『アンの日記』に頂くコメントを読んでいると、
片側顔面痙攣の治療の選択肢の一つ、ボツリヌス治療について、
ボツリヌス治療ボトックス注射)を理解していない
ままボトックス注射をしている方がいらっしゃいます。


主治医の先生にお勧めされれば、
素直に従い、直ぐに治療を進めることも時として必要なのでしょうが、
片側顔面痙攣と言う病気は、
『治療方法についてじっくり考える時間がある病気』
『治療方法を自分で選択できる病気』
なので、焦らず、
ボツリヌス治療ボトックス注射について、
じっくり理解する時間を持つことが大切です。


「自分の生活」「自分の生き方」を考えながら、
ボツリヌス治療・ボットクス注射のメリット・デメリット、
継続する期間(一定期間か、将来ずっとか等々)
などについてイメージしてみる必要があるようです。






私自身は、一度もボツリヌス治療をしていないので、
『アンの日記』には、
ボトックス注射については書いてきませんでしたが、
今日は、私が調べていたことをご紹介します。


“体験” “体感”は無しです。



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ボトックス注射とは?(ボツリヌス治療
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自然界に存在するボツリヌス毒素を利用しての治療。
実際に使用されるものは、分解・精製され安全性が確認されたもの。
ボトックスは製品名。
片側顔面痙攣に関しては、2000年より保険適用。

ボツリヌス治療(ボトックス注射)は、
保険適用とは言え 薬剤+施術で2万円程度。
(施設により異なります)

(※グラクソ・スミスクライン社製の
ボツリヌス菌=ボトックスのみ保険適用


片側顔面痙攣患者へのボットクス注射は専用の資格が必要です
美容整形でボトックス注射をしている医師誰もが
施術できるものではありません。




1.注射から効果を感じるまでの流れ

局部に注射(顔の必要箇所に直接注射)
毒素は直ちに神経終末への取り込み開始

毒素の薬理作用は、注射後24時間以内に発現

臨床効果が実際に確認されるのは2~3日後

※薬理効果と臨床効果における時間差については未解明。
※厚生労働省により、患者の事前登録が義務化。
初診時に注射することはできません。





2.効果の持続期間

投与後1~2週間以内に効果が安定し、数か月間持続

つまり、
ボトックス注射は数か月(3~4ヵ月)で薬効が切れます!
ボトックス注射は対症療法であり継続して打つ必要があります。


「注射をしたのに、またけいれんが起こってきました」
とコメントをいただくことがありますが、
それは残念ながら普通の症状なんです。




3.その他

「明日は同窓会だから、今日注射を打とう!」
は出来ないし、効かない。

“きれいに見られたい” “ふつうに笑いたい” タイミングより、
少なくても2~3日前、
できれば1~2週間前には注射を打ちましょう



効果は人それぞれなので、経験・技術がある医師に、
継続して治療を受けることがお薦め。

回数を重ねるほどに“自分にちょうどいい塩梅”
が分かってくるかも。カモカモ


まずはとにかく、
注射、手術、その他の治療を全て行っている、
信頼できる医師・病院を見つけて、ご相談することが大切。





信頼できる医師・病院でご相談するようになると、
それだけでストレスが軽減して「症状が緩和した~」なんてことも
起こるかもしれません。
起こるといいですよね。
   


※片側顔面痙攣は投薬治療も選択肢の一つとされていますが、
私が実際に診察を受けた際には、
専門医たちには全く勧められませんでした。






◆豆知識◆

昨日は、片側顔面痙攣についての新聞記事をご紹介しました。

2015年3月8日 読売新聞 からだの質問箱
『片側顔面痙攣 手術すべきか』
(記事回答者:三井記念病院脳神経外科 尼崎賢一医師)
です。前回はこちら



2015年現在、
片側顔面痙攣の根治治療方法は、頭蓋内微小血管減圧術のみです。


●頭蓋内
微小血管減圧術、脳神経血管減圧術、MVD等は、
表記は異なりますが同じ術式です。

頭蓋内微小血管減圧術の中にも2種類あります。
         インターポジション法 / トランスポジション法

トランスポジション法の方が、治癒率が高く、再発率が低くなります。

病院・医療系サイトで記載されている
「吊り上げ式」「寄せて固定」「間に物を挟まない」etc.は、
トランスポジション法を指しています。




NEW~2017年1月記載~
世界大会を発見!
『ボツリヌス毒素・神経毒素基礎臨床会議~TOXINS~世界会議』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-627.html

これから期待されるボトックス治療について(2016年11月記載)
『ボツリヌス製剤に新しい波~ボトックスは製品名!』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-592.html

現在ボトックス注射を受けているお仲間さんからの情報
『片側顔面痙攣に痙攣に効くサプリメントは・・・』~追記にボトックス情報
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-479.html

もう一度。前回はこちら
「片側顔面痙攣手術すべきか~読売新聞『からだの薬箱』より~」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-234.html

何故か≪痙攣の進行速度≫でこの頁に辿りつくようです。
正しくはこちら
「最初に痙攣がおきてから口元がひきつるまで」
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-253.html



--≪宝箱≫----------------------------------
初めて『アンの日記』をご訪問いただいた皆さんへ

『アンの日記』は、
元片側顔面痙攣患者だった私(2014年完治)が、
手術の詳細な情報(成功の秘訣を含む)を公開しているブログです。
手術をお考えの際は、ご案内頁をご利用ください。

ご挨拶・ご案内頁はこちらから。
『ご挨拶・ご案内~手術の成功率をあげるためにできること』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-121.html

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~ご注意~
先週、たまたま片側顔面痙攣のボトックス注射で有名な医師の
「ボツリヌス神経治療外来」の紙面を拝見しました。
「片側顔面痙攣」の読みが「かたがわがんめんけいれん」となっていました。
正しくは、「へんそくがんめんけいれん」です。
病院・医師のサイト・冊子であっても、重要な間違いが記載されていることがあります。
ご注意ください。
関連記事
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片側顔面けいれん 手術すべきか ~読売新聞『からだの質問箱』より~

正解はどちら?~親知らずを抜歯するか、しないか?~

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