睡眠の話。

睡眠は私の最も気になるワードの一つです。


「良質な睡眠をとりたい」
と言う欲求が常にあるせいかも。


睡眠欲が一番コントロールし辛い”

気がしているからかも。




食欲、物欲、性欲、顕示欲etc.etc.
“欲”は数々あるけれど・・・
『どの欲が一番コントロールできないか』は、
いろんな意見がありそうだから、
討論したら白熱しそう~。オモシロソ~






“欲”に対する思いは色々あるにせよ、
睡眠はしっかり取りたい」
「良い睡眠を取りたい」等々
睡眠欲は、全ての人が持っていそうです。

それでいて、
「睡眠時間がしっかりとれない」
「寝つきが悪い」
「夜中に何度も起きる」
「長く寝ても寝た気がしない」etc.etc.と、
睡眠欲が満たされない状態=『睡眠障害
で悩んでいる方が多くいるようです。



今日は、そんな方に朗報。
体内時計のリズムが生まれるしくみ”
が解明されつつあるよ~

と言う新しい技術のご紹介です。


体内時計のリズムが生まれるしくみ”について、
今回米化学アカデミー電子版に発表したのは、
理化学研究所生命システム研究センター
上田泰己 (うえだひろき)氏が率いる研究チーム。


理化学研究所≪60秒で分かるプレスリリース≫から
一部省略しつつ抜粋すると、

細胞内では、多様な生体システムがさまざまなタンパク質によって形成され、
生体機能をつかさどっています。
その1つに「体内時計」があります。
体内時計はホルモンの分泌、睡眠、代謝など、24時間周期で起こる生理機能に影響を及ぼし、
バクテリアからヒトまで数多くの生物種に存在しています。
~省略~
今回、理研の研究チームは、新しいタンパク質定量法「MS-QBiC」を開発し、
マウス肝臓における体内時計に関わるタンパク質(体内時計タンパク質)の
時系列変化の測定に応用しました。
すると、16種類の体内時計タンパク質の定量解析に成功し、
そのうちの14種類は24時間周期で増減するという結果が得られました。

研究チームは、特定の時刻における体内時計タンパク質の量により、
マウスの体内時刻を測定できることを明らかにしました。

とのこと。



つまり、
“あなたの体内時計の時刻が分かるようになるよ~”
てことです。




そもそも睡眠障害は、
人に分かってもらい辛いだけでなく、
自分自身でも分かり辛いもの。

「よく寝られないのは、体調から来るものなのか?
それとも精神的なものなのかしら???」
「考えると眠れなくなっちゃう」ナンテ



近い将来、
体内時計に関係するたんぱく質量を測定し、
個人の体内時刻が数値化できる


個人の体内時刻を調べて、睡眠障害だと診断がつく
(証明ができる)ようになる

は、かなり朗報な気がします。




体内時計を操作して一気に睡眠障害をなくす
なんて発表ではないけれど・・・





病気になるのは嫌だけれど・・・
病気と診断されるのは気持ちよくないけれど・・・

“診断”されれば、正しい治療へ1歩進めますよね。  




今日の記事を書いている最中、夫は米国のホテルに到着。
「今からメラトニンを飲んで寝ま~す」だって。
サプリメントによる睡眠のコントロール方法についてはこちら。
『買うか作るかメラトニン~選択の自由~あなたはどうする?』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-205.html

メラトニン、ホルモン、時計遺伝子・・・ずらずら書いてしまいました。
『美しさとは自分の中で作られるもの~ホルモンを活かせば老化しない』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-204.html

不妊症と体内時計に関する研究発表について。
『誰もが人生で一番割いている時間、睡眠について』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-355.html

その他眠りについて。
『どうしても気になる米の食べる量~米と睡眠の質も関係あり!~』

http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-264.html

『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査に引っかかりました(>_<)
~自覚無し!非肥満~その1』

http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-247.html

『睡眠禁止ゾーン=覚醒度が一番高い時間 ~ あなたはどう使う?~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-129.html

『眠りを愉しむ~律するより愉しもう♪~』

http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-594.html





豆 知 識

上田泰己 (うえだ ひろき)氏は、
NHK番組『プロフェッショナル』でも活躍が放送されたことがあります。

日本の生命科学者。
東京大学大学院医学系研究科教授。
理化学研究所生命システム研究センターグループディレクター。

専門はシステム生物学・合成生物学。
概日時計などをテーマに、生命の時間・空間・情報の解明に取り組む。
マウスを透明化させる技術「CUBIC」を開発している。

2015年 - 日本学術会議若手アカデミー会議の代表に選出。



『日本学術会議』HPより
●上田泰巳氏が代表選出された若手アカデミーはこちら。
http://www.scj.go.jp/ja/scj/wakate/

●無料の公開シンポジウムが面白そう~。
『公開講演会・シンポジウム等開催予定表/2016』
http://www.scj.go.jp/ja/event/index.html

●2016年伊勢志摩サミット前に出された、世界の学術会議の共同声明。
『脳』や『レジリエンス』についても触れられています。
『G7/G8サミットに向けた各国学術会議の共同声明』
http://www.scj.go.jp/ja/int/g8/index.html


本日の研究は理化学研究所HPこちらから。
2016年5月31日
『新規タンパク質定量法「MS-QBiC」による体内時刻の測定』
-質量分析装置を利用した新しいタンパク質定量法の開発-
http://www.riken.jp/pr/press/2016/20160531_2/

原論文情報
Ryohei Narumi, Yoshihiro Shimizu, Maki Ukai-Tadenuma, Koji L. Ode, Genki N. Kanda, Yuta Shinohara, Aya Sato, Katsuhiko Matsumoto, and Hiroki R. Ueda, "Mass spectrometry-based absolute quantification reveals rhythmic variation of mouse circadian clock proteins.", Proceedings of National Academy of Science of the United States of America (PNAS), doi: 10.1073/pnas.1603799113

今回の研究は、2012年に発表されている研究が重要な要素。
『ヒトの血液から簡単に「体内時刻」を調べる手法を確立』
-採取した血液から体内時刻のズレを検出可能に-

http://www.riken.jp/pr/press/2012/20120828/digest/

2016年6月1日日本経済新聞『「体内時計」時刻わかる!』
~時差ぼけ・睡眠障害治療に~より
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