前回は、2008年
イギリスの学者ジョン・マニング氏が発表した
『二本指の法則』について。
今日は“”繋がりのご紹介。


「人間のがいかに見事か、
ロボットハンドを作っているとよく理解できる。」

と語るのは、
ロボット開発ベンチャースキューズの経営企画室長伊藤義之氏。

ロボットハンドは、、
シワを刻むことで曲げ伸ばしがしやすくなり、
爪を作ることで指先まで力が加えられるようになるそうです。


人間のは“非常に理にかなっている”
とのこと。



とりわけ、
農耕民族ではの動きの発達が目立つそうです。
田畑での作業には繊細なの動きが必要。
定住する暮らしの中で、仕事が増えていった事も原因かもしれません。

日本人について考える時、
漢和辞典で手の動きを示す手偏の文字を調べると、
掴む、擦る、撫でる、掬う、拭う、
折る、揉む、捻る、打つ、捺す・・・・
その数100以上。
また、「手始め」「手がかり」「手厚い」「手を尽くす
と言った多くの言葉からも、
生活と“手”との深い関わりがうかがえます。


思想家の柳宗悦氏は、
『日本は手の国』と言い、
農業だけでなく様々な手仕事が素晴らしいことを強調しています。

ホンダの創業者本田宗一郎氏は、
著書「私の手が語る」(1982年)の中で、
素晴らしい手仕事について語っています。

優れた手の働きは、
戦後日本の復興にも大きく貢献したわけです。



対して、
遊牧民族では足の発達が目立つそうです。
家畜を追う『足』が、生きる上で重要だったからでしょう。

本来遊牧民族だった欧米では、
長さを測るのにフィートなどの足を基本にした単位を使い、
多くのダンスは、足さばきを競い愉しまれています。

日本では、
長さの単位に尺(手で測る)を使い、
指先の所作を重視する舞踊が発達しましたから、
違いは歴然。



農耕民族と遊牧民族。
深い部分の国民性の違いは、
例えば自転車のブレーキの開発にも顕著にあらわれています。
日本では手でブレーキをかけ、
欧米では、足のペダルを使ってブレーキをかけます。




こうして考えてみると、
手と深く関わってきた日本人が、
日本人のシワや爪を見ながら開発している、
『日本のロボットハンド開発』が、
素晴らしい成果を出さないはずがありませんね。

がんばれニッポンフレーフレー




KoKoRoの声

『日本人の手の動きが素晴らしい』
『日本人の手技が世界に優る』
こんな話を聞きます。

これは、製作や工業の話ではなく、
医療の話。

外科分野でも特に難しい一つとされる、
心臓外科での話です。


一見して成功した手術でも、
予後が悪い海外の手術。
一見して同じように成功したのに、
予後が極めて良い日本の手術。


手を最大限に生かすだけでなく、
『日本人には手を尽くす精神がある』
そんな風に言う方々がいます。

日本では、『手を尽くす
そんな手術が数多くされています。



全ての国民が、世界的名医と呼ばれる医師からも、
一律の値段で手術を受ける権利を持つ


このことの素晴らしさは、
日本に住んでいるとなかなか気付かないようです。

世界を基準に考えると、
“極めて稀”なことです。


特別室・特別メニューを利用しなければ、
日本では、どの病院でも同じ料金で手術ができます。



日本の医療のフリーアクセス制度についてはこちら(他2つ)
『平等とか~見える平等と見えない平等』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-180.html

『二本指の法則』はこちらから。話のタネに。
『あなたは男性的か女性的?~人さし指と薬指の長さ比べ』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-483.html

2015年3月12日 日本経済新聞 ART REVIEW『手を尽くす』より
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