「胃がん対策として、
ピロリ菌除去をお薦めします。高齢者は良く考えて。」


胃がんの権威と言われる後藤田卓二氏が、
市民公開講座でそんな風にお話しされていました。

公開講座の内容はこちら。
東京医科大学病院92回市民公開講座




『アンの日記』では、
何度もピロリ菌除去をお薦めしてきましたが、

ピロリ菌除去すべし」キイテキイテ~
と益々広めたくなるような、
発見が発表されました。


正式名称ヘリコバクター・ピロリ菌の病原たんぱく質は、
血液によって全身に運ばれている

とのこと。

これまでも、胃・十二指腸潰瘍、胃がんなどの場合、
薬によるピロリ菌の除菌治療が行われています。

その他、
心臓や血液、神経などの病気でも、
ピロリ菌が原因になっている可能性は指摘されていました。



今回の発見によって、
ピロリ菌との関係が疑われている疾患について、
除菌が有効だと証明されるかもしれません。
可能性大


“ピロリ菌”は、健康に有益な菌ではないことは確かです。
(腸内細菌とは違いますよ~)

多くの病気との関連が証明されるまでもなく、
“機会を作って”ピロリ菌の除菌をしましょう。



ピロリ菌除去は、
“自分でできること”ですよね。




除菌は薦められないケースもあります。もう一度、詳しくはこちら
『日本人には大問題~もっと知ろう胃がんとピロリ菌~』公開講座Part.1
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-161.html

ピロリ菌、何となく可愛い名前だけど可愛くないです!
『血液検査だけで胃がんが抑えられる~ピロリ菌除去のすすめ』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-362.html



ピロリ菌除去までの流れは、こちらが分かりやすい
東京大学医科学研究所付属病院『ピロリ菌除去外来のご案内』

研究の詳細は、京都大学科学技術振興機構(JST)共同発表から。難しい
『ピロリ菌由来病原タンパク質CagAを全身に運ぶ小胞を発見』
~ピロリ菌感染による非消化器疾患の発症メカニズムの解明へ~

http://www.jst.go.jp/pr/announce/20160107/

今回の発見は、東大・京大・神戸大などの研究チームが、
英科学誌『サイエンテフィック・リポ-ツ』に発表。
論文タイトル:
Exosomes as nanocarriers for systemic delivery of the Helicobacter pylori virulence factor CagA



豆 知 識

アイスマン』のことを覚えていますか?

1991年に、アルプスの氷河で発見された
約5300年前の男性のミイラです。

研究チームによって、
彼の解剖やゲノム解読が行われています。



40代半ばで、血液型はO型。
(当時としては高齢?)
そして、
ピロリ菌に感染していたことが分かりました。


ヘリコバクター・ピロリ菌は、
慢性胃炎や胃潰瘍の原因となりますが、
アイスマンの死因は、
慢性胃炎や胃潰瘍、胃がんではなく、
顔をおのなどで殴られたことによるものです。
どうぞ、安心してください。


ちがうか


彼がミイラになり、発見され、
今なお研究されていることには、
きっと何か意味があるのだと思います。


アイスマンさんも、役目を終えて、
いつの日にか安らかに眠れますように。



私が私の役目を果たせていますように。
皆さんが、皆さんにとっての最良の治療に巡り合えますように。
皆さんの1歩は、他の皆さんの1歩にも繋がっていますよね。 



2016年1月12日 日本経済新聞『ピロリ菌のたんぱく質 血流で全身へ』
2016年1月8日 日本経済新聞『アイスマン ピロリ菌に感染していた』より

※「安心してください」は、2014年に流行ったギャグです。
未来にこの頁を読む方のために・・・念のため。
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