自分でできること”はこちらから
2015.05「血糖値で膵臓がんを発見~健康診断結果はセルフチェックを忘れずに」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-293.html

国民皆保険制度については、こちらでご確認を!
紹介状がないと、有名病院や有名医師の治療を受けられないと誤認している方も必読です。
2013.11「紹介状=診療情報提供書について~専門医の予約の仕方~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-241.html

今回の件とは直接関係ありませんが、日米の比較です。
厚生労働省関連膵臓がん患者支援団体の資料より。
「患者に希望をあたえるがん研究」

2015年8月4日 日本経済新聞 「日本の膵臓がん 米より発見遅く」より
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