ストレス繋がりで。


親世代で受けた環境ストレスが、子孫の生存力を高める」
という研究成果が発表されました。



京都大学の発表。
西田栄介 生命科学研究科教授(細胞生物学)、
岸本沙耶 同博士課程学生、宇野雅晴 同特定研究員らの研究グループは、
親世代に低用量ストレスを与えることで獲得される
ホルミシス効果(ストレス耐性の上昇や寿命の延長)が、
数世代にわたって子孫へと受け継がれることを発見しました。

とのこと。
(京都大学HP 研究報告
獲得形質は遺伝する?
-親世代で受けた環境ストレスが子孫の生存力を高める-』より)





線虫を用いた実験では、
成虫になるまでの過程で、
低容量のさまざまなストレスを与えて育てると、
種々のストレス耐性が上昇、寿命が延びました。
(寿命、ストレス耐性が約20%増化)

さらにその耐性や寿命が、
子世代や孫世代にも受け継がれることを確認。ブラボー
(寿命、ストレス耐性約10~20%増化)





『獲得形質は遺伝するか?』の問いには、
親がストレスに打ち勝つと、
その経験によって得たものは子や孫へと受け継がれていく。
“経験”は、単に記憶に刻まれるだけでなく遺伝子にも刻まれる!
そんな風に答えられそうです。 何となくロマン~     




私たちが様々なストレスに耐えられているのは、
ご先祖様のお陰なのかも
はるか昔のご先祖様にも感謝。             







◆豆知識◆

高濃度または大量に用いられた場合は有害となる物質が、
低濃度または微量に用いられた場合には有益な効果をもたらす
という現象がホルミシス


ホルミシスは、生物が環境変化に適応するための手段
の一つと考えられています。





同様に、ストレスが全て“悪者”となるわけではありません。
生物は、ストレス刺激に対して、
ストレス応答を活性化しながら適応することで、
生体の恒常性を維持しています。




今回の線虫を用いた実験では、、
●低用量なストレスは、生物にとって有益な
ホルミシス効果(ストレス耐性の上昇や寿命の延長)を生みだす。
●親が獲得したホルミシス効果は、子孫へと受け継がれる。

なんてことが、証明されました。




線虫は、寿命や老化研究でよく用いられるとか。
素人の私はヘエ~






◆KoKoRoの声◆

“低用量のストレス”
が案外難しい。

一つのストレスを、
“低い”と捉えるか“高い”と捉えるか、
感じ方は様々だし。


“ストレス測定”が正確にできるようになって、
自分にとって“良い塩梅のストレス”が、
数値化されるようになったらいいのかなカナカナ



線虫の実験で分かるのかな・・・。
実験の対象が“線虫”だと言うことが妙に気になってます。




ストレスチェックのアプリもご紹介しています。
『風邪・インフルエンザ予防~ストレス対策も忘れずに~ストレス測定アプリ♪』
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ストレスは全て悪者ではない。上手に利用しましょ♪
『ストレスは生活のスパイス~ 解消するものではなくコントロールするもの 』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-200.html


京都大学HP
『獲得形質は遺伝する? -親世代で受けた環境ストレスが子孫の生存力を高める-』
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2016/170109_1.html

★2017年1月9日 Nature Communications にオンライン掲載。
PDF 『獲得形質は遺伝する?』
―親世代で受けた環境ストレスが子孫の生存力を高める―
http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/research/research_results/2016/documents/170109_1/01.pdf

2017年1月10日日本経済新聞
『苦難越え得た能力遺伝 線虫で確認 ストレス耐性向上』より
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