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明けましておめでとうございます。

2017年もお役に立つ情報、
ちょっと面白い“話しのタネ”等々をご紹介したいと思っています。

今年も、『アンの日記』にご訪問下さいませ。





一年の始まりに、心強くなれそうな話題。
(私的には・・・)


妊娠・出産を通し、
母親が実際に変化している様子が分かってきました。


具体的には、最初の妊娠の前後では、
女性の前頭皮質中央と後部皮質の灰白質、
及び前頭前皮質、側頭皮質の灰白質の厚さが薄くなっていることが、
MRIで確認されました。

この変化は、MRI検査の画像を見るだけで、
妊娠経験があるかどうかほぼ判断できるほど明確
だとか。



の変化は“社会的認知に関連する領域”で起っているのですが、
今回の実験では、
母親が自分の赤ちゃんの画像を見るときに活性化される部分”
と一致していることも分かりました。



論文共著者のElseline Hoekzema氏によると、
「これらの変化は、女性細胞が少なくなるというよりも、
シナプス剪定のメカニズムを反映している可能性があります。
少なくても部分的に、弱いシナプス結合が排除されて、
より効率的で専門的な神経回路網になっているのです」

他の共著者Erika Barba氏によると、
「これらの変化は、母性の課題を管理するために
必要な機能に関連する領域で起っている」

とのこと。

つまり、
母親の変化は、
我が子の感情に敏感に反応して、
我が子に必要な世話ができるように、
母親業用に脳の一部が作り替えられていると考えられる

ってこと。ブラボー すっごい!




女性の脳の変化は、
自然妊娠か人工授精かは関係なく起きていて、
少なくとも産後2年以上続いていることが確認されています。
(灰白質は薄い状態で維持される。
ただし、記憶に関連する「海馬」だけ灰白質の容積が一部回復。)


思春期の子育てに悩んでいる母親たちは、
「脳を変化させてまで、頑張って子供を育ててきた」
って、自信を持ちましょうね!






男性については、
子育てを一緒にしていても脳の変化は見られないとか。


『イクメン』と言う造語ができる程、
子育てに関する男性への期待が強くなている今は、
ちょっと余計な話題だったかも。ゴメンナサイ




今回の研究は、
妊娠前と妊娠後の女性の脳の構造に着目した初めての臨床研究で、
女性の脳のさまざまな変化を計5年以上にわたって観察したものです。
MRIの精度が上がったことによって分かることも多そうです。
今後の“脳研究”に興味深々。ワクワク




人間の脳は、環境・状況によって変化している。
意識していなくても、人は常に対応を試みているんです。
ガンバッテル
今日も一歩。

自分なりに一歩前へ
   



このお話し、好きなんです。読んで欲しいいです~
『母と息子の一生の絆~チンパンジーの話』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-506.html

女性は生き方がお上手な、ハズ
『女性は脳を成長させることが上手~自分を振り返り、脳の柔軟性を増す』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-575.html

無意識に脳の“癖”が出ているのかも。

『楽してる?それとも生きる知恵?~脳の癖を知る~行動経済学より』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-580.html

脳はの癖を知ると簡単に癒されそう
『癒しの1/fゆらぎ』
http://20140403az.blog.fc2.com/blog-entry-328.html


原題:『Pregnancy leads to long-lasting changes in human brain strucuture』
(2016; DOI: 10.1038 / nn.4458)
バルセロナ自治大学他共同研究。
ネイチャーニューロサイエンス(Nature Neuroscience)に掲載。

2016年12月19日 ScienceDaily。 ScienceDaily、
『Pregnancy leads to changes in the mother's brain』より
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