医療や治療についての文献を読んでいると、
「少し世界に目を向けてみよう」
という気分になってきます。


そもそも、
世界に向けて発信しようとする医療の論文は、
日本の医師の論文であっても英語で書かれます。


なので、
新聞で「○○について発表された」という記事をみつけて、
原文を読もうとしても、
英語の表題が分からない、英語のキーワードが分からないとなると、
なかなか原文に辿りつけないことがあります。
(自動和訳システムを使えば英論文も概要は理解できます


そんな時は、「チェ」っと思って、
あきらめてしまいます。
今となっては、英単語を調べながら検索する
体力も知力も気力も全くありません。



そんなダメダメな私ですが、
今日もカチャカチャと色々検索していたら、
世界各国で開催される様々な学会の予定がわかる、
日経メディカルのサイト
『学会カレンダー:海外開催の学会情報』
に辿りつきました。



2017年1月の予定の中に、
1/18-21スペインのマドリードで開催、
ボツリヌス毒素・神経毒素基礎臨床会議
(TOXINS2017)』
を発見。



調べてみると、
TOXINS2017トキンス2017)とは、
ボツリヌス・その他神経毒の基礎科学と臨床報告の国際会議でした。
(今回が第3回目。前回は2015年開催 46カ国752人参加)

HPによると、
TOXINS2017の科学プログラムでは、
神経毒の科学と治療の実践、基礎科学と臨床教訓、ポスターセッション、
そして数多くの実践的なワークショップでの最新の開発に関する
プレナリーセッションのプレゼンテーションが行われます。
このプログラムは、神経科学、物理医学とリハビリテーション、
眼科、耳鼻咽喉科、泌尿器科、皮膚科学、胃腸病学、疼痛管理の分野の基礎科学者
および臨床医にとって興味深いものです。

とのこと。





医療の難しいことは分からないけれど・・・
ボツリヌス毒素について、その他の神経毒について、
専門の方々が世界中から集まって、
意見交換をされていると知ることは、
患者にとって嬉しいこと、ですよね。



今問題とされていることも(今はまだあります!)、
あっという間に解決されるかもしれません。カモカモ



研究の経緯や医師の活動、医療動向をみていると、
「治らない病気はない」「治療方法は進化している」

と心強く思えます。                





◆豆知識◆◆~その1~

主催した
International Neurotoxin Association(INA)とは、
ボツリヌス菌や他の神経毒に関する理解の促進、
科学研究の発展、教育の支援、を目的とした非営利の団体。


科学者、臨床医、関連する健康および他の医療専門家、
ならびに神経毒の科学および治療的使用に関する一般の人々の間で、
情報およびアイデアを交換するためのフォーラムを提供。
TOXINSカンファレンスやその他の教育活動を組織している

とのこと。(HPより)



Board Of Directors(運営メンバー)として
日本の医師も2人登録されていました。

梶 龍兒(かじりゅうじ)徳島大学教授
日本で初めて、眼瞼痙攣や片側顔面痙攣などの治療法であるボツリヌス治療法行う。
ボツリヌス治療患者数は、国内で有数。
日本ボツリヌス治療学会理事長。
日本ボツリヌス治療学会HPはこちら。



藤永由佳子(ふじながゆかこ)大阪大学微生物病研究所特任教授
いままで不明であったボツリヌス毒素の腸管からの体内侵入機構を明らかにしたと発表
( 2015/02/17 ) 感染症に対するワクチンの開発等の研究。





◆豆知識◆◆~その2~

2017年現在、
日本で認可され、保険適用となっているボツリヌス毒素製剤は、
「ボットックス」(BOTOX・BOTOX VISTA:製品名)のみです。
美容業界では、「ゼオミン」(Xeomin ドイツ メルツ社製/2011年にFDAに認可)
の方がより副作用が少ないとして広く使用され始めています。



ボトックス「BOTOX®」「BOTOX VISTA®」は、
米国法人のアラガンインコーポレーテッド(米国アラガン社)の登録商標です。
日本国内で、この登録商標の使用が許可されているのは、
アラガン・ジャパン株式会社とグラクソ・スミスクライン株式会社のみです。



ボトックス治療の基礎知識はこちら
『片側顔面痙攣のボツリヌス治療~ボトックス注射について~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-551.html

こちらも併せてどうぞ
注目『ボツリヌス毒素製薬剤に新しい波』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-592.html

『片側顔面痙攣の痙攣のしくみについて~薬の効果と限界~』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-306.html
※「豆知識」で梶 龍兒(かじりゅうじ)氏をご紹介しています。


TOXINS2017について
https://www.neurotoxins.org/toxins-2017/

International Neurotoxin Association(INA)のHP
https://www.neurotoxins.org/

日経メディカル 海外学会カレンダー
http://medical.nikkeibp.co.jp/inc/all/gakkai/kaigai/


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