日本製薬工業協会という団体があります。

国内の製薬会社73社(2016年4月1日現在)が所属していて、
これまで、医師や研究機関への資金提供の自主規制や、
自主的な情報公開を行ってきました。


製薬会社への不信は、
それでもなかなか払拭できないようですけれど・・・。
と言うか、協会の努力のわりに、
次から次へと新たな事件が報じられてるような・・・。


そんな中、
2016会計年度新規契約の支払い分からは、
より透明性の高いガイドラインのもと、
より詳細な
情報公開が義務化されます。

公開が義務化されるのは、
研究開発費や奨学寄付金の他、
原稿料や講演謝礼金などなど。




2013年度、現在公開されている情報に関しては、
朝日新聞が集計して発表しています。
こんな感じ。


医師(のべ10万人35万件)への講演料・原稿料総額約300億円
 ~内訳~
製薬会社が開く講演会で講師となる「講師謝金」251億4千万円(35万5800件)
製薬会社発行の冊子などへの「原稿執筆料」15億3千万円(2万800件)
・新薬開発に助言する「コンサルタント料」33億円(3万1300件)

謝金1,000万円以上受給者は184人
184人中8割が大学教授、及び大病院・研究機関幹部
184人中76人は、各学会系の『診療指針』を作成した医師



金額や人数だけで全てを評価したり、
評価されたりするものではないのでしょう。

これらの数字について、
「いろいろな意見があるのかな~。」
「立場が違うと、いろんな見方があるのかな~。」
とも思います。

とは言え、とは言え、とは言え!
『診療指針』(ガイドライン)の作成医は、
わざわざ疑われそうな事はしない方がよさそう。



“『診療指針』(ガイドライン)の作成医は、
製薬会社から謝金は受け取らない”

とすれば、
『診療指針』(ガイドライン)への信頼がぐっと増しそうです。






2016年5月アステラス製薬の畑中好彦社長が、
新たに日本製薬工業協会の会長に就任されました。

会長ご挨拶では、
「私たちは個別化・予測・予防のための先進創薬を追及することで
創薬イノベーションを実現し、
その成果を日本をはじめとした世界中の患者さんとその家族、生活者に届けていきます。
これらの実現の結果として製薬産業が日本経済をリードし、
高付加価値産業としてプレゼンスを高めると同時に、
日本が目指していく健康先進国の実現を支援していきたいと考えます。」

とのこと。

がんばれ、ニッポンの製薬会社
けっこう、正念場です。



日本製薬工業協会 畑中好彦会長記者会見(2016年5月26日)
http://www.jpma.or.jp/event_media/release/pdf/20160526_2.pdf


----役立つ日本製薬工業のHP----------------


●薬の相談窓口
http://www.jpma.or.jp/medicine/window/index.html
●薬の情報リンク
http://www.jpma.or.jp/patient/medicine_link/index_me.html
●小学生のための薬情報
http://www.jpma.or.jp/junior/

●新薬・治験情報
http://www.jpma.or.jp/medicine/shinyaku/index.html
------------------------------------------------------------------






豆 知 識

新薬を審査する医師の既定について

国の審議会で新薬を審査する医師のは、
過去3年のうち審査に関係する製薬会社1社からの受取額が
年500万円以上であれば審査に、
年50万円以上で採決に参加できない。



新たな事件について

2016年6月2日 日本経済新聞
『医薬品の7割届け出不備』より

化血研問題を受けて、厚生労働省が点検したところ、
日本国内646社中479社の医薬品の約7割に及ぶ、
22,297品目で不備が発覚。

厚労省の発表によると、
「いずれも軽微のミスで、医薬品の品質や安全性に問題はない」
とのこと。ほんとかな~


グラクソ・スミスクライン(GSK)社について

英大手製薬会社グラクソ・スミスクライン(GSK)社は、
医療専門家との利益相反を巡って医薬業界に対する圧力が強まっていることに対応し、
2016年より、自社製品の販売促進のための医師への金銭支払いを、
全世界で取りやめました~。
グラクソ・スミスクライン社は、ボトックス注射の薬剤配給会社です!

グラクソ・スミスクライン(GSK)社の取り組みは、HPから。
『患者さん中心』の実現に向けた取り組み
http://jp.gsk.com/jp/our-stories/changing-the-way-we-with-hcp/

2016年6月2日に発表されました。
患者団体の声を反映した新たな取り組みについてはこちら。
 「J-PALSアカデミー」



ときどき製薬会社について書いています。
『医師へ267億円って~製薬会社から医師への資金開示』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-93.html

2015年4月1日朝日新聞より
2016年5月30日朝日新聞デジタル
『医師への謝礼公開 製薬企業に義務づけ 厚労省方針』より


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