以前、講演会の中で、
「日本人はがんを恐れて被爆していると世界で揶揄されているよ~」
というお話しを伺ったことがありました。



今日の新聞記事によると、
医療被爆への関心の高まりに応え、
エックス線やCTで放射線を浴びることによるリスクを減らそうと、
関連学会が放射線量の指針を策定したそうです。


放射線医学総合研究所 奥田保男室長は、
日本人のCT被爆は世界的にも高いと考えられている。

実際の医療現場の状況を確実に把握する仕組みを作りたい」

と述べられています。






更に、記事によると、
同じCT検査、MRI検査と思っていても、
病院や検査機器の違いによって被爆量が異なるということ。



例えば、
2015年4月に発表された、東芝メディカルシステムズの新機種は、
最新の画像処理技術を使い、被爆線量が従来品の最大8割減。

例えば、
同じ検査機器を使用していても、
医療被爆の影響を真剣に考え、
診断や治療に支障のない画像が得られるギリギリの線を探っている病院もあります。
(国立がん研究センター中央病院など)

更には、
新しい検出方法を開発することによって、
より医療被爆のリスクの低い、
CTからMRI(磁気共鳴画像装置)へ切り替える病院も。





つまり、
「病気かもしれないから仕方ない」
「治療のためなのだから当然」
と考えて受けている検査でも、
病院によって、医療被爆量が異なっている。
病院を選べは、医療被爆量は最低限のリスクで済む

ということ。



主治医と、納得のいく検査ができるよう確認するとか、
(少なくても必要以上の検査をしない)
日本診療放射線技師会が公表している被爆低減に取り組む医療施設を選ぶとか、
そんな選択が必要なのかもしれません。



色々知ると、
大切な検査も嫌になっちゃいますね。
ゴメンナサイ



機器に自信のある病院は、HPに大々的に載せていることが多いです。
機器については、医師でなく、総合案内で確認する方法もあります!
電話での問い合わせも可能ですよ。  





豆 知 識

CTMRIの違いは、超簡単に説明するとこんな感じ。


CT( Computed Tomography:コンピュ―タ断層撮影装置)
レントゲン照射したあと、コンピュータで処理して体内の画像を作り出しています。
検査時間が短くすみます。
健康被害が無い程度ですが、放射線に被曝します。

MRIMagnetic Resonance Imaging:磁気共鳴画像診断装置)
強力な磁気の力を利用し、臓器や血管を撮影す検査。
体内に金属片(ペースメーカ、人口内耳、ボルトetc.)がある方は利用できません。
放射線被爆は無し。
検査時間が長いこと、機器が煩いことがデメリット。





KoKoRoの声


2000年代以降、
医療被爆問題が指摘され続けています。


政府関係機関は、
CT被爆による健康被害のデータはないと公表していますが、
医療機器関係者は、
「医療関係者にがんが多いこと、
女子誕生比率があり得ないほど大きいと言うデータは存在している」
(政府関係機関はデータとして持っている)
とおっしゃいます。


友人の医師からは、
「医療現場で実際に被爆量が多いのは、
検査技師よりも救急患者に対応する医師。
暴れる患者を検査させるために抑えているのは医師だから。」

なんて話も聞きました。


被爆するのは、患者だけじゃないんだな。
医師も同じ被爆者なんだな。


「医師も人間」
改めて、そんなことを考えました。



「日本人はがんを恐れて被ばくしている」と、海外で揶揄されています。
講演会で伺った世界的名医の“生の声”はこちら
「日本人には大問題~検査のメリット・デメリット~公開講座Partt2」
20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-162.html

こちらも併せてどうぞ。
「日本が断トツ1位!~MRI、CTの人口100万人当たりの保有数」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-151.html

日本が世界に誇るCTがあります。
製造・販売元東芝メディカルシステムズがニュースになってます。
『世界で戦える日本の医療機器~東芝メディカルシステムズを考える』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-492.html

2014年1月18日の手術前検査はこちら。
『M記念病院~手術前検査~入院前に終了』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-26.html

公益社団法人 日本診療放射線技師会の公開資料はこちら。
「全国の医療被ばく低減施設一覧」

2015年9月6日 日本経済新聞
『医療被爆 低減に挑む』~同じ検査、病院で放射線量に差」より
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