幸せな人は長生きする』
Happy people live longer―
という論文が世界で幾つも発表されています。

そのうちの一つが、
慶應義塾大学医学部教授、
慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンス・ラボ代表であり、
日本抗加齢医学会理事の坪田一男氏らの発表。
(科学雑誌『サイエンス』に論文:幸せな人ほど長生きするが掲載)




前回『アンの日記』で、
『見た目年齢が若いほど健康で長生きする』
を紹介しておいて、
今度は幸せな人か!”って思われそうですが、
どちらが真実かという問題ではなく、
どちらも真実。

何ごともバランスが大切だと思うので、
こちらの研究もご紹介しますね。

※前回はこちらPart1





坪田一男氏曰く、
僕の考えるアンチエイジングは、サイエンスに基づいた理論と実践が基本です。
具体的には、運動、食事、そして“ごきげんに生きる”。
つまり、幸せな人は長生きするという新しいサイエンスに注目しています。

じつは“幸せ”や“ごきげん”といった人間の心のありようは、
これまで科学的ではないとされてきたものなんです。
しかし、こうした感情や感覚的なものについて、
科学で証明できるようになったのです。

実際に僕がお会いしてきた沢山の100歳以上の方々(センテナリアン)は、
戦争や困難な時期を経験されてきているにもかかわらず、
皆さん実に明るく前向きで、ごきげんに生きてこられた方が多いのです。

とのこと。


坪田氏の研究拠点、
慶應義塾大学SFC研究所ヘルスサイエンス・ラボの
ラボのテーマは、
食・運動・心からの健康へのアプローチ』
です。

これは、
『アンの日記』で何度もご紹介している、
神奈川県が主体となって日本から世界に発信している
未病『ME-BYO』の考え方と
よく似ています。


最新の研究データに基づいた先端医療では、
“心”を無視した健康・長寿設計は成り立たない
と立証され始めたのだと思います。






坪井一男氏は、
「起こった事実は変えられないけれど、
そこでごきげんを選ぶのも不機嫌を選ぶのも自分自身。
いつだってごきげんは選べる」

と、健康へのアプローチの一つの要素、
“心”-ごきげんでいるー
ための秘訣を具体的に教えてくれています。




◆『人生を楽しむ人こそ、若く美しい! 幸福度を高める7つの方法』
~ごきげんだから健康、ごきげんだからうまくいく!~

1.ポジティブな言葉を使う

2001年に米国で発表された「尼僧研究」が有名。
同じ環境下にある180人の修道女を対象に、
日記からポジティブな言葉とネガティブな言葉を抜き出し寿命を比較。
「ポジティブな言葉を多用したグループ」VS「ネガティブな言葉を多用したグループ」
の平均寿命は、93.5歳 VS 86.6歳。


2.「いいこと3つ日記」をつける

毎日、寝る前にその日あったいいことを3つ書き出すことで
幸福度を上げることが科学的に実証されています。


3.笑顔をつくる

作り笑いでもいいから、とりあえず笑顔をつくる。
笑うときに使う顔の筋肉が緊張すると、脳に「楽しい」という刺激が到達し、
本当に楽しい気分になってきます。
幸せそうに振る舞うだけでも幸福度は上がります。


4.生きがいを持つ

認知機能の検査を被験者が亡くなるまで毎年行い、
死亡後、脳の変化を調べたところ、生きる目的が高いグループでは、
アルツハイマー病の特徴である神経原線維の変化が少ないという結果でした。
また、病変が大きい人でも、生きる目的の高い人では認知機能の衰えが緩やかでした。
生きがいを持っているほうが、脳の認知機能を保つことができるのです。


5.自分の強みを活かす

人は、自分の得意とすること(強み)を活かして、
他の人や社会のためになることで幸せを感じるということが
数多くの研究で明らかになっています。



6.ごきげんな人と会う

幸せは人から人へ伝播していくことがわかっています。
ごきげんな人とのよいコミュニケーションも、
日々のごきげんの大事な源です。


7.プレゼントをする

自分のためにすることよりも、他人のために何かをするほうが、
幸せ度が高いことがわかっています。
お誕生日でなくても「いつもありがとう」とプレゼントするとか、
電車で席をゆずる、道のごみを拾う、寄付するなど、
社会貢献することも人生のごきげん度アップにつながります。




1~7の“ごきげんでいるための秘訣”は、
『アンの日記』に書いていた治癒力を上げることと同じかも。


どれも『自分でできること』だから、まずはそこから。
今の私の“心の安定の秘訣”でもあります。
  




豆 知 識

◆“生活改善の習慣化が
幸福感を高めることに効果あり”


企業コンサルタントとして活躍するショーン・エイカー氏は、
著作『幸福優位 7つの法則』で、
収入面でも健康面でも、
まずは幸福感ありきで状況が好転すると説いています。


「幸せになることは、適度な食事や運動を心がけることと同様、
大切な日々の健康管理の一環である。
職場でも家庭でも、適度にポジティブな状態を保つことは、
そのまま自分をいたわることにも繋がる。そのためには、
幸福感が高まる取り組みを
日常生活の中で習慣化してしまえば最も効率がよい。

とのこと。




◆“心と健康は因果関係はない”

と言う新しい論文が発表されています。
最も権威がある雑誌のひとつ、
ランセット(2015年12月9日オンライン版)に掲載されました。

“心”と“健康”は関連しているとご紹介してきて何ですが・・・
ご興味ある方は、こちらから。
オーストラリア・University of New South WalesのBette Liu氏らの研究。
論文:http://www.thelancet.com
/journals/lancet/article/PIIS0140-6736(15)01087-9/abstract )




今日は、関連して読んで頂きたい『アンの日記』が山ほど。
夜加筆・修正するので、一度ご訪問頂いた方ももう一度

老化と健康と心についてのお話し。Part1
『見た目年齢が若い程健康で長生きする~Part1~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-542.html

老化は嫌。素敵に歳を重ねたい人へ。フレーフレー
『ウィズ・エイジング~老けるではなく老いることの価値~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-540.html

難しく考えない事も大切~
『軽快に行きましょう(生きましょう)~結局、幸せについて』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-501.html

坪田氏も、ペンシルバニア大学ポジティブ心理学センターの
『自分の強みがわかるツール』を紹介していました。
こちらから
『長所・強みをテストで確認~VIA-IS』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-278.html

習慣化は、大きな成果を生むというお手本。
『継続は力なり~普通のおじいさんから教わりました』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-220.html

習慣は素晴らしい!知っていると続けやすくなりそう
『レジリエンスは習慣で高められる~実践!自分でできること』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-276.html

大野裕氏の記事から日記の効用をご紹介しています。
『ありのままってどういうこと?~前向きになるための日記の効用』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-206.html

笑顔についてこんなお話しも。
『ほほえみ~人を励まし勇気づけること』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-431.html


online日経ウーマン
『人生を楽しむ人こそ、若く美しい! 幸福度を高める7つの方法』
http://wol.nikkeibp.co.jp/article/column/20150927/214305/?P
=1&n_cid=nbpwol_else

日経ビジネス『幸せな人は9.4年長生きする』 
http://business.nikkeibp.co.jp/article/report/20111216/225257/

原文はこちら:
Ed Diener, Micaela Y. Chan
"Happy People Live Longer:
Subjective Well-Being Contributes to Health and Longevity"
Applied Psychology: Health and Wellbeing (2011)

日本抗加齢医学会HP
http://www.anti-aging.gr.jp/about/index.phtml
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