眠りは万国共通。


世界には色々な習慣や価値観がありますが、
眠り”について、
大きな差があると思ったことはありません。





ところが、
オーストラリア出身の文化人類学者ブリギッテ・シテーガ氏によると、
日本人の眠りは、世界的にみてユニークな側面があるとか。

「日本人は、公衆の面前で眠ることに咎めとか、恥とかいう意識が薄い。
治安が良いことと関係しているかもしれないが、
眠ることを悪く捉えないのが日本文化の大きな特徴です。」

とのこと。ヘェヘェヘエ~



眠りする文化は昔からあるようで、
古くは平安時代の絵巻物に、
縁側のようなところで昼寝をしている様子が描かれています。

と、聞いても、
日本人にとっては全然不思議な気がしません。
「気持ちよさそう~」と思うくらい。



日本人は元々、
縁側や炉辺、畳の上や、ゴザの上で(花見の時など!)
気ままに寛ぎ、眠りを愉しんでいました。

他人が眠っている姿を、
「微笑ましいな~」とか、
「疲れているんだな~」とか、
大らかな気持ちで眺めていたような気がします。






日本の眠りのユニーク差が紹介されている反面、
京都大学教授、NPO法人『睡眠文化研究会』の重田眞義氏によると、
睡眠はこうあるべきだ、こういうものが人間にとって好ましい
という思い込みが現代人にはありますね。
戦後の経済合理主義と符合するように、
睡眠を科学的、合理的に理解しようという考えが染みついている。
~省略~
もちろん科学的に正しいものもたくさんある。
けれども、それをはるかにしのぐほど人間の眠りは多様です。
いろいろな眠りがあっていいんだと思った方が、
気楽になるし、眠れるのではないでしょうか」


「一つの科学的真実が人間の行動を全て支配しているわけではない。
眠りは多様だと安心させてくれるのが睡眠文化研究なんです。」

睡眠文化の視点から見ると、
眠るときにまわりに『ねむり小物』を置いてみるのが面白い。
音やにおいなどを含め、そいった物をそばに置くと安心できる。
~省略~
古今東西を探していくと、本当に多様なねむり小物が出てきます」

とのこと。



重田眞義氏は、今後の活動について、
「以前、宇宙食では、人間は科学的にしっかり栄養成分を摂れば
生きていけるとみられていたが、実際には違った。
最近では、宇宙食でもそれぞれの民族や文化的背景を配慮した素材を持っていく。
食の世界では多様性が理解され、楽しまれるようになっている。
同じように眠りも、家族や地域、国家などによって、
さらに時代によっていろいろで、
だから面白いということを伝えていきたいですね。」

と話されています。





現代社会は、
「一日にはこれだけ睡眠をとるべし!」や、
「こんな時間帯は寝るべきではない。」
等々、「べし」「べからず」に捉われすぎているのかも。カモカモ



『眠りは違って面白い』
『それぞれの眠りを愉しもう~』
そんな気持ちも大切にしなくちゃな~
なんて事を考えました。




“愉しむ”は人生を豊かにします。
“楽しみ”は、自分で見つけられるものみたいです。  




あれ?
悪夢の話はどこかに飛んでっちゃいました~



豆 知 識

ブリギッテ・シテーガ氏 
1965年オーストリア生まれ。
ウィーン大学日本学研究所にて睡眠に関する研究で博士号(日本学)取得。
「世界が認めたニッポンの居眠り」(CCCメディアハウス)など著作。
ケンブリッジ大学 東アジア研究所 准教授。


重田 眞義(シゲタ マサヨシ)
2008年より京都大学教授。
京都大学アフリカ地域研究資料センター センター長。

NPO法人睡眠文化研究会 理事。
京都大学、立教大学で担当している
『睡眠文化論』の講義は、学生から人気の講義。

放送大学でも講義されていいます。(2016年度も!)



眠りについて、科学的な方面からの調査報告。
『あなたの体内時計は今何時?~睡眠障害の診断・治療に朗報~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-521.html

『どうしても気になる米の食べる量~米と睡眠の質も関係あり!~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-264.html

『睡眠禁止ゾーン=覚醒度が一番高い時間 ~ あなたはどう使う?~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-129.html

眠れないのは、もしかしたら無呼吸症候群かも。
私は自覚無し。非肥満ですが、無呼吸症候群ですその1~その8で。
『睡眠時無呼吸症候群(SAS)の簡易検査に引っかかりました(>_<)
~自覚無し!非肥満~その1』

http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-247.html


2016年8月 日本経済新聞
『睡眠は文化の一つ 重田眞義さんに聞く』より
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