感染症、常在腸内細菌と、
の話のご紹介が続いています。


最近では、
“健康の維持や向上のために、
腸内細菌のバランスをよくする”

は、多くの方が意識されているようです。
(行動に移せているかどうかは別として!



今年になってからは、
福井大学『子どものこころの発達研究センター』の
栃谷史郎氏・松崎秀夫氏らのチームが
『母親の腸内細菌は、子供の脳の発達に影響を与える』
そんな研究結果も発表しています。
(2016年1月20日 米オンライン科学誌プロスワンに掲載)


実験では、妊娠期の母マウスや、育児中(?)の母マウスに、
それぞれ細の増殖を抑える抗生物質を飲ませ、
腸内細菌を減らしてバランスを乱した上で、
子マウスの状態を観察。


実験結果から発表された論文によると、
●母マウスの腸内細菌の減少やバランスの変化が、
子マウスの脳の発達に影響を与える可能性がある

●母体や子の腸内細菌の状態を良くすることで、
子の脳の健全な発達を促し、発達障害の一部の症状を予防できる可能性がある

とのこと。


栃谷史郎氏は
「発達障害の原因はさまざまあり、
母親の腸内細菌の減少、バランスの乱れはあくまでリスクの一つ。
妊娠、出産の時期にヨーグルトなどで腸内環境を整えることは、
リスク軽減や予防につながる可能性がある」

と説明されています。




腸内には多くの細菌が定着し、
栄養素の合成などさまざまな機能を持つことが分かっています。

人の場合、産道を通るときから細菌を摂取し、
腸管で腸内細菌が育まれるとか。
更には、産後も、授乳などの際、母親の皮膚から細菌が入るとか。
ヘエ~ヘエ~



研究チームは、母の腸内細菌は、
子に影響を与えるほか、
出産後の母の養育行動にも影響を与えているとみて、
更に研究を進める計画です。

また、“脳の発達に腸内細菌がどう関与するか”
仕組みの解明も期待されています。







母親の腸内細菌のバランスをよくすると、
(腸内環境をを整えると)
子どもの脳の発達がよくなる。


母親の腸内細菌のバランスをよくすると、
(腸内環境を整えると)
育児もうまくいく。


そんなことが、
科学的に証明される時代がやってくるのかな?





研究の詳細はこちらでご確認を!
生命科学複合研究教育センター
研究代表者: 栃谷 史郎(福井大学 子どものこころの発達研究センター・特命助教)
『妊娠期母体腸内細菌叢の胎児、
乳児の中枢神経系の発生における役割の解析』
http://www1.med.u-fukui.ac.jp/life/seimei/research/H26_seikahoukokusyo/tochitani.pdf



豆 知 識

腸内細菌:
ヒトや動物の腸の内部に生息している細菌。
ヒトでは約3万種類、1000兆個が生息すると言われる。
まだまだ未解明な事も多く、今後の研究が期待される。
重量にして、1,5kg-2kg。

近年、腸内フローラとも呼ばれるように、
腸内には、お花畑のように多様な細菌類が生息していることが分かっている。
(フローラ=花畑)

腸内細菌は互いに共生するとともに、
宿主であるヒトや動物とも共生関係にある。

宿主が摂取した食餌に含まれる栄養分を主な栄養源として、
発酵することで増殖し、同時にさまざまな代謝物を産生する。



親子の腸内細菌の話はこちら。チンパンジーの親子です♡
『親子で似ているね♡~見かけじゃなくて腸内細菌の話~』

http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-513.html

水道水にまつわる新しい発想。面白いはなし。話のタネに。
『水道管の中の良い細菌~世界の水不足解消に繋がるかも』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-450.html

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