手術にはリスクはつきものだと誰もが知っている。
脳神経外科手術では、手術に伴うリスクは他の科より多いんじゃないかなと想像している。
片側顔面痙攣手術のリスクについて、用意された紙面を見ながらもう一度A医師と確認した。

手術側の聴力障害  数%の頻度。耳鼻科と協力して治療。
手術側の顔面神経麻痺  起こり得る。
●声のかすれ、飲み込み辛さの症状  ほとんどの場合一時的。耳鼻科と協力して治療。
●脳の膨張、脳圧の上昇 脳神経外科で対処。
●頭痛、めまい、嘔吐などの諸症状  術後多くの場合出現するが一過性。
●発熱、感染  多くの場合一週間程度発熱。抗生物質使用で対処。
●髄液漏れ  感染のリスクが高くなる。順次対応。
●予期せぬ出血や脳梗塞、その他持病の影響  状態悪化の場合、内科との連携で治療。
●エコノミークラス症候群  個々の全身状態に応じて、計画的に事前に対処。
●手術で使用するフェブリン糊によるリスク  感染症、アレルギー反応など
●輸血した場合のリスク  これまでに輸血はなし。安全対策として準備

主として出現する三つの障害の頻度は
聴覚障害 > 顔面麻痺 > のど周辺部の一過性機能障害

でも、2013年の、A医師の実績は、
聴覚消失0% 聴力障害1名、顔面麻痺がやや残った患者1名だった


私の場合は乳突蜂巣に穴を開けての手術になるので、通常の手術より髄液漏れのリスクが高いことも再度確認。
正直、髄液漏れについては、漏れたら入院が長くなるな程度にしか気にしていなかった。先生が治してくれるからきっと大丈夫そう思ってた。


手術が成功して、確実に減圧できても、痙攣が消失するのは90%。10人に1人は治らない。
血管の状態によって、インターポジション法の手術となった場合成功率は更に低くなる。



聴覚神経を犠牲にしてもいいから血管を顔面神経から離して欲しい
と言うのが、私の本心だった。
確実に片側顔面痙攣が治るのなら、片耳が聞こえなくてもいいし、
多少のどの使い勝手が悪くなっても全部我慢できる自信があった。


声を失っても足が欲しかった人魚姫の気持ちが、私にはよく分かった。



でも、A医師にはそんな私の気持ちは通じなかった。


あたりまえか・・・。
物語みたいに、悪い魔女がいたら願いは通じたのかもしれない。


神様みたいなA医師が最後におっしゃったのは、
「ここで止めて帰る人もいるよ。」
だった。

A医師は、最後の最後まで私に選択肢を示して下さった。

片側顔面痙攣“ 選択の自由がある病気 ”って書いたのは私だけど、
時として、自由があるのってとっても大変。
できれば、人に決めてもらいたくなってしまう時もある。
流されてしまう方が楽なこともある。
でも、それでもやっぱり、自分で決めるからこそ後悔がないんだと思う。
ちょっと大げさになっちゃうけど、自分で選んだ人生の先にこそほんとうの幸せってあるんだと思う。

病気になったら、そんなことまで考えた。

いろんな事を立ち止まって真剣に考えることって、大人になるとなかなかない。
病気のおかげでいろんな事を真剣に考える時間ができた


やっぱり ものは考えよう 



ものは考えようって、治癒率をあげてくれる言葉みたいです。
  選択の自由のある病気♪についてはこちらを読んでみてくださいね。
  2013.11.16 「選択の自由のある病気♪~自分次第の治療方法~」
   
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